レーシングミクには速いクルマが絶対に似合う【ダッジチャレンジャーSRT8】

今どきの痛車は、キャラクターのバックボーンに合わせてクルマにも拘る。サーキットを本気で走るレーシングミクには速いクルマが必須と考え、METAL-MAXさんが選んだクルマがダッジ・チャレンジャーだ!
俺たちのアメ車ライフ
侮るなかれスーパーチャージャー搭載
2012 DODGE CHALLENGER SRT8
日本の経済を大きく動かすとまで言われているのが、アニメやゲームを熱烈に愛する「オタク文化」だ。クルマでいえば、推しのキャラクターをラッピングした痛車が代表的。しかし、ひと昔前の痛車はベースとなるクルマは二の次で、ラッピングさえできればOKという感じも見受けられた。だが現在の痛車には、推しのキャラクターとクルマの親和性を考慮して製作されたモデルも存在する。それが、METAL-MAXさんの公式レーシングミク仕様にラッピングした12年型ダッジ・チャレンジャー・SRT8だ。
推しのキャラクターは、ご存じ初音ミク。レーシングミクとは、レーシングチーム「グッドスマイルレーシング」が、初音ミクをメインキャラクターに使用した痛車でスーパーGTや鈴鹿10Hに参戦し、そのレースカーデザインをレーシングミクと呼ぶのだ。そしてこのデザインは毎年変更され、ファンならデザインを見ただけで年代が分かるほど。METAL-MAXさんのチャレンジャーは21年度デザインとなり、本家のレーシングミクと同じ「のらいも工房」で製作したもので、公式レーシングミク・レプリカとして認められている。
このラッピングは、車種に合わせて製作されるため、ある意味クルマはなんでもOK。だが、METAL-MAXさんが拘ったのは、レーシングミクというキャラクターとクルマの親和性。サーキットを本気で走るクルマに描かれたレーシングミクは、速いクルマにこそ似合う。そして、痛車には無い目立つクルマは何か。そう考えていた頃に、コンビニで目に留まったのが、チャレンジャーが表紙になったアメマガ。「このクルマなら、痛車にしたら絶対にカッコイイと思いました」。
そうして痛車業界初のチャレンジャーが登場するのだが、実は現在のチャレンジャーは2台目で、初めて購入したチャレンジャーは17年デザインのレーシングミク仕様。その後購入したC5コルベットは、19年デザインのレーシングミク。再びチャレンジャーを購入する上で、絶対に欲しかったのがコンバーチブル。
第3世代のチャレンジャーにはコンバーチブルは設定されていないが、ガレージダイバンがワークスコンバーチブルを本国から輸入していることを知りオーダー。速さも重要だったこともあり、V6やベーシックなV8も排除。そして出会ったのが、コンバーチブルのSRT8。しかも、スーパーチャージャー搭載のおまけ付き。
そこにラグジのMライン・Ver3オーバーフェンダー、ワーク・CR3・20インチも装着し、ラッピングだけではない、走りを意識させるカスタムも施されている。
今後は初音ミク全開のトランクオーディオも想定しており、さらにパワーアップした痛車に仕上がっていく予定だ。
コンバージョンメーカー「ドロップトップカスタムズ」が製作したチャレンジャー・コンバーチブル。同様のコンバージョンメーカーもあるが、リアサイドウインドーの開閉や、クロスバー補強など、完成度が高いのがドロップトップカスタムズの特徴だ。
チャレンジャー購入でMETAL-MAXさんがガレージダイバンにオーダーしたのは、コンバーチブルの他にハイパフォーマンスモデルということ。本国で見つけてもらったコンバーチブルのSRT8は希望通りだったようだが、ウィップルのスーパーチャージャーが搭載されていたのは実は想定外。しかし今となっては、スーパーチャージャーを搭載するレーシングミクとして大きな自慢の一つ。
新しくチャレンジャーを購入したら絶対に装着したかったという、ラグジのMラインVer3オーバーフェンダー。ホイールは走りを意識してワーク・CR3・20インチ(F20×10J、R20×12J)を装着。
コンビニで立ち読みしたアメマガをキッカケにチャレンジャーを購入したMETAL-MAXさん。現在のチャレンジャーは2台目で、1台目は2017年度レーシングミク仕様で、現在は2021年度のレーシングミク仕様。初音ミクの故郷である北海道札幌に、チャレンジャーで行くことも夢のひとつ?
OWNER:METAL-MAX さん
Thanks:GD Factory
TEL:043-215-3344
http://www.daiban.com
最新記事

2023/12/06
BCDには目利きの効いた、刺さるアメ車が勢揃い!【BUBU阪神】
現地スタッフとの連携で独自のネットワークを駆使して良質な車両を仕入れて販売するBCD(BUBUカリフォルニアダイレクト)。その2店舗目として人気を博すBUBU阪神。景気低迷の最中でもコンスタントに売れる人気店の魅力に迫る!
2023/12/05
【ラングラースポーツ】クルマをファッションの一部として、捉えたらもっと自由になる
ドアは4枚、座席やラゲッジ容量も多いに越したことはない。いつからか、そんな物差しでクルマを選ぶ様になってきた昨今。モノ選びに長けた古着マニアから、クルマとの向き合い方を考察。

2023/12/04
色のコダワリは無いが、何故か黄色のチャレンジャーを3台乗り継ぐ
走れるチャレンジャーカスタムを提案するCARBOX。ヘルキャットオーナーの竹林さんは、実はこの車両が3台目のチャレンジャーだったりする。