ワークショップとカフェを開く将来を見据えた理想の家造り

HOUSE

アメリカンハウス

アメマガ2021年10月号

アメリカンライフ

Let's AMERICAN HOME

ジェネラルアメリカンホーム

Let’s AMERICAN HOME


OWNER: 長谷川さん夫婦

映画て見たアメリカンハウスに憧れ、マイホームのリフォームを検討した長谷川さん。だが紆余曲折、老後の将来設計と理想の家を両立するために、2度目のマイホーム建築をジェネラルアメリカンホームに依頼したのだった。

旧邸で感じたストレスを解消する間取り

スカイブルーのラップサイディングとホワイトのコントラストが、青空に映える長谷川さん邸。実は長谷川さん、この住宅が二度目のマイホーム建築となる。一度目は某大手ハウスメーカーによる注文住宅で、アメリカンデザインではなくモダンスタイル。長年住みお気に入りのデザインではあったが、20才の頃からアメ車に乗るなど「アメリカ」が好きだった長谷川さんは、ネットや映画で見た「アメリカンハウス」に憧れを持つようになり、思い切って代名詞のラップサイディングを使った外壁のリフォームを検討する。

_K2A2265

しかし建築したハウスメーカーでは対応してもらえず、とある施工業者に相談。だがそこも「ラップサイディングと言っているのに、持ってくる見本はレンガ調だったり、他のものを進めようとしてきたんです」。そんな対応が続き、半ばリフォームは諦めかけていたが、ネットで「アメリカンハウス」や「サーファーズハウス」で検索すると、理想のラップサイディングを取り入れた住宅をデザインするジェネラルアメリカンホームというハウスメーカーがあることを知り、すぐに連絡。


当初は外壁だけのリフォームが可能かの相談で訪問したが、見本となる住宅を幾つか見学させてもらうと、ラップサイディングだけではなく、細かい部分にもリアルアメリカのデザインを取り入れた住宅に感動を覚えた長谷川さん夫婦。「単に外壁をラップサイディングにしただけでは、こうはならない。やっぱり建て直すべきか…」。だが現実的に、建て直すとなると引越しも複数回必要となり、そもそも大きなお金が必要となる。

_K2A2489

夫婦会議を重ね、夫婦が一番重要視したのが老後の将来設計だ。共に現在は本業を持っているが、長谷川さんは趣味の延長で始めたウッドペンターニングの販売を行なうようにもなり、奥様は服飾や手芸の経験も豊富で、定年後は店舗を建ててワークショップと併設するカフェを開くのが夢だった。そうした将来の夢を踏まえ出した答えが、将来的にワークショップとカフェが開ける仕様の住宅を新たに建てること。長谷川さんの実家が所有していた約100坪の畑が、大通りに面していることも決め手となり、旧邸も運良くすぐに買い手が見つかり、資金面の問題も解決したのだった。

_K2A270711

2020年5月に完成した新住宅の間取りは奥様が主導し、リゾートをイメージしたデザインを取り入れながら、旧邸でストレスを感じていた部分を改善。カフェを想定した広いキッチン(冷蔵庫などの調理家電もパントリーに収納)。使用待ちを防ぐため、洗面所やバスルームを独立させ、それらを行き来する広い導線も確保。収納が増えると物が増えるため、各部屋に収納は設置せず、一箇所に集約。

_K2A2513

また、トイレ渋滞を回避するためにトイレは3個も設置した。長谷川さんの大きな要望は、エアコン完備のガレージで、大好きなアメ車を眺めながらコーヒーを飲むこと。しかし実際は「作業スペースになり、一度も止めたことが無いです」と笑う。ガレージ内で長谷川さんがペンターニングの製作販売を行ない、住居内で奥様がアメリカンリースなどの製作を行なっている。数年後、ここがカフェとしてオープンし、多くの人で賑わうことになるだろう。

