建物もカットも道具もすべてをアメリカに拘るバーバーショップ

HOUSE

アメマガ2021年11月号

ジェネラルアメリカンホーム

アメリカンハウス

アメリカンライフ

Let's AMERICAN HOME

Let’s AMERICAN HOME


アメリカではスタンダードであるカット技術を学び、いつかは自分の店を持ちたいと願っていた近藤さん。理想とするのはリアルアメリカのバーバーショップ。その夢を実現するためには、本当のアメリカを知るハウスメーカーが必要だった。

アメ車に乗って訪れる、お客さんが増えてきた

理容師として経験を重ね、いつかは独立して自分の店を構えることを夢見ていた近藤さん。しかも、単なる街の床屋さんとしてではなく、理想とするのはアメリカのバーバーショップ。店構えはもちろのこと、カットもアメリカではスタンダードであるバリカンを使った刈り上げのグラデーションカット「フェードカット」を独学で勉強するなど、本物のバーバーショップを目指していた。

_K2A42671

夢の実現に向けて、まずは動き出したのが店舗を建築してくれるハウスメーカー探しだ。しかし、とりあえずネットで見つけた輸入住宅メーカーを訪れ相談してみたが、「アメリカのバーバーショップ」と伝えても「それは何?」と、イメージを共有してもらえなかった。しかも、自由設計と謳いながらも基本的にパーツを組み合わせるパッケージ設計で、「全然自由に設計できなかった」と近藤さんは振り返る。

 

いきなり計画がつまづき、ひとり悩んでいた近藤さんだが、地元の先輩でもある同業者が店鋪兼住宅をオープンさせたことを知り、店を訪れたことで計画は再び動き出す。その場所こそ、ジェネラルアメリカンホームで建築デザインされた 「ヘアーサロン・SHANBELG」(2021年1月号掲載) だ。「輸入住宅メーカーで見たアメリカンスタイルとは違い、細かい部分まで装飾されているのが分かったし、お店の内装の作りも細かくオーダーできたということを聞いて、すぐにジェネラルアメリカンホームを紹介して欲しいとお願いしました」。

 

そうして訪れたジェネラルアメリカンホームで代表の杉山氏と打ち合わせが始まると、バーバーショップのイメージはすぐに共有してくれて、本当の自由設計だから要望をどんどん出して欲しいと告げられる。

 

当初は店鋪だけの予定だったが、住宅兼用にすることでランニングコストも抑えられるとアドバイスももらい計画を変更。予算的にコンパクトな店鋪を考えていたが、「将来的なことを考えて、余裕を持った広さがあったほうが良い」との意見も受けた。最初は躊躇したものの、結果的にこのアドバイスを聞き入れて大正解。

_K2A467010

近藤さんのフェードカット技術は徐々に話題を呼び、その技術を習得したい理容師も多数訪れることになる。7年前にオープンしたバーバーショップ・ブレスは、オープン当時は近藤さん一人でカットを行なっていたが、今では5名にまでスタッフが増え、余裕を持って作られていた空間にカットスペースが増設されている。

 

完全自由設計は「嬉しい反面、難しい」と語る近藤さん。店鋪に集中し過ぎて住宅側デザインに頭が回らず、「いい感じにお任せ(笑)」したらしいが、不満もなく快適のようだ。

_K2A453410

店鋪で一番こだわったのが、鏡・シャンプー台・収納が一体となる「セット面」。一般的には専用業者から既製品を購入し設置するが、扉の大きさや装飾に至るまでジェネラルにフルオーダー。「ハウスメーカーさんにオーダーして良いのか迷ったんですが、断ることもなく作ってくれて。これは店の一番の自慢です」。アメ車に乗ってリアルアメリカデザインのバーバーショップを訪れ、アメリカでスタンダードのフェードカットを行なう。 そんな粋なアメ車オーナーが、着実に増えているようだ。

_K2A42821

150坪の敷地に店舗兼用住宅(駐車場含む)が建つ近藤さん邸。未使用の土地が150坪あり、全体の土地は300坪にもなる!建物はホワイトのラップサイディングとブラックの屋根のモノトーンで統一。写真にはないが裏手が住宅用の玄関となっている。

アメリカで髪を切るそんな体験ができる『BARBER SHOP BLESS』

_K2A43601 _K2A44711

重厚な木製ドアを開けると、ブラックウッドを多くあしらいクラシックなイメージを感じさせる受付スペースが広がる。照明もクラシックタイプを探し出し設置し、店内に飾られる絵も極力既製品ではなく一点物を描いてもらう拘りも。アメリカのバーバーショップではよく見かける、オリジナルTシャツも販売されている。リーゼント用のポマードの種類も豊富だ。

_K2A4538

鏡やシャンプー台が並ぶセット面は、既製品を配置するのが一般的だが、ジェネラルアメリカンホームに依頼してフルオーダー。扉の大きさから装飾までワンオフされ、カスタムペインターによるゴールドリーフまで施されている。同業者からも羨ましがられる、近藤さん一番の自慢の部分だ。

