やると決めたら一直線、何事も全力で楽しむアグレッシブな美容師のアメリカンライフに迫る!

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アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫

タンドラ SR5

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アメマガ2021年4月号

アメリカンライフ

HAIRSTYLIST × 2018 TOYOTA TUNDRA
AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 07

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 07


HAIRSTYLIST × 2018 TOYOTA TUNDRA TAKAYA MUTO

愛知県一宮市で美容室を営む武藤さん。アメ車にハーレー、スノーボードにアウトドアと、どれも中途半端にせず全力で楽しむ姿勢はある種の憧れを抱く。そんな彼が人生においてもっとも大事にしていることが直感と探究心。やりたいことに素直でいるからこそ、周りを笑顔にする術を知るのだ。

友人の髪を切って誉められたことをキッカケに始めた美容師

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武藤さんが美容師を目指し出したのは21歳の時。それまではプロスノーボーダーを目指していたそうで、高校卒業後はシーズンになると長野県の車山高原スキー場で住み込みのアルバイトをし、日中は駐車場の警備員などの仕事をこなし、オフの日やナイター営業のある日は時間の許す限りゲレンデで過ごす日々。寝ても覚めてもスノーボードのことで頭が一杯で、後から来たアルバイトの子がサラッとバックフリップをメイクしたりすると、それに追いつき追い越すべくがむしゃらに特訓を重ねてやり遂げるなど、負けず嫌いを絵に描いた様な性格。


だが、シーズンオフの間に暇を持て余して友人の髪を切ったことが大きなターニングポイントとなる。今まで美容師なんてまったく興味のなかった彼が、切った後に友人が喜び、褒め讃えてくれたことで「あれ? 俺イケるんじゃね!?」と美容師魂に火がついた。21歳から資格習得のために通信で勉強し、初めて美容室へ勤務した時にはそんな甘いもんじゃなかったと現実を知るが、それでも一度やると決めたからには一直線。

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スノーボードは趣味としながらも美容院に勤務をする傍ら、月曜日定休の特権を生かしてゲレンデに毎週通ったと言う。その後、「TJ天気予報」という名の美容室に転職して数年実績を積み、そこの上司だった妻と結婚。32歳の時に現在の店舗「SUN PLUS」を夫婦で開業した。独立して軌道に乗ったら叶えたかった夢の一つが本物のアメ車に乗ることだ。


免許を取得して間もない頃からカルディナやアコードワゴンでゲートスムージングやローダウンを施してウーファーを搭載するなど、とにかくカスタムカーが好きで毎月雑誌を購読しては「アレがいい、コレもいい!」と憧れており、その最高峰がアメ車だったと言う。


そんな念願の初アメ車として7年ほど前に購入したのがシエナだ。ミニバン感覚で乗れるシエナの4WDはとにかく快適で何不自由なかったが、年々増え続けるアウトドア用品の積載に限界を感じていたところで出会ったのがタンドラ。


しかし広大なベッドスペースでも許容量は足らず、シャッター式のトノカバーでは雨水が侵入してスノーボードのウェアや着替えを積むには不便。そんな折、シェルという便利なアイテムが存在するのを知って即導入。「シエナの方が良かった! デカすぎる…」と当初は不満を漏らしていた家族も、キャンプやスノーボードをこなすうちにすっかり歓迎ムードへ。前3人、後ろ3人の乗車スタイルで乗ると新鮮で、新設したシェル上段の空間もお気に入り。何よりも普通のクルマじゃ味わえない目線を喜んでくれるそうだ。


お父さんとして、美容師として、そして趣味人としてすべてを全力で楽しむ武藤さんのアメリカンライフは、家族みんなでその楽しさを共有することに意義があり、人生を謳歌する少年の様な笑顔は、家族を明るく照らす太陽そのものである。

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21歳の時に美容師になると決めてから通信で資格を取得し、2店舗の美容室で美容師としての経験を積んだ後、32歳で妻と共に開業。SUN PLUSの由来は太陽の様に明るく、優しく照らし、お客さんを元気にできる様な美容室でありたいとの思いからだ。ちなみに本誌の発売日が開業してちょうど10周年という節目で、偶然とは思えない奇跡的なタイミングで取材を受ける武藤氏はやはり、なにか持っているのであろう。

2018 TOYOTA TUNDRA

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初めてのアメ車は逆輸入車のシエナで、常連のお客さんがシエナに乗りたいと話しているのを聞いてネットで検索したら一目惚れして購入したとのこと。その後お客さんを含むシエナ仲間が軒並みタコマに乗り変え、それにつられる形でトラックを探すも3姉妹と妻+αの乗車定員を考慮した結果、タンドラの6人乗りが条件を満たしたので即決。


フロント2インチ、リア1インチのリフト量でアウトドアでも悪路走行でも支障を来たさないギリギリのタイヤサイズ(34×12.5R18)のBFグッドリッチではかなりマニアックなサイズを夏用タイヤとしつつ、シーズン中は常時スタッドレスを履く。シェルは二分割してキャンプ用品やウェア、ボードを効率よく積載できる様に工夫を凝らし、撮影時の様な吹雪の時はこのスペースで休憩や食事をとることも多い。

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ハーレー歴は28歳の時に乗った01年型スポーツスターにはじまり、32歳で交通事故に遭ったことをキッカケに09年型FKHXへ乗り換えた後、生まれ年のモデルである78年型FLH1200ショベルを集大成として一生所有するつもりで購入したものの、毎度の儀式であるキック始動で股関節を痛めてしまい、仕事はもちろん趣味にも支障をきたしてしまうと断念。それでもバイクはやめられず現在は07年型のソフテイルクラシックをシングルシート×キャリアスタイルでソロキャンプやツーリングを嗜みながらも、いずれ3姉妹の誰かがハーレーに興味を持ってくれて、一緒にツーリングするのが夢の一つだ。


SUN PLUS Hair Design

住所:愛知県一宮市柚木颪東流2
TEL:0586-64-6750
営業時間:平日/9:00~19:00
日・祝日/9:00~18:00
定休日:毎週月曜日, 第2 火曜日, 第3日曜日
駐車場:7台

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PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

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