_K2A2388

スカイブルーのラップサイディングに、ひときわ目立つオレンジの玄関ドア。ここに靴が並ぶのは、このドアを開けるとすぐにリビングとなるからだ。

_K2A2489_K2A2513

オレンジの玄関ドアを開けると、リビング兼奥様のワークスペースがすぐに広がる。大きな吹き抜けには、葉っぱをモチーフにした木製の大型シーリングファンを設置。室内のカラーやデザインは、リゾートホテルをイメージして設計されている。デザイン優先で不便にならないように、コンセントを多く配置したのも奥様の要望だ。

_K2A2804 _K2A2567 _K2A2561

将来的にカフェにすることを想定しているため、長いキッチンカウンターを配置。広いキッチンスペースも確保し、シンク後方のドアはパントリーとなり、ここに冷蔵庫などの調理家電が並ぶ。レジカウンターになるスペースもすでに設置済み。因みに、右写真に映る女の子は姪っ子ちゃんだ。

_K2A2366_K2A2409

トイプードルの小春、ボーダーコリーのリリーを自由に遊ばせるために芝生の庭を設置。シーリングファンが設置されたウッドデッキに座り、愛犬が遊ぶ姿を見るのも長谷川さんの日課だ。


1996 DODGE RAM VAN STARCRAFT

1996 DODGE RAM VAN STARCRAFT

20才の頃にサバーバンを購入して以来、アストロやラムバンを所有し、現在の愛車は3年前に購入した96年型ラムバン・スタークラフト。キャンプが趣味で、いつでも行けるように用具は常に常備している。基本的にノーマルだが、スペアタイヤカバーにはミューラリスト・Big O氏によるエアブラシが入る。

1996 DODGE RAM VAN STARCRAFT _K2A2278


夫婦のクラフトは趣味を超えた“ 本気” の作品、好評販売中!

インガレージは愛車のラムバンを一度も止めたことがなく、長谷川さんのウッドクラフトの作業場となっている。木が好きで様々なウッドクラフトを始め、中でも木を削り出して制作するペンターニングにハマり、それらを販売するワークショップ・ファンタイムを立ち上げた。

_K2A2328 _K2A2334 _K2A2765 _K2A2351 _K2A2345

素材となる木の種類も豊富で、1本1本ハンドメイドによる世界で1本だけのペンが完成する。レーザー刻印をすることも可能で、記念品としてオーダー依頼されるお客さんも増えてきてたという。完成品の購入はもちろん、細かいオーダー制作も可能。また、一緒にクラフト作業をして作ることもできるので、親子でクラフト体験というのもありだ。

価格は1本:4,000円~。

_K2A2756

長谷川さんの本業は消臭・除菌・ウイルス抑制に高い効果があるTOSHIBA RENECAT 含有の光触媒コーティングの施工を行なう「QUICK COAT」。車両の内装にも施工可能。

FAN TIME【ファンタイム】

所在地:愛知県春日井市妙慶町2-105
TEL:090-7530-9129
営業時間:10:00 ~17:00
定休日:不定休

_K2A2322


ACHIHA USA

ACHIHA USAは、長谷川さんの奥様が制作するアメリカンリースなどの服飾・手芸ブランドだ。住居入ってすぐに工房があり、アメリカから仕入れた材料を使いリースが作られる。日本ではクリスマスだけに飾ることが多いが、アメリカでは季節ごとに変えたリースを1年中飾るのが一般的。

_K2A2447 _K2A2397_K2A2576

リアルアメリカンハウスを建てるジェネラルアメリカンホームもACHIHA USAのリースを絶賛し、建築した多くのユーザーが購入し飾っている。完成品販売の他、オーダー制作も受け付けている。価格は11,000円~。問い合わせは上のワークショップ・ファンタイムまで!

_K2A2597_K2A2609_K2A2588


HOUSE Maker DATA General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

関連記事

RELATED


デザインは本当に自由、建てながら決められるジェネラルの凄さ

サーフィンがとにかく大好きな相羽さん。夢のマイホームは、やはりサーファーズハウス。SNSで見付けたジェネラルアメリカンホームのオープンハウスに行き、夢は大きく膨らんでいく。完全自由設計で、家族みんなで楽しみながら理想の住宅を造り上げていった。

あのお洒落な家は何?勇気を出してオープンハウスに突撃!

