20才の頃に念願のアメ車デビュー。次なる愛車は、筋骨隆々に武装したハマーH2

高校時代に見たダッジマグナムに一目惚れし、20才の頃に念願のアメ車デビュー。そして次なる愛車として選んだは、筋骨隆々に武装したH2。オーナーである先原さんは、インラインスケートのプロであり、ホストとしての顔を持つ。
屈強なH2を操る2つの顔を持つ男
俺たちのアメ車ライフ
2005HUMMER H2
日本ではごく僅かのインラインスケートのプロ
集合時間は13時。だが主役の姿はない。「多分寝てるな」と、何度も携帯を鳴らし続けるエクスカーズの藤原さん。そして遅れること1時間、図太いマフラー音を奏でるH2に乗り現れた先原さん。「スミマセン、二度寝しちゃいました(笑)」。素直でよろしい。
遅刻はさておき、先原さんは二つの顔を持つ男だ。一つは、インラインスケートのプロ。7才の頃から初め、中学2年でアメリカに渡りプロ資格を取得するなど、インラインスケート界では日本を代表するスケーターだ。そしてもう一つが、二度寝の要因となったホストという顔。「ホストをやってることは、別に隠すことでもないので。ホストがインラインスケートのプロって面白いですよね?」。
先原さんのアメ車デビューは20才。クルマは高校時代に見て惚れたダッジ・マグナム。アメ車のことは知識ゼロだったため、マグナムを置いていたエクスカーズを訪れ詳しく話を聞こうとしたら、気持ちが高ぶり勢いで買ってしまったとか。そして1年前に乗り換えたのが、現在の05年型H2だ。「なんとなくフルサイズが欲しくなって、エクスカーズにあったラムバンを見に行ったんですけど、その隣にあったリフトアップのH2に目移りして買っちゃいました」。
2インチリフト、社外パイプガード、ニットー・オープンカントリー、RBP22インチホイールで屈強な仕上がりになっているH2だが、サイドステップは、ハイヒールを履いた女性によって表面が破損。どれだけの人数を乗せたら壊れるのか気になるところだが、これも男の勲章と言うべきか…。
現在は廃盤になっているという社外パイプガードを装着し、イカリングヘッドライト、LEDライトを追加。今後はルーフにLEDバーライトを加えることも検討中のようだ。ホイールはRBP・22インチ。タイヤはニットー・オープンカントリー。
リフトアップ量はキットにより2インチアップ。横にも大きいH2だけに、リフトアップともなれば存在感はさらに増す。ボディの大きさに加えて、ブラックアウトされた4本出しギブソンマフラー、メッキパーツ、テールがダーティーなイメージを生み出している。
OWNER: 先原さん
7才の頃に地元で開催されていたインラインスケートの講習に遊び半分で参加したのをキッカケに競技を初め、徐々にその面白さにハマり、中学2年でアメリカの大会に参加し上位進出者だけに与えられるプロ資格を取得。日本では数少ない、世界でも活躍するプロスケーターだ。その見事な腕前は、YouTubeで「MFTBRAND」で検索すると視聴できる。因みに「スケボーは乗れません」とか。上写真は、ハイヒールを履いた女性を数多く(?)乗せたことで表面が破損したサイドステップ。
Thanks:EXCARS【エクスカーズ】
TEL:0867-34-1020
https://excars-st.com
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年6月号掲載
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