名門HURSTとのスペシャルパッケージ による激レアなコレクタブルな300H!
最大級のフルサイズ2ドアという究極のラグジュアリーカーにしてマッシブなTNT440 を搭載したマッスルパッケージ!しかも名門HURSTとのスペシャルパッケージによる激レアなコレクタブルな300H!
今こそ狙うは「セダン」
レトロフューチャーを彷彿とさせるラグジュアリーなマッスルカー
1970 Chrysler 300 Hurst Edition
フルサイズボディに440を搭載したマッスルパッケージ
数あるアメ車の中でも、最もアメ車らしいという意味で魅力的なのは、往年の「フルサイズセダン」だろう。アメリカと同義語ともいえるほどポピュラーなキャデラックに代表される最上級グレードのフルサイズセダンは、その巨大なサイズをはじめ、装備や性能、豪華さにおいても世界的に頂点を極める存在。
現在とは打って変わって、排気ガス規制前のモデルにおいては、さまざまな面において贅沢を極めた要素がふんだんに取り入れられている。何は無くとも一見して分かるフルサイズボディの大きさ。5.5mを裕に超える全長、約2mにも及ぶ全幅はフルサイズでは平均的。豪華な装備や乗り心地を加味した車重は2tを超えるため、搭載エンジンもビッグブロックによる7ℓ超えも当たり前だったりする。

ラグジュアリーという点では、ピラーのないハードトップの方がセダンよりもよりも美しく、グレードとしても上。さらには、その巨体でありながらも2ドア車は、パーソナルカーとしても究極に贅沢な存在。
MOPARにおいての最上級ブランドとしてはインペリアルが頂点だが、クライスラー300の中でも、70年型2ドアにハイパフォーマンス440を搭載した名門ハーストによる特別仕様は、ラグジュアリーカーにおける明確なマッスルパッケージという点で究極的な存在だ。出荷台数も500台程度と極めて希少なコレクタブルカーなのである。
ハースト流のインパクト大な、独自のカラースキムが特徴
シフターのメーカーとしてお馴染みのハースト社は、クライスラーの市販のドラッグレース専用マシンであるファクトリースーパーストックの製造から、各社のタクシー製造まで行なう特殊なカンパニー。AMC、ポンティアック、オールズモビルとのコラボ的なハーストスペシャルモデルもリリース。いずれもハイパフォーマンスな仕様で、ハーストのイメージを押し出したインパクトの高い独自のカラースキムをまとうスペシャルエディション。
知名度ではカトラスをベースとしたHURST/OLDSだが、このクライスラー300はベース車の個性、ハースト仕様として与えられたメニューの濃さ、最終的なキャラクターや希少性など、全ての面において最も特別感の高い存在。

現在のニーズとは真逆ともいえるアプローチのモデルを最近入手したオーナーは94年生まれの若者。兄がコンチネンタル・マークIVに乗るフルサイズ2ドアブラザーズ。フルサイズの2ドアの中でも、近未来感のある独創的なスタイリングとハイパフォーマンスなポテンシャルを求めてハースト300を狙い撃ちしたのだった。
アメリカでの売り物件を隈無くリサーチし、運良くこの個体に巡り合った。日常使用するには、さまざまな面で不向きではあるが、愛車として440のパフォーマンスとフルサイズ特有のリッチな乗り味を満喫している。



ロングノーズ&ロングデッキともいえるフルサイズにして2ドアならではのスタイリング。全長5700×全幅200×全高141というディメンション。シド・ミードを思わせる仮装未来感溢れる独創的で魅力の高いデザインが「ハースト300」の特徴だ。

スクープを持つフード&スポイラーを兼ねた独自デザインのトランクはHURST300 専用のファイバーグラス製。グリル内のストライプを含め、ゴールド基調のカラースキムも専用。

なんといっても、搭載する440エンジンはマッスルなハイパフォーマンス仕様。


ハイエンドなフルサイズ車での搭載エンジンは440がお馴染みだが、HURST300ではマッスルパッケージ同様の375hp仕様。それに伴って、3速ATはTF727、リアエンドは“シュアグリップ”同様LSDを組み込んだ8 3/4。ファイナルレシオはモデルのキャラクターに見合う3.23。ラグジュアリーではハブキャップが主流だが、マッスルアプローチのHURST300ではトリムリングを持つラリータイプを採用。中央のゴールドペイントは専用。装着タイヤは純正同様のP235/75R15。本来はホワイトレターだが、ホワイトリボンとの組み合わせも◎。


ミッドセンチュリーを感じるリッチさと、70年型ならではのモダンな設計からなるレトロフューチャー感が素晴らしい。シンプルにして重厚感のある作りの良さも魅力的。シートは最上級ブランドであるインペリアル用を採用。
PHOTO&TEXT:石橋秀樹
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