近所に気を使うマンションより戸建てがいい。奥様の希望に答えるべく、浅岡さんが検討したのは建売住宅。やっぱり注文住宅って高いから…。希望に合う住宅が見つからず苦戦していると、目に飛び込んで来たのが輸入住宅のお洒落な家だった。

本当に楽しく住むなら自分たちが考えた大好きな家にしたい!

マンションでも建売でも良いかも。そう考えていた左右田さんだが、「自分の好みを我慢してまで住みたくない!」と、断固反対したのは奥様だ。家族でずっと楽しく住むなら、自分たちが好きなものを取り入れた自由設計が一番。左右田さん夫婦のマイホーム計画がスタート!

目の前に広がる海と大好きなお酒が移住の決め手

愛知県知多半島の内海海岸に魅せられ、今まで考えたこともなかったマイホーム建築を決め、東京から移住した米川さん夫婦。海を見ながら大好きなお酒を飲むこともイメージし、理想の住宅をジェネラルアメリカンホームに依頼したのだった。

趣味を一番に考え毎日を楽しめるこだわりの理想住宅

アメリカの音楽からアメリカンカルチャーにハマり、クルマなどもアメリカンに染まっていった荒川さん。住む家もアメリカンスタイルを望み、出会ったのがジェネラルアメリカンホーム。趣味を最大限考慮した、まさに理想の住宅が完成した。

 

最新記事


2024/04/26

ガレージジョーカーのオールペンといえば、やはりパープル。【GMCソノマ】

SUV

シボレー

ラッピング&ペイント

「自分が好きな色」と言う理由から、ガレージジョーカーではパープルにオールペンされたモデルが幾つか存在する。だが今回のソノマは、さらに妖艶さを追求して、ベットライナーをレッドにし、さらにインテリアもレッド化に

2024/04/25

LUXZとWORKが奏でる 究極のハーモニー

クーペ

ダッジ

ホイール

チャレンジャーの魅力をさらに引き出し、独自のスタイルを産み出したLUXZ。オリジナルのボディキットの存在感はまさに圧倒的だが、そのスタイルを完成させるために必要不可欠なパートナーがWORKだ。

2024/04/24

17インチのサイズ感で“ビンテージ”な装いを色濃く表現

セダン

クライスラー

ホイール

PCD100の5穴、センターハブ57.1mmのPTクルーザー。社外ホイールも多少はリリースされているが、満足するデザインのホイールが存在しない。ワンオフでデザインできる鍛造ホイールメーカー「FAMOUS FORGED」なら、狙い通りのボトムスが叶う!

2024/04/23

伸びやかなロングノーズ、引き締めるロングテール、隙のないそのフォルム【インパラ コンバーチブル】

オープン

ビンテージ

シボレー

ランキング


2024/04/26

ガレージジョーカーのオールペンといえば、やはりパープル。【GMCソノマ】

SUV

シボレー

ラッピング&ペイント

「自分が好きな色」と言う理由から、ガレージジョーカーではパープルにオールペンされたモデルが幾つか存在する。だが今回のソノマは、さらに妖艶さを追求して、ベットライナーをレッドにし、さらにインテリアもレッド化に

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2024/03/11

2024年最初のアメ車イベント アメ車マガジンプレゼンツ「スプリングパーティー」は大盛況!

アメマガミーティング

アメマガキャラバン

イベントレポート

第一弾は3月10日(日)、千葉市中央区フェスティバルウォーク蘇我の駐車場での開催となる「SPRING Party!」。

2024/04/25

LUXZとWORKが奏でる 究極のハーモニー

クーペ

ダッジ

ホイール

チャレンジャーの魅力をさらに引き出し、独自のスタイルを産み出したLUXZ。オリジナルのボディキットの存在感はまさに圧倒的だが、そのスタイルを完成させるために必要不可欠なパートナーがWORKだ。