お客さんが乗ってきた、ワゴニアに一目惚れ♡

SUV

ジープ

アメマガ2022年9月号

断然JEEP派

グランドワゴニア

トレンドに左右されることなく、常に一部マニアの中で憧れの名車として語り継がれるワゴニア。ほかのアメ車にはない固有の魅力にハマり、虜となったNacoさんが嗜む自然体のワゴニアンライフとは!?

断然JEEP派


深く考えないで移動を楽しむ、多少の不便はご愛嬌

1989 JEEP GRAND WAGONEER

ジープ特集と聞くと、どうしてもワゴニアを取材したくなる元ワゴニア乗りの筆者。もう17年ほど前の愛車となるが、未だにその姿を見るとワクワクする。そこでSNSを駆使して関西近郊でワゴニアを所有しているオーナーはいないかと検索して見つけたのが紹介するNacoさん。到着して撮影場所まで同乗させてもらった最に、同年式のワゴニアだったのでインパネに懐かしさを感じていた矢先、カーステレオから流れる音楽が「ジャックジョンソン」で、これには思わず「わかってるわー!一番合うヤツ!」と心の声が漏れてしまった。

そんな彼女がワゴニアと出会ったのは、経営するお花屋さんにワゴニアで乗り付けたクルマ関係の仕事に勤しむ常連さんの友人。一目見るなり「惚れた―♡」と胸キュンして、「乗る!?売ろうか?」と聞かれて即決したのが今から約4年ほど前。それまでもTJラングラーを愛用していた彼女。

 

これまでに愛用してきたのは快適な装備やデジタルな装飾のないシンプルイズベストなクルマばかり。購入する時に「何かと手間のかかるクルマだよ?」と言われても「走って止まって曲がりさえすれば多くは求めない」と潔い姿勢。運転席窓ガラスが急に落ちた際も窓を咄嗟に手で押さえ、力ずくで持ち上げて吸盤二枚をストッパーにして応急処置(笑)。

 

漏電でバッテリーが頻繁に上がるので毎回乗る時はボンネットを開けて増設したキルスイッチをオンにしてエンジンを始動。こうした手間暇をかけてでも乗りたいと思えるクルマに出会えたことは、何不自由ない退屈なクルマで過ごすよりも素晴らしい。ある意味幸せなことである。

搭載されるエンジンはV8の5.9Lで3速ATが組み合わさる。80年台後半のモデルではあるがキャブレターなので暖気や始動時のチョーク引きなど多少手間暇がかかるが、そこも含めてご愛嬌。

ベージュ基調のハーフレザーインテリアにウッドをあしらったインパネの雰囲気は70年代から継承されつつも、メーター周りはAMC時代の84年型が丸型なのに対して最終モデルは角型。エアコンの調子は今のところバッチリで暑い夏でも快適。

20年程前から宝塚の中山寺近郊でお花屋さんを営むNacoさん。生花やドライフラワーの販売やアンティーク雑貨、趣味でコレクションした貝殻の販売までを手掛けており、週に2回、お得意先の美容室や飲食店産のディスプレイを担当。お花の種類やアレンジはすべてお任せしてもらっている。個人的な感想ではあるがワゴニアのオーナーは感性を生かした職種の方が多い印象だ。

JEEP OWNER'S FILE : Naco


Hana na

住所:兵庫県宝塚市中筋8-12-43
TEL:0797-80-1713
営業時間:10:00〜18:00
定休日:木曜日


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2022年9月号掲載


関連記事

RELATED


普段乗りも快適な本格派4×4!JLラングラー1台あれば旧車道楽も安心

コルベットC3と共に登場してくれているERIさん。実は旦那さんと共にハーレーやビンテージカーを複数台所有するマニア。そんな夫婦が唯一気負いせず、気楽に乗ってどこへでも走らせるメインシューズがJLラングラーだ。

