オサエておきたい“ストリートロッド”のダイキャストモデル

ホビー・雑貨

アメマガ2022年11月号

ストリートロッド

ダイキャスト

ミニカー

アメホビ

アメカル

イジリーズ・ルーム

IJIRY'S ROOM:1/18 scale STREET RODs

イジリーズ・ルーム


ストリートロッドこそ男のロマン。

究極の自動車趣味である「ストリートロッド」。そのミニチュアモデルたちもミニカー界では究極のコレクタブルアイテムと言えるだろう。1/18 ビッグスケールでモデル化されたストリートは、まさに男のロマンそのもの。注目作を紹介していこう。

コレクター魂をくすぐるアルティメットなモデル

アメ車の代名詞とも言えるホットロッド。そのホットロッドの中でも戦前のモデルをベースにアップグレードしているのが「ストリートロッド」だ。アメリカでは究極のカーホビーとして確固たる地位を確立しており、「いつかは欲しい憧れのアメ車」なのだ。そんな男のロマンをカタチにしたストリートロッドの1/18スケールのダイキャストミニカーが熱いので紹介していきたい。

以前からストリートロッドのダイキャストはそこそこリリースされていたが、ハイディテールミニカーメーカーのgmp(ジーエムピー)社がストリートロッドシリーズをモデル化することにより、そのクオリティは劇的に向上、バリエーションも豊富になった。残念ながら現在はgmpはグリーンライト社の一ブランドとして傘下となり、あまり展開はしていない…。その後、ACME(アクメ)がそのスピリットを引き継ぎ、魅力的なストリートロッドの1/18スケールミニチュアを展開。

 

今回、ACMEから1932年型フォードのピックアップが登場し、話題となっているのだ。これまでにデュースではロードスター、3ウインドー、5ウインドーはリリースされていたがピックアップは初リリースとなる。そのディテールは言うまでもなくスバラシイもので、実車と見間違ってしまうほどの完成度なので要チェックだぞ!

1/18 ACME
1932 Ford Hot Rod Truck

ハイディテールダイキャストモデルの筆頭メーカーであったgmp社からストリートロッドシリーズのモデル化を引き継いだACMEブランドから新発売となった1932フォード・ピックアップ。ダイキャストモデルならではの重厚感、高い質感を誇る。これまでデュースのピックアップトラックはあまりモデル化されていなかったのだが、今回ACMEがリリースしてくれたことにより、ストリートロッドミニカーのラインナップが益々充実することになった。フード、左右ドア、テールゲートの開閉機構、ステア機構を持つ。

1/18 ACME
All American “HOT-ROD”

ACMEがリリースした1932年型フォードのロードスター。フレイムスとホワイトリボンタイヤがザ・ストリートロッド感を醸し出す絶対にオサエておきたい逸品。

1/18 ACME
SouthernSPEED& MARINE 1932 5window

こちらはマット塗装にウェザリングが施されたラットスタイルの5ウインドー。ロードスターや3ウインドーとは左右ドアの開き方が違うのも注目点だぞ。

1/18 ROAD SIGNATURE
1923 FORD T-BUCKET

ロードシグネチャー製の1923年型フォードTバケット。デュテールも高くないし、ストリートロッドとしてのセンスはあまり良くないのだが、雰囲気を楽しみたい。

1/18 auto world
1934 Ford 3-window Coupe

かつてアメ車ミニカー界を席巻していたアーテルの金型を使用してリファインしているオートワールド製の1934年型3ウインドー。シャクレグリルがポイント。

1/18 ACME
DEUCES Wild 1932 ThreeWindow

ACME がリリースしたイエローボディが眩しいデュースの3ウインドー。エンジンやファットタイヤなど、かなりワンパクな仕様のモデルだ。

1/18 gmp
The Rodder's Journal 1932 Ford 3window

かつてgmp 全盛の頃にリリースされたフェンダー付き3ウインドークーペ。4種類存在した「リアルスチールシリーズ」の一つとなる。

1/18 ROAD SIGNATURE
1931 FORD MODEL A CUSTOM

なぜかセダンがほとんどモデル化されていないのだが、少し前にロードシグネチャーから登場のモデルAセダン。ディテールは高くないが、まぁカッコイイか。

1/18 Ertl Collectibles
1940 FORD STREET ROD

以前アーテル社が「アメリカンマッスルシリーズ」でブイブイいわしていた頃にリリースされた1940年型フォード。ダイキャストならでは重量感がたまりません。


Photo & Text:Kazuhiro Kimura
アメ車マガジン 2022年11月号掲載


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