ノーマル?ローダウン?リフトアップ?アナタならどのハマーH2を選ぶ?

SUV

ハマー

アメマガ2023年12月号

H2

SIC

埼玉県

ローダウン

リフトアップ

素のままでも十分過ぎるほど強烈なインパクトを放つハマー・H2。だがそれでは満足できずにさらなる高みを目指すためカスタムを施す。今回はノーマル、ローダウン、リフトアップ、3車3様の違いを検証。


やっぱりハマーH2はオモシロいと感じさせる底力

HUMMER H2

1990年後半はアストロブームに沸き、2000年初頭はラグジュアリーブームに沸いたアメ車業界。続々と魅力的なモデルが投入されるとともに、それに合わせてアフターパーツも新作が続々とリリースされるなど、その勢いは凄まじかった。そんな最中にこれまでの常識では図れない、まさに異端児とも言うべきモデルが発表されたのだ。それがハマー・H2。

ハマーと言えばミリタリー仕様のハンビーとその市販モデルのH1を思い浮かべるが、H2はハマー特有のデザインを施したボディパネルをGMのトラックシャシーに架装。そのシルエットはどこからどう見てもハマーということで、それまで注目を集めていたモデルたちを押し退けて一番人気に躍り出たわけだ。

デビュー当時はラグジュアリーブームが全盛とあって、足もとにはビカビカの大口径ホイールを装着して車高を落とし、ボディにもこれまたビカビカなクロームパーツにフルエアロを纏うというのがスタンダードと化していた。このブームが一段落して今度はオフロードカスタムへとトレンドが移り変わると、これまでとは対照的に大径のオフロードタイヤを装着して車高をリフトアップして逞しさに溢れたスタイルを取り入れ、時代の流れに合わせたカスタムを施してきたH2。

ブランド消滅に伴い、2009年型を最後に新車供給は途絶えてしまったものの、唯一無二の個性を持つH2はまだまだ注目を集めてしかるべき存在。H2を積極的に取り扱うショップも少ない中で、埼玉県草加市に店舗を構えるSIC(シアーズインターナショナル)はまさに専門店ともいうべきショップ。そんな同社にローダウン、ノーマル、リフトアップとスタイルの異なるH2が揃ったということで、それぞれが放つ溢れる魅力を体感するべく訪れた次第。

 

世界中を駆け抜けた熱狂的ブームは一段落したとはいえ、今回改めて感じたことは「やっぱりH2はオモシロい」ということ。さらに今は全盛期よりも確実にお手頃プライスで堪能できるチャンスでもある。今こそH2に乗ろう!

2007 HUMMER H2 LUXURY PACKAGE / NORMAL

車高はノーマルではあるが、ボトムスにはBFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO2(LT325/60R20)にMOTO METALホイールを組み合せ、ポケットスタイルオーバーフェンダー、電動サイドステップを装着してオフスタイルへとメイクされている。

2005 HUMMER H2 LUXURY PACKAGE / 3inch LOW-DOWN

XENONのフルエアロ、細部にはクロームパーツ、そしてボトムスには26インチホイール(DCENTI)を装着した、まさにラグジュアリーブーム全盛のシルエットで魅せるラグジュアリーパッケージ。車高はグランフォースで3インチダウン。

2003 HUMMER H2 LUXURY PACKAGE / 6inch LIFT-UP

ファブテックの6インチキットでリフトアップするとともに、ボトムスにはニットー・トレイルグラップラーMT(40×15.50R20LT)に20インチのTISオフロードホイールを組み合せて、まさに威風堂々たるスタイルを構築。さらにマフラーは左右6本出しがインストールされ図太いサウンドを響かせる。

全盛期に比べたら新作パーツのリリースは少なくなっているものの、まだまだ途切れてはいない。その中で今回注目したのがこのLEDテールライト。デザインは新型ハマーEVを踏襲して近未来感溢れるテイストとなっている。このほかにも新作パーツを取り揃えているので、気になる方はお問い合わせを。


THANKS:SIC
TEL:048-929-2222
HP:https://www.sic-jp.com/


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン2023年12月号掲載


関連記事

RELATED


サバゲーの沼にハマりSWAT仕様のH2を目指す

サバイバルゲームをやりたいと言った息子さんの同伴だったが、息子さん以上にハマってしまった小林さん。アメリカ特殊部隊SWATコーデに身を包むなかで、欲しくなったのは厳ついアメ車。2台目となるH2は、現在SWAT仕様に向けてカスタム中だ。

今でも「いつかはハマーH2に乗りたい!」と思う人は後を絶たない。

2002年から2010年まで販売されたH2。ハマーを名乗るがH1とはまったく別物で懐疑的に見る人も少なくなかったが、セールス的には大ヒット。瞬く間にスターダムにのし上がって、不動の地位を確立した。

流行りに左右されないのがハマーH2の最大の魅力

生産が終了して早14年が経過するものの、その名が廃れれることのないハマー・H2。熱狂的なブームが落ち着いたいま改めてH2を見てみてもやはりその存在感は半端なく、魅力的に映ってしかたがない。

オフ仕様の人気が上昇もハマーH2の王道はラグジュアリーだ!

2005 HUMMER H2 LUXURY-PKG

SICを縁とした4人のスノーボーダー。そんなメンバーがアメ車に乗ってスノーボードトリップを敢行。

高橋レオ&星野文香さん、トッププロとアメ車でいく!

 

最新記事


2025/06/13

【2008 トヨタ セコイア プラチナム】逆輸入車を代表するプレミアムSUVの大本命

SUV

OTHER

かつては逆輸入車のムック本が発行されるなど一世を風靡した逆輸入車。中でもセコイアは当時のSUVシーンにおいてエスカレードやナビゲーターと肩を並べるプレミアムSUVの大本命だった。

2025/06/11

【WORK VS XV】圧倒的な多交点メッシュによる最新トレンドとクラシカルの融合

セダン

ダッジ

ホイール

2025/06/09

【CROSS FIVE OSAKA】小春日和の晴天に恵まれた大阪ライトミーティング

イベントレポート

CROSS FIVE OSAKA
23th Mar 2025
北港マリーナ

2025/06/06

【フォードマスタングGT】派手さの中に垣間見える、繊細な拘りも見逃せない

クーペ

フォード

日本のカスタム技術をフルに取り入れ、SEMA SHOW出展を果たしたジェットシティのマスタング。その雄姿に触発され、「世界基準」のマスタングに乗るべくジェットにカスタムを依頼したオーナーさん。その全貌が遂に公開された!

ランキング


2025/06/13

【2008 トヨタ セコイア プラチナム】逆輸入車を代表するプレミアムSUVの大本命

SUV

OTHER

かつては逆輸入車のムック本が発行されるなど一世を風靡した逆輸入車。中でもセコイアは当時のSUVシーンにおいてエスカレードやナビゲーターと肩を並べるプレミアムSUVの大本命だった。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2019/05/07

【リアデザインの至宝】エルカミーノが誇る最高の魅力、そのリアフォルムとは?

ピックアップトラック

シボレー

魅力的なビンテージ・アメリカンカー「1987年式シボレー・エルカミーノ」の乗り心地と実用性を紹介。カスタマイズされた信頼性の高いデイリードライバーとしての魅力や写真家にとっての理想的なクルマとしての魅力に迫る。オリジナルの内装とユニークなデザインをご紹介しよう。

2021/10/13

ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

バン

シボレー

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION