内外装ともにド派手にまとめた新たなるコルベットメイク術

2002 CHEVROLET CORVETTE
EXTREME AMERICAN
2002 CHEVROLET CORVETTE
初代から最新まで、どのモデルでもコルベットの人気は高い。中でも比較的入手しやすいC5を初のアメ車として購入したオーナー。そこにとびきり派手なアメリカンカスタムのエッセンスを盛り込み、アイデンティティを確立!
30後半で入手、40半ばで完成に至った永遠の相棒
アメ車に乗る楽しさ、そしてカスタムする楽しさは、いくつになっても心を躍らせてくれるものだ。C5コルベットをひょんなことから手に入れた136さんも、アメ車とカスタム、2つの魅力に取り憑かれてしまった一人だ。彼がコルベットを手にしたのは30代後半のとき。スポーツカーが好きだったこともあり、人生初のアメ車オーナーになることを決意する。「実際に乗ってみると速いのはもちろん、軽快で燃費もいい。トラブルも少なく、すぐに気に入りました」と、第一印象からツボにハマったとのこと。
彼のコルベット最大の個性はそのカスタムだ。どちらかといえば走ることを優先に考えるオーナーが多い中、136さんはド派手なアメリカンスタイルを積極的に取り入れる道を選んだ。ボディカラーはクリアを吹かずに寸止めしたマットゴールド、ホイールは色変えしたレクサーニの20インチ、インテリアはワインカラーで総張り替え、サスペンションにハイドロリクス搭載と、その充実ぶりには唖然茫然だ。
おかげで2020年12月に開催されたカーショー「X5ファイナル」にて、インポートフルカスタム1位を獲得するほどの実力を備えるまでに。 「コルベットでこういうスタイルにする例が少ないせいか、批判も受けるのですが、アメリカンカスタムはやめられません(笑)。もう自分は40代半ばの歳になりましたが、まだまだ楽しんでいきますよ」と、生涯現役を宣言。これからも自分と周囲の目を楽しませ続けてくれるに違いない。
クリアを吹いてツヤありゴールドに塗るつもりだったが、この状態が意外とハマっていたことからクリアなしのマットゴールドに予定変更。US用レッドテールにスモークをかけて、マットボディの質感とトーンをそろえた。20インチのレクサーニR-4のスポークもゴールドでペイントして、カラーコーデは万全だ。
内装は兵庫県のG HEXに全部お任せで製作。ワインカラーのレザー、アルカンターラ、モケットを場所によって使い分け、単調に見せない仕掛けを披露している。ステアリング中央にコルベットのマークをプリントで描いたり、シートのステッチやパイピングにまでトリックを盛り込む。
ラゲッジスペースに収まるのは、スキッパーにてワンオフ製作したハイドロリクスとキッカーの10インチサブウーファー×4、アンプ×2など。アキュエアーのマネージメントシステム組んでいるため、スイッチ1つで任意の車高へのアップダウンが可能となる。
OWNER:136 さん
HAMMER DESIGN
TEL:029-957-1467
URL:https://hammer-design.com
Photo:渡部竜征
Text:佐藤アキオ
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載
最新記事

2023/09/29
アメ車と、仲間と戯れる、最高の空間を手に入れた夫婦
夫婦でそれぞれクルマを所有しているのは珍しいことではないけれど、それが共にアメ車となれば話は別。さらにガレージ、アメ車が10台以上止められる広い敷地、これはもうアメ車乗りの理想形が詰まっている!

2023/09/28
汚して使い倒してこそが、トラック(シルバラード)の正当な乗り方!
アメ車のことはまったく知らなくても、乗り出したことでどっぷりとハマるなんていうパターンはよくある。紹介する小野さんもそのひとりで、シルバラードに乗り出してからは充実したアメ車ライフを過ごしている。

2023/09/27
やっぱりGMが好きなので、迷わずシルバラードを選ぶ
それがいつのことか、どこだったのかまったく思い出せないが、街を走るアメ車の四駆を見て「カッコイイ!」と思った三河さん。その刷り込みが非常に強く残っていたことで、今にして思えばそれがアメ車ライフの始まりと言える。

2023/09/26
【グランドワゴニア / ラングラールビコン】392ciのV8を搭載する、正反対なキャラクター!
ここ数年、アメ車にもエンジンのダウンサイジング化の波が押し寄せている。だが、そんな時代の流れに抗うかのように登場した、ラングラールビコン392とグランドワゴニア。エンジンこそ同じだが、まったく異なる2台を紹介しよう。