様々なチャレンジャーのカスタムを提案し続けるラグジ

日本だけでなく、世界中のチャレンジャーオーナーが注目する、ラグジのエッジカスタムズ。2021年秋に初のフルバンパーモデル「Fシリーズ」が登場したが、今回はさらにそれを進化させた、今最も新しいFシリーズのデモカーを紹介しよう。
進化し続けるEDGEカスタムズFシリーズが新時代を拓く!
MOPAR LOVE!!! 愛して止まないモパーの魅力
EDGE CUSTOMS DODGE CHALLENGER F
三次元の造形と二次元の色が奏でるハーモニー
10年以上に渡り、様々なチャレンジャーのカスタムを提案し続けるラグジ。個性というオリジナリティを求めるユーザーに圧倒的な支持を得ているが、ラグジの島澤社長は「それぞれのユーザーさんの理想を形にするのが我々の使命で、同じものを大量生産したくはないし、個人的には賛否両論が出る様な尖ったカスタムが好きですね」と語る様に、今回のデモカーもまさにEDGE CUSTOMSを体現したかの様な存在感を漂わせている。
エアロパーツはラグジの最新作「Fシリーズ」を装着。これまでのシリーズとは一線を画すブリスターフェンダーを採用。また、初のフルバンパーとしたことで、フロントマスクとフェンダーを一体化させたワイドスタイルを実現している。さらにフロントバンパーの下にはAPRのスプリッターを追加。これにより、より一層スポーティ感を強調させている。
車高は可能な限り低い方がイイ! というオーナーの希望を叶えるため、エアサスに変更。ホイールはラグジとワークのコラボしたオリジナルモデルで、デザインこそワークエモーションT5Rだが、カタログモデルにはない3ピース構造を採用。スタイルだけでなく走りのポテンシャルも重視し、タイヤはピレリP・ZEROをセット。フロントは255/35R20で、リアは305/30R20と、ノーマルを遥かに凌ぐ極太なタイヤを組み合わせることで、自分だけの「色」を具現化した1台に仕上げられている。
エアロパーツ以外を見てみると、ボンネットはサテンブラックにペイント。サイドマーカーはボディ同色に見える様にしており、リアコンビもブラックアウト。一見するとブラック一色に見えるが、単なる単色ではなく、様々なブラックの組み合わせによって生み出されたトーンを実現している。マフラーはもちろん可変マフラーを採用するが、オーナー氏はB5ブルーのデモカーに心底惚れ込んだ経緯もあり、それに寄せるために敢えてチタンタイプのフィニッシャーを組み合わせている。
ダッジよりも先に、ワイドボディスタイルを実現したラグジ。Rラインはチャレンジャーカスタムの一時代を築いたが、それを継承し新たな時代を開拓するために誕生したFシリーズ。ノーマルのキャラクターラインを崩さず、尚且つ独特な個性を主張しており、EDGE CUSTOMSの進化の歩みといっても良いだろう。
ボディパーツ、サスペンション、タイヤ&ホイール。すべてが混然一体となり、どれか1つでも欠くことができない。まさに完成されたスタイルと言っても過言ではない。だが、島澤氏の頭の中には既に次のFシリーズの構想が描かれており、新たな可能性を模索しているに違いない。チャレンジャーへの挑戦、そして島澤氏の情熱は決して終わることはないだろう。次は一体どんなスタイルを見せてくれるのか、期待しない訳がない!
フロントバンパーと一体でデザインされたフェンダー。ブリスター風に見えるが、さりげなくフェンダーアーチも描かれる。ホイールは鍛造で、リムはブラッシュド。スポーク部分はカーボンブラックペイント仕上げで、硬質な雰囲気を醸し出す。
Fシリーズの特徴と言えるのが、直線を多用したデザイン。リアフェンダーはRラインを進化。リアウイングは新デザインとなっており、リアバンパーはデュフューザー形状を強調。走り去る後ろ姿は、まさに唯一無二という言葉が最適だ。
THANKS:LUXZ【ラグジ】
058-259-3922https://luxz.jp
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2022年5月号掲載
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