都会の喧騒と距離を置きつつ利便性に優れた土地で育むジープライフ

フルサイズバンやSUVとアウトドアは相性抜群! だけど都心部に住む場合は駐車場の問題など、割と窮屈な思いを強いられる場面も多いのが現実。だからといって市街地から田舎暮らしへとライフスタイルを移行するのは非現実的。アウトドアを私生活で感じつつも暮らしに不憫を感じさせない。それこそ最高の贅沢!
都会の喧騒と距離を置きつつ利便性に優れた土地で育むJeep Life!
アメ車に乗れば人生バラ色
2018y JEEP WRANGLER UNLIMITED SAHARA
家と環境、クルマの全てがマッチしてこそ悠悠自適!
大阪の南部郊外に建てられたログハウスの様な邸宅にお住いの谷口さん。話を聞くと、2年ほど前にお子さんが小学校へ上がるタイミングでこちらへ移り住んだそうで、以前は大阪狭山市の市街地でマンション暮らしをしていたそうだ。99年型のアストロを愛用して休みの日には妻と幼い息子を連れてアウトドアライフを満喫するといった絵に描いた様なアメ車ライフを嗜んでいた彼ら。そんな家族が一念発起してマイホームを購入するなんて話は割と定番である。
しかし彼らが選んだ道は一般的なソレとは異なる展開に。事の発端は〝ログハウスみたいな家に住みたい!〟という目標である。夫婦揃って「普通の一軒家じゃつまらないよね?」と意気投合していたこともあってハウスメーカーはBESSの一択! 他のメーカーには目もくれず即決でBESSへオーダーしたそうだ。
だが、雰囲気のある家を建てる上で景観は最重要項目。家と家に挟まれた圧迫感のあるログハウスなんて考えられない。そこでログハウスが映えて、なおかつ息子の通学も考慮しつつ、駅から徒歩圏内とハードルの高い条件を一つ一つクリアしていって見つけたのが、ここだった。他の住宅地から一段高台に位置しており、窓から見える景色は奈良県との県境にある山並み。山から日が昇り朝日を拝める好立地に100坪の敷地面積の中に半分庭を作るという贅沢の極み。庭先でテントを張ってキャンプすることだってできるし、天気の良い日は即席でお庭ランチだって可能。
今までは都会の喧騒を離れて自然を満喫すべくアウトドアへと繰り出していたが、自宅そのものがアウトドアの雰囲気を色濃く感じさせてくれるので、休みの日は庭先で薪を割り、コーヒーを淹れて一服。なんて事が当たり前の日常となった。
そして何より10年の節目にアストロから乗り変えたラングラーがログハウスにマッチしていて、まるでキャンプサイトのログハウス一角の様に映えている点も特筆物。玄関を開けてウッドデッキで一服する時も、ひょっこりラングラーの顔が見えるだけで山奥のログハウスまで旅に出た様な気分に浸れる。例えるなら〝インドアなアウトドア〟といったところだ。
ここ2年程はコロナ禍の影響でステイホームや外出自粛ムードだったこともあって、より一層この自宅を建てて良かったとしみじみ。もちろんコロナ禍が落ち着けば、またラングラーと共にアウトドアライフへと繰り出す予定。日常と非日常の境目を良い意味で無くして、何気ない暮らしの中でアウトドアが身近に感じられるライフスタイル。これぞ贅沢の極みと言えるだろう。
「玄関を開けたら目の前がアウトドアフィールドと言う贅沢!」


ジープで狭小住宅はミスマッチだし、ログハウスに国産コンパクトカーじゃつまらない。クルマはこだわるけれど家は妥協するケースも多いが、せっかくマイホームを建てるならアメ車の似合う家にこだわって然るべき。ウッドデッキ越しに見えるラングラーも、どことなく誇らしげに見えてくる。




エントランスひとつ切り取ってみても、ポストや植え込みに至るまでこだわりのアイテムが揃う。水栓口の蛇口まで雰囲気を崩さない徹底ぶりも特筆物で、家全体でログハウスの世界観を演出する。



薪ストーブのある暮らしに憧れていた谷口さんにとって、ログハウスと薪は絶対に外せないポイント。ご自宅裏にストック用の薪棚を新調しており、ウッドデッキ部分にはすぐに使用可能な薪をセット。屋根の上から煙突が突き出たご自宅はテンションが上がる。



吹き抜けで天井の高さを生かしたレイアウトのインテリアは解放感抜群。ログハウスならではの落ち着いた印象とさり気ない観葉植物のアクセントも相まって、生活感を感じさせないお洒落な空間を演出する。
owner:Taniguchi Family
2018y JEEP WRANGLER UNLIMITED SAHARA
2021年5月に10年乗り続けたアストロを手放して手に入れたラングラー。背面タイヤ部分にはバックカメラを標準で装備しており、ルーフにはスミッティビルドのディフェンダーラックをセット。アストロほどのラゲッジスペースが無い分をこれで賄う。





ラフカントリー2.5 インチリフトアップキットを組み、FUEL オフロード・D696コンバートに、35 インチのニットー・トレイルグラップラーをマウント。CROSS のワイドフェンダーキットは純正をエクステンションするタイプでオリジナルの造型を生かしつつワイドシルエットを実現。ディーラー認定中古車を購入してわずか1年足らずでクラフトスクエアへカスタムを依頼してここまで完成させた。
THANKS:CRAFT SQUARE【クラフトスクエア】
TEL:072-360-1230
HP:http://www.craft-square.com
PHOTO&TEXT:石井秋良
最新記事

2023/10/03
せっかく乗るのなら、踏めるマッスルはいかが?【ガレージトップスピード】
マスタングに乗りたい! 走りを楽しみたい人のために6MTのレアな個体がベースその中でも断然シェルビーに憧れるけれど、こんなじゃじゃ馬を乗りこなせるのか? そう考える人は少なくはない様で、トップスピードではエコブーストをベースに、GT500ルックを提案中だ。

2023/10/02
カーボックス秘蔵のシェルビーをロックオン
以前所有していたGT350は、仲間やカーボックスに止まるGT350と比べるとヤレて故障も多かった。もっと極上なGT350に乗りたい…。そんな折、カーボックスに隠されていた超極上のGT350を発見。それは、カーボックス山西社長が長年大事に保管してきた秘蔵のGT350だった。

2023/09/29
アメ車と、仲間と戯れる、最高の空間を手に入れた夫婦
夫婦でそれぞれクルマを所有しているのは珍しいことではないけれど、それが共にアメ車となれば話は別。さらにガレージ、アメ車が10台以上止められる広い敷地、これはもうアメ車乗りの理想形が詰まっている!

2023/09/28
汚して使い倒してこそが、トラック(シルバラード)の正当な乗り方!
アメ車のことはまったく知らなくても、乗り出したことでどっぷりとハマるなんていうパターンはよくある。紹介する小野さんもそのひとりで、シルバラードに乗り出してからは充実したアメ車ライフを過ごしている。