ヘルキャットフェイス移植を黒基調でシンプルにメイクしたチャージャーR/T

2017 DODGE CHARGER R/T
EXTREME CUSTOMS 「自分色に染め上げる」それがカスタムの醍醐味
2017 DODGE CHARGER R/T
チャレンジャー人気の陰で秘かに今人気急上昇中の現行型チャージャー。旧モデルとは異なるシャープで洗練されたフェイスに拍車をかけるが如くヘルキャットフェイスへとスワップして、黒を基調に仕立て上げるタキシード系カスタムの真骨頂に迫る。
黒×赤の黄金比で洗練された印象へ
エクストリームカスタム、すなわち究極と名の付くカスタム企画としては少々大人しい印象のチャージャー。派手なボディカラーでもなければガルウィングといった分かりやすいインパクトを放つギミックも見当たらない。しかし、カスタムを突き詰めていくうえで不要なものと必要な物を嗅ぎ分け、厳選して手を加えていくことはある意味で究極である。それが20代前半の若いオーナーであればなおさらである。紹介するゆうへいさんは現在24歳、まさにそんな若きオーナーの一人だ。
チャージャー購入のキッカケは、4ドアセダンの輸入車を条件に物件を検索していて一目惚れし、たまたま在庫があるというショップに興味本位で見に行ったら瞬く間にハートを射止められて即決で購入したそうだ。あらかじめ自分の中に合ったコンセプトは黒基調でシンプルにカスタムすること。
手始めにヘルキャットフェイスへのスワップから始まり、シンプルなリムデザインの5スポークにコンケーブデザインで絶妙なアクセントを取り入れたROHANA RC22インチホイールをインストール。フェンダーとタイヤの見事なかわし技による履きこなしと、チラッと除く赤いブレンボブレーキキャリパー&ドリルドローターの組み合わせも実に好印象。インテリアは思い切って赤一色で仕立てつつ黒い刺繍を取り入れるなど、コンセプトが明確で隙のないカスタムセンスはお見事。
20代前半となるとアレもコレもと過剰に装飾したくなるものだが、手数の多さに頼ることなくブレずに直向きにチャージャーと向き合う姿勢は眼を見張るものがある。
レッドレザーにチャージャーの刺繍を取り入れたインテリアがボディカラーの黒とのコントラストで映える。BCレーシングのBRコイルオーバーキットRSタイプを採用する足回りで、ROHANA22インチをフロント265/30R22、リア295/25R22の異径でフェンダーをギリギリかわす様に加工して履きこなすリア斜め45度からのアングルはコンケイブと太履きが見事に主張されて美しく、シルエットで魅せるカスタムの奥深さなるものがある。
OWNER:ゆうへい
Grace cab【グレイスキャブ】
TEL:0568-35-7790HP:http://gracecab.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載
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