リアゲートのパワーウィンドーが開かないと仕事もプライベートも超不便…

仕事にプライベートに毎日フル稼働するGMC・ジミー!
EVERYDAY with GMC JIMMY
2021年の年末にX-5ファイナル限定仕様でHIGH FORGEDを履かせていただいたジミー。あのクールなスタイルはあくまで期間限定の姿で、基本スタイルはamemag 17インチ× BF-Goodrich KM3(39×12.5R17)。それも取材の足として酷使する働くクルマ。そのため整備の徹底はもちろん窓が開かないなんて機材の出し入れで不便極まりなかったりする。この際なので、ついでに気になるところをリフレッシュ!
点火系のリフレッシュは思っている以上に効果覿面!
17年間乗続け、段階を踏みながら上げ幅を徐々に増やしていき、その際に負担の掛かる部分や寿命を縮めてしまった原因の対策、ヘッドオーバーホールにミッションオーバーホール、ボンネットのやり直しなど、本当にネタの尽きない我が愛車ジミー。細かい部分を掘り下げればキリが無いけれど、それも含めて受け入れるだけの魅力があると自負している。
今回はリアゲートの窓が開かなくて困ったのをキッカケに、長いこと変えていなかった点火系もリフレッシュ。さらに一昨年前に断熱効果の検証を行なうべく剥き出しのシェル内側を生地で貼ってもらってひと夏を過ごした感想もリポートしてみた。結論から言うとパワーウィンドー不動は不便極まりなく、点火系は一式交換すれば体感できるレベルで走りが激変。
天井の断熱効果は手のひらを当ててハッキリわかるレベルで熱の伝達を遮るほか、大雨の際バチバチと打ち付ける不快な音にも効果覿面だった。
高性能のプラグ& プラグコードでも経年劣化で性能は低下する






せっかく赤いプラグコードにイリジウムプラグのセレブな点火系に換装したんだから、長く使わないともったいないなんて思ってザックリ8年近くそのままにしていた点火系。いざプラグコードを見てみると千切れてしまっていて、プラグは劣化が著しい。デスビも目に見えて経年劣化が進んでおり、この際EGRスレノイド、IACバルブ水温センサー、MAPセンサー、EGRバルブ、ソレノイド、ディストリビューターとC/Kパーツショップで一括注文。その結果、ぐずっていたりアイドリングが少々不安定だったジミーが、10歳くらい若返ったかの様な変化をもたらしてくれた。
モーターもケーブルも問題ない…、となれば接点の不具合!?




運転席のスイッチからは窓の開閉操作ができるのに、リアゲートでキーを差し込んで動かそうとしても動かない。その原因は接触部分の劣化によって通電が遮断されてしまっていたためだった。ついでに下側で引っかかりができて全開けする際、下まで下がり切らなかった部分まで改善してもらい、通常通り開閉できる様に。リアゲートには普段三脚やライトスタンド、レフ版を積載しているので、開かないと運転席or助手席から無理やり取り出さなければならず不便極まりない。もちろんアウトドアシーンにおいてもリアゲートの開閉は頻繁に行なうため、開かないとめっちゃ困る(笑)。
錆びたサイドステップからはサビ汁がポタポタ…


ほったらかしでもいいっちゃいいんだけど、年々錆びの度合いも酷くなっていき、さらにはステップ部分のラバーが劣化して千切れだしたので、いよいよヤバいと新たにサイドステップを購入。必要最低限のシンプルさに勝るモノはないとばかりに、すっきりスマートでクールに! 視覚効果も相まって車高の高さが際立つ嬉しい誤算♡ 正直に言うとギリギリまでAMP の電動サイドステップと迷ったけど、予算的にもクルマのイメージ的にもやっぱりこっちが似合う!
剥き出しのシェルに内貼りを直貼りで追加!


K5ブレイザーやラングラーの弱点とも言える炎天下の熱気。ちょうど頭上に熱気が伝わるのでこれからの季節、後部座席はサウナ状態(汗)。 以前DIYで断熱材を貼ったものの、どこからともなくエアが入り込んで見た目に難ありってことで兵庫県のG-HEXでシェルの部分とフロントシート上を一緒に総張り替え依頼。断熱効果は体感できるレベルで向上して見た目も良き! これ絶対やるべきです!
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2022年7月号掲載
最新記事
2023/12/01
道なき道の先の目的地へ、クルマ選びは走破性最優先!ラングラーアンリミテッドサハラ
「Jeepとアウトドアは相性が良い」。そんな生温い話ではなく、一歩間違えれば死を覚悟して挑む過酷なクライミングに挑戦し続ける週末冒険家の藤本さん。そんな彼が愛用するラングラーが生々しくてカッコいい!

2023/11/30
半世紀を超えてもなお、ファンを魅了し続けるベビカマ
2ℓ搭載がスタンダードになった現代版のシボレー・カマロ。決して現行モデルが物足りない訳じゃない。扱いやすさに快適性、燃費にパフォーマンスと、何を比較しても半世紀前のモデルの比じゃない。それでも魅力的に映えるカマロのファーストモデル。通称「ベビカマ」。その魅力に迫る。
2023/11/29
走りが楽しいクルマだから、潜在能力を引き出したい!【2016 チャレンジャー392スキャットパック】
見せるカスタムを施したチャレンジャー数多くあるが、マッスルカーらしく走れるチャレンジャーを提案するのは、広島CARBOXがその最右翼。今回はマッスルカーの本質を楽しむ、オーナーを紹介しよう。