_K2A45221_K2A46311

バリカンなど使用する道具にも拘る近藤さんは、スタイリングチェアも個性を主張。上写真は50年前から変わらないレトロデザインのタカラベルモント製。左はすでに絶版となっている50年前のタカラベルモント製のチェアをレストアしたものだ。

_K2A4424

道路側に面したカットスペースは、元々は待合スペースとして使われていた場所だが、近藤さんのフェードカットが話題となりスタッフも増え、カット場所として増設。将来を見据えて広い空間を備えたほうが良いという、ジェネラルの設計が功を奏した形だ。

_K2A4590_K2A4501

近藤さんが得意とするフェードカットは、バリカンを使って刈り上げをグラデーションでボカしていく高いカット技術。アメリカのバーバーショップではスタンダードなカットで、日本でも流行中。そのカットには細かい調整ができるアメリカ製(アンディス)のバリカンが必須で、ブレスに並ぶバリカンは全部がアメリカ製だ。

_K2A45801 _K2A45961 _K2A4659_K2A4637

理容師歴19年となる近藤さん。雇われ修行時代から、アメリカのバーバーショップが行なうフェードカットに注目し独学で勉強。独立して出す自分の店は、理容室ではなくバーバーショップとしてオープンすることを決めていた。自身に施すタトゥーはサンダーアレイタトゥークラブ MANO氏によるもので、店のロゴデザインも氏によるものだ。

_K2A46101

OWNER:BARBER SHOP BLESS 近藤さん


BARBER SHOP BLESS【バーバーショップ・ブレス】

_K2A42161 _K2A4193 _K2A4646 _K2A4652_K2A4472 _K2A4492_K2A4477

住所:愛知県刈谷市西境町石根25-1
TEL:0566-36-0038
定休日:火曜日
営業時間:9:00~20:00 / 月曜日:12:00~21:00

_K2A41711

2012 FORD MUSTANG

国産旧車やバイクが趣味だったが、リアルアメリカデザインの店舗兼住宅を建てるにあたり、「国産車では似合わないから」と、初めてのアメ車となる2012年型マスタングを購入。理想はビンテージだったが、故障のリスクを考慮して断念。購入時は大径ホイールを履いた状態だったが、昔ながらのスタイルを求めてアメリカンレーシングの18インチに履き替え。ストライプはカッティングではなくペイントで、マグナフローマフラー&インテーク変更、車高調もセットする。

_K2A4161_K2A41451


HOUSE Maker DATA General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

関連記事

RELATED


見た瞬間に一目ぼれ、将来住む住宅はジェネラルに決めた!

結婚したら一軒家に住む。漠然とそんな思いを持っていたオーナーさんは、先輩が建てた住宅のオープンハウスに行き、その住宅デザインに衝撃を受ける。「マジでカッコイイ!俺もこんな家に住みたい!」。それがジェネラルアメリカンホームとの出会いだった。

デザインは本当に自由、建てながら決められるジェネラルの凄さ

サーフィンがとにかく大好きな相羽さん。夢のマイホームは、やはりサーファーズハウス。SNSで見付けたジェネラルアメリカンホームのオープンハウスに行き、夢は大きく膨らんでいく。完全自由設計で、家族みんなで楽しみながら理想の住宅を造り上げていった。

あのお洒落な家は何?勇気を出してオープンハウスに突撃!

近所に気を使うマンションより戸建てがいい。奥様の希望に答えるべく、浅岡さんが検討したのは建売住宅。やっぱり注文住宅って高いから…。希望に合う住宅が見つからず苦戦していると、目に飛び込んで来たのが輸入住宅のお洒落な家だった。

本当に楽しく住むなら自分たちが考えた大好きな家にしたい!

マンションでも建売でも良いかも。そう考えていた左右田さんだが、「自分の好みを我慢してまで住みたくない!」と、断固反対したのは奥様だ。家族でずっと楽しく住むなら、自分たちが好きなものを取り入れた自由設計が一番。左右田さん夫婦のマイホーム計画がスタート!

目の前に広がる海と大好きなお酒が移住の決め手

愛知県知多半島の内海海岸に魅せられ、今まで考えたこともなかったマイホーム建築を決め、東京から移住した米川さん夫婦。海を見ながら大好きなお酒を飲むこともイメージし、理想の住宅をジェネラルアメリカンホームに依頼したのだった。

 

最新記事


2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2024/07/24

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

クーペ

フォード

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

2024/07/23

仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】

クーペ

ダッジ

過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。

2024/07/22

日本に2台だけ存在する 激レアなH1フリート

ピックアップトラック

ハマー

アメ車の中で、確固たるカテゴリーを形成するピックアップ。そのサイズ感やヘビーデューティ性に魅力を感じる人は少なくない。だがスカイオートが在庫するH1は、どんな道も走破できる究極のトラックと言えるだろう。

ランキング


2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2024/07/24

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

クーペ

フォード

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger