ヘルキャットとデーモンを持つ世界的に見ても希少な存在!

クーペ
ダッジ
チャレンジャー
Let's Enjoy CHALLENGER
WORK
アメマガ2020年10月号
WORK EMOTION
ラグジ
岐阜県
チャレンジャーSRTデーモン
エッジカスタムズ
チャレンジャーSRT Hellcat
2018 Challenger SRT Demon
2017 Challenger SRT Hellcat EDGE CUSTOMS Challenger S
Let's Enjoy CHALLENGER -かっこいいが一番楽しい
2018 Challenger SRT Demon
2017 Challenger SRT Hellcat EDGE CUSTOMS Challenger S
ヘルキャットからデーモンに乗り換えたが、縁あって再びヘルキャットも所有するようになった佐々木さん。チャレンジャーという沼に、どっぷりハマってしまったようだ。
自作エアロを製作しオンリーワンを実現!
コアなチャレンジャーオーナーなら、「北海道にデーモンとヘルキャットを所有しているすごい人がいる…」という、都市伝説めいた話を耳にしたことがあるのでは?実はその人こそ、ここで紹介する佐々木さんだ。元々アメ車に興味はあったが、どちらかと言うとビンテージモデルの方が好き。とはいえ信頼性などを考えると、購入までは至らなかった。そんな時に出会ったのがチャレンジャー。快適性などを考えるとこれでいいのかなと思い、ヘルキャットの日本上陸第一号車を購入している。
その後デーモンがアナウンスされると佐々木さんはラグジ・島澤氏に連絡。「デーモンって、手に入るの?」と。そんなリクエストを受けて、島澤氏が動かない訳が無い!かろうじて見つけ出したのがこのデーモンで、こちらも日本上陸第一号車だったのは因縁めいた話でもある。
そのデーモンを19年の東京オートサロンに出展するため、惜しげも無くカスタマイズを実施。フロントリップと一体になったオーバーフェンダーや各部をスムージングしたスタイルは、いわゆる漢気仕様で、実は佐々木さん自ら製作したもの。「既製品でカスタムしてもクローンが産まれるし、やっぱりオリジナルのクルマに乗りたいからね」とにこやかに語る。
ちなみに最初のヘルキャットは既に手放しているのだが、では後ろのイエロージャケットは一体何?となるだろう。ラグジが製作したB5ブルーのチャレンジャーがワイルドスピードの劇中に登場するのは誰もが知っていると思うが、実はこのイエロージャケットのヘルキャットは、ワイルド・スピード・スーパーコンボに出演するはずだったクルマ。ハワイ諸島まで撮影で持って行ったものの、諸般の事情でお蔵入りに。
映画のプロデューサーから島澤氏に「いいクルマだから大事にしてほしい…」と言う旨のメールが届いたそうだが、そんな話を聞いたら佐々木さんは「これは売ってはいけないクルマ! 誰かが保管しなければ!」と思い、再びヘルキャットを所有することを申し出た。
デーモンとヘルキャットを個人で所有する人は、世界中でもそう多くないだろう。なので2台の違いを聞いてみると「デーモンの方が加速力を重視しているからか、軽い気がしますね。スーパーチャージャーの音も大きく、燃料が濃い目なのかしっとりしたエンジンサウンドです。燃費は意外なほど良く、無闇にアクセルを踏まなければ10km/ℓぐらいで走れますよ」と、貴重な話を教えて頂けた。
とはいえ、クルマを走らせるよりイジる方が好きと語る佐々木さん。デーモン購入で付属する純正工具箱には、840馬力を発揮できるECUも入っているので、近いうちにデーモンの真の姿を発揮させようとしており、まだまだお楽しみはこれからの様だ。
似て非なる2台を所有することでそれぞれのキャラクターを知る
2018 DODGE Challenger SRT Demon
ラグジのEDGE CUSTOMS チャレンジャーSをさらに延長&大型化した様な、オリジナルのエアロパーツが佐々木さんのデーモンの最大のポイント。スポイラーと一体でデザインされたフェンダーは、スムージングも施されており、まさに赤い悪魔の様な姿だと言える。
ボンネットにはさりげなくデーモンマークをあしらう。ホイールはWORK・CR3Pで、フロントは11.5J、リヤは14Jを組み込む。低いシルエットを追求するため、サスペンションはエアサスに変更。
エンジン関係はエアクリーナーを交換している程度で、基本的にノーマルのまま。現時点では去勢されている様な状態なので、近い内に840馬力仕様に変更するとか。インテリアはノーマルそのものので、特に変更点はない。
2017 DODGE Challenger SRT Hellcat
タイヤの上側だけを覆う、独創的な形状を採用するEDGE CUSTOMSのチャレンジャーSオーバーフェンダー。フロントタイヤは285/30R20で、リヤは345/25R20 へと変更。サスペンションはもちろんエアサスに変更し、圧倒的なオーラを見せつける。
ホイールはもちろんWORK・CR3Pで、この様な超ド級のカスタマイズにも対応できるサイズバリエーションが最大の魅力。デーモンとタイヤサイズは同じで、フロントは285、リヤは345を装着する。単なるパネルの様なサイドスカートが多い中、EDGE CUSTOMSのサイドスカートは、立体感や造形美という言葉がふさわしいほど、複雑な形状を採用する。マフラーは純正のままだが後方に延長しており、存在感を強調する。
エンジンルームやインテリアはフルノーマルの状態。ヘルキャットは保護した様な存在で、佐々木さんは、カスタムするのはデーモンと使い分けているそうだ。
Owner:佐々木 穣さん
LUXZ【ラグジ】
TEL:058-259-3922HP:https://luxz.jp
写真/浅井岳男
文/空野稜
アメ車マガジン 2020年 10月号掲載
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