トヨタのタンドラって何がスゴイ?逆輸入車の知名度を押し上げた初代を解説

トヨタの「タンドラ」といえば、言わずもがな欧米でも絶大な人気を誇り、日本の「アメ車」として有名な逆輸入車だ。特にタンドラは第二世代がフォーカスされがちだが、この地位を築き上げたのは初代あってこそ。今回はそんな初代モデルについてご紹介。
Text & Photos|アメ車MAGAZINE編集部
アメ車マガジン 2019年 1月号掲載
この記事で紹介する車の情報
車種 :2000y トヨタ タンドラ SR5
ショップ:コロンブス
TEL:042-332-0035
HP |
https://columbus-japan.com/
タンドラと聞いて真っ先に思い浮かべるのは第二世代ではないだろうか?しかし、初代モデルのチャレンジなくして今の状況はない!サイズを拡大し、エンジンにV8を投入して挑んだ意欲作。そんな柔和なベビーフェイスがとても魅力的である初代モデルについて語っていこう。
タンドラのその他のおすすめ記事
タンドラの新色キャバリーブルー、ピックアップもカラーで楽しむ
タンドラも2018年モデルからあらゆるハイテクデバイスを装備
北米フルサイズトラック市場に挑んだ初代モデル
アメリカのピックアップトラック市場では今や押しも押されもせぬ存在となったタンドラ。威風堂々としたフォルムに洗練されたインテリアを備えて、確固たる地位を築いている。
しかし、それは米ビッグスリーのフルサイズピックアップトラックの牙城を崩すべく真向勝負を挑んだ第二世代からの話。
トヨタ「タンドラ」の第二世代ではなく初代を深掘り!
初代モデルは1999年に市場へと投入されており、モデルイヤーは2000年が最初となる。前身であるT100はサイズが小振りかつV6エンジンのみということがネックとされていたために、それらを改善するべくボディを拡大し、エンジンはV6だけでなくV8もラインナップ。
スタイリングもスクエアなT100に対して、丸みを帯びた柔和なフォルムを特徴とする。
そして駆動方式は4WDということでリフトアップされているのがポイント。
さらに内外装ともにリフレッシュされているため状態は申し分なし。
【撮影車両スペック】
初期型となる2000年モデル
グレード:SR5
エンジン:4.7ℓ/V8
トランスミッション:4AT
トヨタ「タンドラ」初期型 2000年モデルエクステリア
撮影車両は両サイドとも観音開きとなるアクセスキャブ。
キャブバリエーションはレギュラー、アクセス、ダブルの3タイプ。
LEER 製のハードトノカバーが装着されているため、荷物を雨風から凌げるとともにキーロックも備えているため安全性もバッチリ。
ベッドライナーはRUGGED LINER製。
トヨタ「タンドラ」初期型 2000年モデルインテリア
シート周り
シートはモケットのベンチタイプで6人乗り。
エンジン周り
5VZ-FE型3.4ℓ/V6(190hp)と2UZFE型 4.7ℓ/V8(245hp)の2機種のエンジンラインナップでスタートした初代タンドラ。撮影車両が搭載しているのは4.7ℓ/V8。
2005年以降は、V6エンジンが排気量を拡大して4.0ℓの1GR-FE型(236hp)へとスイッチ。4.7ℓ/V8は出力を見直して最終的には271hpまでアップ。
トランスミッションは当初5MTと4ATという設定であったが、エンジン同様2005年に見直され、6MTと5ATへと変更されている。
トヨタ「タンドラ」初期型 2000年モデル足回り
フロント2.5インチ、リア2インチのリフトアップを施し、ビルシュタインショックを組み合わせたサスペンションに、ボトムスにはニットー・トレイルグラップラー(LT285/70R17)×プロコンプエクストリームホイールをセット。
以前取材したT100は1998年モデル、そして今回撮影したタンドラは2000年モデルということで、共に20年が経過しているわけだが、今見ても衰えない魅力的なスタイリングの良さに惚れぼれしてしまった。
最新記事

2023/12/04
色のコダワリは無いが、何故か黄色のチャレンジャーを3台乗り継ぐ
走れるチャレンジャーカスタムを提案するCARBOX。ヘルキャットオーナーの竹林さんは、実はこの車両が3台目のチャレンジャーだったりする。
2023/12/01
道なき道の先の目的地へ、クルマ選びは走破性最優先!ラングラーアンリミテッドサハラ
「Jeepとアウトドアは相性が良い」。そんな生温い話ではなく、一歩間違えれば死を覚悟して挑む過酷なクライミングに挑戦し続ける週末冒険家の藤本さん。そんな彼が愛用するラングラーが生々しくてカッコいい!

2023/11/30
半世紀を超えてもなお、ファンを魅了し続けるベビカマ
2ℓ搭載がスタンダードになった現代版のシボレー・カマロ。決して現行モデルが物足りない訳じゃない。扱いやすさに快適性、燃費にパフォーマンスと、何を比較しても半世紀前のモデルの比じゃない。それでも魅力的に映えるカマロのファーストモデル。通称「ベビカマ」。その魅力に迫る。
2023/11/29
走りが楽しいクルマだから、潜在能力を引き出したい!【2016 チャレンジャー392スキャットパック】
見せるカスタムを施したチャレンジャー数多くあるが、マッスルカーらしく走れるチャレンジャーを提案するのは、広島CARBOXがその最右翼。今回はマッスルカーの本質を楽しむ、オーナーを紹介しよう。