レーストラック流の「体感できるチューニング」を施したシボレータホ

SUV

シボレー

タホ

アメマガ2022年1月号

ジャパンレーストラックトレンド

東京都

2003 CHEVROLET TAHOE


2003 CHEVROLET TAHOE

チューニングの面白さは、数値じゃなく純粋な“体感”だ!

500馬力、700馬力を超える純正パフォーマンスモデルが登場し、負けじと愛車をチューニングするオーナーが増えている。しかし、数値ばかりを追い求め、愛車の変化を楽しんでいないオーナーも少なくない。レーストラックのチューニングは、オーナーの純粋な「体感」を一番に考えた、ある意味「癖のある」チューニングを行なっている。

純正パフォーマンスモデルにはない“ 癖” のあるパワー!

ジープ・ラングラーにまで、470馬力を発揮するルビコン392が登場するなど、エコエンジンに注力しながらもパフォーマンスモデルが増えているアメ車。

 

こうしたパフォーマンスモデルが多く登場すると、既存モデルをチューニングして対抗するオーナーも増えていくわけだが、その目的は純粋な速さではなく、「○馬力になった!」という数値ありきになりやすい。

 

メカニックであり、チューナーとして長年の実績を誇り、アメリカデザートレース参戦経験もあるレーストラックは、そうした数値だけを追い求めるチューニングはせず、愛車が変化していく過程も楽しみながら、オーナーの「体感」を一番に考えたチューニングを行なっている。純正500馬力と、じっくり作り上げチューニングした500馬力では性質も違い、ある意味「癖のある」クルマに仕上がる。ハンドルを握る面白さは、圧倒的に後者が上だ。

2003 CHEVROLET TAHOE

今回製作した03年型タホも、レーストラック流の「体感できるチューニング」を施したモデル。ウィップルスーパーチャージャーを搭載し、MSDイグニッションコイル、ハイカム、アルミローラーロッカー、ロングチューブヘダース、コルサオールステンレスエギゾーストに変更。足回りやブレーキも強化されており、単純に速さだけを求めず安心して走れることも、しっかり考慮されている。

 

面白いことに、チューニングに合わせてオーナーが要望したのが、レカロシートではなくフロントベンチシート。劇的に快速になっても、使い勝手は犠牲にしたくないというわけだ。タホには設定のないベンチシートだが、しっかり要望に答えるのもさすがレーストラック。ストレスなく乗って楽しいと思えること。これもまた、チューニングでは大切な部分だ。

_K2A8153 _K2A8209 _K2A8200 _K2A8146

ウィップルのスーパーチャージャーを搭載し、ハイカム、アルミローラーロッカー、MSDイグニッションコイル、アメリカンレーシング・ロングチューブヘダースでチューニング。5.2?のタホが、推定440馬力まで引き上げられた。低速から爆発的に加速していき、高速回転域でさらに伸びる走行はワクワクが止まらない。数値が同程度の純正パフォーマンスモデルと比べると、何か肉々しさを感じる加速感。これこそ、オンリーワンのチューニングが為せる技だ。

_K2A7982 _K2A7996 _K2A8239 _K2A8071

スーパーチャージャー搭載を誇張する部分は、あえて外観には取り入れていない。フロントブレーキはAPレーシングの6ポットキャリパー&ドリルドローター、リアはベアクロスドリルビッグローターに変更して強化。ダウンサス、ホチキススウェイバーも追加。ホイールは22インチで、マフラーはコルサのオールステンレスエギゾースト。

_K2A8124 _K2A8100

チューニングで刺激的な走りを求めたオーナーさんだが、シートは使い勝手を考えフロントベンチシートを要望。Aピラーにはシボレー用のブースト計、排気ガス温度計が配置される。


JAPAN RACETRACK TRENDS【ジャパンレーストラックトレンド】

TEL:03-5661-3836
URL:http://www.racetruck-trends.co.jp
■写真&文:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年 1月号掲載

関連記事

RELATED


レーストラック流の味付けで90年代モデルの魅力をブラッシュアップ

アンチエイジング効果で見違えらせることに成功

AMERICAN TRUCK CUSTOM LABO
アメリカントラック・カスタム研究室

SUVながら2ドアというルックスにコアなファンが多い、タホ・スポーツ

SUVながら2ドアというルックスにコアなファンが多い、タホ・スポーツ。僅か5年間だけの生産だっただけに、4ドアよりも希少価値は高い。そんなタホ・スポーツの、極上モデルがガレージダイバンで販売中!

スクエアなスタイルと扱いやすいサイズが魅力♡【1995 シボレー タホ】

自動車メーカーが女性向けのクルマを開発すると、どういう訳か「コンパクト/丸っこい形/ピンクなどの明るい色」で纏めがち。でも、女性らしさ…という考え方はイマドキではないし、そんな時代を先取りしたakaneさんのカーライフを紹介しよう。

2ドアタホは小回りが効いてフォルムも美しい!

ひと昔前までは日本の一般的な駐車場にギリギリ収まる全長約5mの4枚ドアが断然人気だったタホ。しかし、ここ最近は2ドアのショートボディの人気が急上昇中。その理由と魅力についてナオキモータービルドの在庫車両をモデルに検証してきた。

インディゴブルーの2ドアタホを見つけて、馴染みの深いスターキーズ経由で見に行くと一目惚れ。

2ドアのショートなボディに魅せられて
1996 Chevrolet Tahoe

 

最新記事


2024/04/16

フェイススワップカスタムに新たな息吹を吹き込む

ボディワーク

シボレー・アストロにはGMC・サファリという兄弟車がいたのと同じく、シボレー・C/K、タホ、サバーバンにはGMC・シエラ、ユーコン、サバーバンという兄弟車がいる。その特性を活かしてフェイスを交換することはテッパンだが、さらに別のアプローチが登場!

2024/04/16

アメ車マガジン2024年6月号 絶賛発売中!

雑誌

2024/04/15

ワンオフ加工で個性を最大限に引き出す【ジェットシティ】

オープン

シボレー

個性的なカスタムを世に送り出すジェットシティには、オーナー自らが持ち込むパーツ装着の依頼も多い。時には他車種のパーツもあるのだが、それすらも違和感なくフィッティングさせるのがジェット流。

2024/04/13

日本の気候には不向きなアメ車だからこそ防御が必要!【ラストストッパー】

メンテナンス

電子の働きを利用してアメ車をサビから守る
電子サビ防止装置 ラストストッパー

ランキング


2024/04/16

フェイススワップカスタムに新たな息吹を吹き込む

ボディワーク

シボレー・アストロにはGMC・サファリという兄弟車がいたのと同じく、シボレー・C/K、タホ、サバーバンにはGMC・シエラ、ユーコン、サバーバンという兄弟車がいる。その特性を活かしてフェイスを交換することはテッパンだが、さらに別のアプローチが登場!

2024/04/16

アメ車マガジン2024年6月号 絶賛発売中!

雑誌

2024/04/15

ワンオフ加工で個性を最大限に引き出す【ジェットシティ】

オープン

シボレー

個性的なカスタムを世に送り出すジェットシティには、オーナー自らが持ち込むパーツ装着の依頼も多い。時には他車種のパーツもあるのだが、それすらも違和感なくフィッティングさせるのがジェット流。

2024/03/11

2024年最初のアメ車イベント アメ車マガジンプレゼンツ「スプリングパーティー」は大盛況!

アメマガミーティング

アメマガキャラバン

イベントレポート

第一弾は3月10日(日)、千葉市中央区フェスティバルウォーク蘇我の駐車場での開催となる「SPRING Party!」。