直6エンジンを搭載のエコノラインE350は働くクルマとして活躍中

1995 Ford Econoline E350 Cargo Van
Let's Enjoy Van Life! AMERICAN VANS -いまこそVANに乗ろうじゃないか!!-

1995 Ford Econoline E350 Cargo Van
実際にワークホースとして活躍、フルパネルのガテンなエコノライン
リアガラスなしのフルパネル仕様のエコノラインというガテンなブルーオーバル(FORD)車は最もリアルなアメリカを感じる。タイヤサイズも含めてストック状態のまま、実際にワークホースとして活躍する姿がクール。エコノミーなトラック直6エンジン搭載でフレンドリーなのもポイント大!
直6エンジンを搭載のE350は働くクルマとして活躍中
日本でフォードは、メイクスとしてはある意味最もメジャーながら、実際のシェアでは少数なうえ、モデルが極端に偏っていいる。バンにおいてもシェビー、GMC、ダッジが主流で、フォードはマイナーな存在。しかし、アメリカでのシェアではむしろフォードがメジャーな存在。とくに、コマーシャルビークルとして商業で活躍する車両では、フォードが目立つ。それだけに、こんなスタンダードなパネルのEバンこそ、アメリカらしさを感じる。
リアガラスのないフルパネルのカーゴバンは、狭い日本国内では敬遠されがちだが、アメリカでは最もスタンダードな存在。タフでガテン系でのニーズが高く、日常に溢れた存在となっているのだ。パネルバンならではの表面積の多さをいかして会社のロゴや商品をアピールするケースも多いが、オーソドックスな白ボディのストック状態がまた、リアルなワークホースらしくて好感がもてる。
搭載エンジンにおいても、日本では「アメ車=V8」という印象が強いが、実際にはスタンダードの直6が主流だったりする。この個体もトラック6こと4.9ℓ(300ci)の直6エンジン搭載車。その排気量にしろ、150hpの最高出力にしろ、必要にして十分。市街地では荷物を満載状態でも6km/ℓ、高速巡航では8km/ℓとエコノミーだったりする。耐久性と信頼性の高さでも人気があるのだ。
この個体は、実際にスクラップの回収や運搬など仕事で活用したり、趣味のバイクを積んで長距離トリップを楽しんだりと、アメリカ的なオーナーの付き合い方が、このクルマの魅力に直結している。
リアガラスなしのフルパネル仕様のエコノラインというガテンなブルーオーバル(FORD)車は最もリアルなアメリカを感じる。タイヤサイズも含めてストック状態のまま、実際にワークホースとして活躍する姿がクール。エコノミーなトラック直6エンジン搭載でフレンドリーなのもポイント大!
リアガラスの無い完全なパネルバンというのがいかにもアメリカ的。リフレクターを含めたステッカー類もまたアメリカ的で、オーナーの趣味が反映されている点でも◎!サイドミラーは本来の角型から、後期型にアレンジ。ルックスの良さと視認性の良さもポイント。
ホイールはハブキャップをセットする純正のスチール。FORDのロゴも主張のない極めてシンプルなデザインがワークホースには似合っている。タイヤは純正の標準サイズに則って新調した。ROADSTONE(245/75R16)。
カーゴスペースには内張りなどは一切ない、パネルバンでは最もスタンダードな状態。セカンドシートを装備する5人乗車仕様。ダッシュやドアパネルは必要最低限の装備のスタンダード車ならではの質素なデザインに、アメリカらしさを感じる。タイダウンや牽引ロープなどの装備品も、さり気なくアメリカ製で統一。
ガソリンエンジンではラインナップ内で最もスタンダードなトラック6こと4.9ℓ(300ci)の直6を搭載。直列6気筒というとプアーな印象を受けるが、排気量もパワーも十分なうえ、エコノミーでフレンドリーなのが魅力。ちなみにV8でのスタンダードであるウィンザーも4.9ℓ302ci)。
アメ車マガジン 2021年 10月号掲載
最新記事

2023/09/22
稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!
1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。

2023/09/21
ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!
最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

2023/09/20
【ダッジ・チャレンジャーのオーナーを取材!】こだわりの愛車とカーライフを総まとめ
ダッジ・チャレンジャーといえばただの交通手段ではなく、夢と冒険の象徴となる魅惑のクルマ。映画やカルチャー、知人からの影響など、様々な出会いから始まり、カスタムへのこだわりや、ライフスタイル、走行のパワフルさなどいろいろな魅力に沼っていくオーナたち。今回はそんなダッジ・チャレンジャーのオーナーたちのこだわり、魅力をまとめて一挙にご紹介しよう!

2023/09/20
【ジープ グラディエーター】遊びに使うことに特化した、ある意味スーパーカー
JLラングラーが空前のヒットを続けており、それに続けとばかりに日本で正規発売されるJTグラディエイター。ただボディを伸ばしただけはない本気度が感じられるモデルだ。