拘りの足回りでC8コルベットを更に引き立たせる

2021 CHEVROLET CORVETTE
AMERICAN CUSTOMS
2021 CHEVROLET CORVETTE
拘りの足回りでC8を更に引き立たせる
新型コルベットのボディパーツが続々と登場し、C8コルベットのカスタムも増えてきた。だが、アメ車を代表するスーパーカーであるコルベットのカスタムは度合が難しい。コルベットらしさを残し、いかに違いを演出するか。埼玉のオールインポートが、その答えの一つを披露する。
フロントリフターを残しローダウンを実現
シボレー・コルベットは、いつの時代もアメ車を象徴するモデルだ。新型のC8がヨーロッパテイストと言われようが、コルベットは「コルベット様」だ。
そんなコルベットは他のモデルとは違い、走りを優先した洗練されたスタイリングを持つ。よって過度なカスタムは、空力性は無論、コルベットの美しいボディラインを壊しかねない。コルベットカスタムは、いかに「らしさ」を残しながら違いを引き出すセンスが重要になってくる。
その難題の答えの一つとなるC8コルベットを、埼玉のオールインポートが製作した。オールインポートは、チャレンジャーなどに対して、走りを犠牲にしないオリジナルエアサスを製作するなど、車高・足回りには大きな拘りを持つショップ。製作したC8は、純正装備のフロント車高調整機能フロントリフターを犠牲にせずローダウン(F1.75、R2インチ)。ホイールもその車高に合わせ、ミリ単位で特注オーダーしたワーク・グノーシスGR205のF20/R21インチを履く。
ボディキットはZERO DESIGNで、ウイングはGMオプションを装着。 ボディキット装着だけでは生み出せない絶妙なロースタイルを、拘りの足回りで実現したC8。派手なパーツだけを組み合わせて仕上げるのではなく、この小さい拘りこそが真のプロショップだ。
フロントリップスポイラー、サイドスカート、リアディフューザーは、ZERO DESIGNを組み込む。純正デザインを大きく崩さないように、ウイングはGM純正オプションをチョイス。
一般的にC8のローダウンとなれば、標準装備される車高調整機能のフロントリフターは使えなくなる。だが今回のモデルは、同機能を犠牲にせずローダウンできるPARAGONパフォーマンス製キットを組み込む。これにより、フロント1.75、リア2インチローダウン。ホイールは車高に合わせて特注オーダーした、ワーク・グノーシスGR205(フロント20、リア21インチ)。チタンゴールドディスク・ブラックアルマイトリム。ワーク・超々ジュラルミンナット使用。
ALL IMPORT【オールインポート】
TEL:048-959-9419HP:https://www.allimport.jp/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年4月号掲載
最新記事

2025/06/13
【2008 トヨタ セコイア プラチナム】逆輸入車を代表するプレミアムSUVの大本命
かつては逆輸入車のムック本が発行されるなど一世を風靡した逆輸入車。中でもセコイアは当時のSUVシーンにおいてエスカレードやナビゲーターと肩を並べるプレミアムSUVの大本命だった。

2025/06/06
【フォードマスタングGT】派手さの中に垣間見える、繊細な拘りも見逃せない
日本のカスタム技術をフルに取り入れ、SEMA SHOW出展を果たしたジェットシティのマスタング。その雄姿に触発され、「世界基準」のマスタングに乗るべくジェットにカスタムを依頼したオーナーさん。その全貌が遂に公開された!