豪快なワイドフォルムで、圧巻のオーラを放つマスタングコンバーチブル
2012 FORD MUSTANG CONVERTIBLE
EXTREME CUSTOMS 「自分色に染め上げる」それがカスタムの醍醐味
2012 FORD MUSTANG CONVERTIBLE
アメリカのTOPPOが製作したワイドボディを自分色に染める
豪快なワイドフォルムとディープリムから溢れ出す存在感が、圧巻のオーラを放つマスタングコンバーチブル。アメリカで製作された車両をただ日本へ持ち込むだけじゃなく、オーナーの個性やアイデア、そしてイメージを惜しみなく取り入れたオンリーワンカスタムの魅力に迫る。
クビレのない独創的なフラットワイドフォルム!
ここ数年のトレンドと言えばワイドボディキット。チャレンジャーを筆頭に超ワイドフェンダーをまといディープリムを履きこなすスタイルは本国でも日本でもトレンドのスタイルとして定着している。しかし、そのほとんどはフェンダー部分を膨張させつつウェストラインにクビレをもたらす、C3などにありがちなクビレを強調させたグラマラスボディが主流。そんな定番を払拭させるかの如くアメリカのTOPPOが製作したワイドボディをまとうのが紹介するマスタングだ。
もはやシルエットだけではマスタングと判別不可能なレベルにまで造型が変貌を遂げており、ドアを開けるとフルサイズSUVのサイドステップ幅を超える厚みを誇るこのワイドボディキット。その独創的なフォルムに魅了されてグレイスキャブが仕入れた車両を見て一目惚れ。コレをベースに自分の思い描くマスタングのワイドコンバーチブルを製作したいと即決で購入したオーナー。
特筆すべきは白黒基調のモノトーンカラーコントラストの中に上手く融合させたワンオフメッシュグリル、CSD社製8ポットキャリバー、社外ヘッドライトなど細部へのこだわりだ。チャージャーにも通じる話ではあるが、決して色や装飾物で誤魔化さないシンプルさと、シンプルでありながらも主張の強い部分を引き出す味付けが絶妙に脚色されていることである。クビレのないワイドボディはそれだけで存在感があり、それ相応のアクセントを添えるのは至難の技。この足し算引き算がカスタムセンスを問われる最重要項目であり、グレイスキャブの腕の良さが際立つ瞬間と言って良いだろう。
フロントバンパーからフェンダーへとナチュラルな造形美でリアエンドまでワイドシルエットを生み出すTOPPO社製のワイドボディ。ワンオフメッシュグリルにフォージアートのエンブレムが似合う。キャンディレッドにペイントされたダッシュパネルとツートーンで赤を取り入れたカスタムインテリアも特筆物だ。
ユニバーサルエアー社の2輪独立エアサスを採用して、フロント245/30R22、リア335/25R22の極太タイヤをディープリムなFORGIATO MARTELLATOで履きこなすボトムスは圧巻。ホイールをボディとマッチする様に白黒基調として、CSD社製の赤いブレーキキャリパーの存在感を絶妙に際立たせる。
OWNER:Sheland
Grace cab【グレイスキャブ】
TEL:0568-35-7790HP:http://gracecab.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載
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