求める性能やスタイルに合わせ、最適なカスタムメニューを提案する【TAKE-OFF】

カスタムだけでなく、国内をはじめ北米大陸やグアム島のオフロードレースに長年参加し、本場アメリカのオフロード文化を体験する中でジープの独自性を経験したテイクオフ。ゆえにラングラーのカスタムは得意中の得意で、多種多様なスタイルを提案中だ。

ラングラーユーザーの思いを具現化する1台をヒルトップが仕上げた。

タフなイメージのするアメ車といえば、ラングラー以外にもピックアップトラックなど、数多くのモデルがある。しかし、どんな悪路をもいとわず駆け抜けるラングラーこそタフさが問われる。ストックのままでも高いポテンシャルを秘めるが、さらなる高みを求め強靭なシルエットを創造。

構想10年の大改造!15インチボディフレームストレッチ【TJ ラングラー】

オフロードの難関コースに挑むため、徐々に愛車TJラングラーの装備を充実させていった鶴山さん。しかしそれでもクリアできないコースと遭遇し、思いついたのが、何とホイールベースの拡張だ。構想10年作業期間2年という大プロジェクトを経て、遂に15インチボディ&フレームストレッチが完成した。

ジープはオフロードを走ってこそ、本当の意味でのフリーダムカーだ!

ハマーH1のスペシャリストでありながら、アメリカンSUV&トラックを中心に、レアなアメ車の輸入元としても知られる「スカイオート」。オーナーの村上周平さんが元々オフロード好きということもあり、不定期にオフロード走行会も行っている。今回はそんな、スカイオートの走行会に潜入だ!

 

最新記事


2025/03/17

【MOTHERS】ショーカークオリティを 生み出すこだわりの逸品

メンテナンス

マザーズといえば、 Jeepの生まれ故郷であるアメリカにおいて高い認知度を誇るカーケアブランド。エクステリアからインテリアまで多種多様なアイテムをリリースしており、世界中のファンに愛されているトップブランドである。ここではJeepはもちろん、その他のアメ車にも最適なアイテムをピックアップ。どれも手軽に施工できて、かつ効果も抜群なので、ぜひ試してみてほしい!

2025/03/15

【サニービーレンタカー】他店ではほとんど見られない、アメ車のレンタカーサービス

ショップ

「アメ車に乗りたい!」と思う人はとても多い。でも最近では携帯代や様々なサブスクを利用していて、出費が多いという人も少なくない。だがそんな人の夢を叶えるために、サニービーレンタカーではアメ車のレンタカーを用意している。

2025/03/14

【2024 NewSchool CUSTOM SHOW】自由で無限の可能性を感じる、新しさを予感させるイベント

イベントレポート

2025/03/12

【ROCCI FORGED】30年の歴史を誇る老舗ホイールメーカー

SUV

キャデラック

ホイール

アメリカの最新トレンドカスタムを、日本に持ち込むM.S.Tオートモーティブ。様々なパーツの日本総代理店にもなっており、今最も推しているのが超個性的なデザインと高品質がウリのROCCI FORGEDホイールだ。

ランキング


2025/03/17

【MOTHERS】ショーカークオリティを 生み出すこだわりの逸品

メンテナンス

マザーズといえば、 Jeepの生まれ故郷であるアメリカにおいて高い認知度を誇るカーケアブランド。エクステリアからインテリアまで多種多様なアイテムをリリースしており、世界中のファンに愛されているトップブランドである。ここではJeepはもちろん、その他のアメ車にも最適なアイテムをピックアップ。どれも手軽に施工できて、かつ効果も抜群なので、ぜひ試してみてほしい!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2025/03/15

【サニービーレンタカー】他店ではほとんど見られない、アメ車のレンタカーサービス

ショップ

「アメ車に乗りたい!」と思う人はとても多い。でも最近では携帯代や様々なサブスクを利用していて、出費が多いという人も少なくない。だがそんな人の夢を叶えるために、サニービーレンタカーではアメ車のレンタカーを用意している。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger