大排気量のマッスルカーよりも、唯一無二の存在というべきカスタムカーの方が好きだった

クライスラー300を皮切りに、V8 チャレンジャー、そしてこのマスタングと乗り継いできたオーナー氏。誰もが一度は大排気量のマッスルカーに乗りたいと思うが、いざ乗ってみて分かったことは「マッスルよりもカスタムカーが好き」という事実だった。
唯一無二の存在感で見た瞬間に購入を決意!
2012 FORD MUSTANG WIDEBODY CUSTOM
マッスルカーの走りよりカスタムカーの方が好み
マッスルカーの爆発的な加速は刺激的だけど、いざ乗ってみたら経済性や燃費という現実に直面する人も少なくない。このマスタングのオーナーさんもその1人で、とりあえずV8に乗ったら満足し、そこで気づいたのは「大排気量のマッスルカーよりも、唯一無二の存在というべきカスタムカーの方が好きだった」ということだ。
最大のポイントは、ノーマルを遥かに凌ぐワイドボディ化されたスタイリングで、TOPPOが自ら製作した車両の1台。前後のフェンダーはサイドシルで繋がり、オリジナルとはまったく異なるシルエットへ生まれ変わったと言えるだろう。片側だけでも20cm以上ワイドとなっており、乗り込む時にはサイドシルを跨いで乗り込む必要がある。
こんな個性的と言うか、良い意味でクセのあるクルマを見た瞬間、そりゃ「買います!」って即決するって物。事実「ここで手に入れなければ、絶対に自分の手元には来ないな」と確信したとか。まさに、チャンスをしっかり手にしたとも言えるだろう。
購入後は、ヘッドライトのLED化や幌のリフレッシュを実施。サスペンションはエアサスだが、トランクスペースはノーマルと同等。さりげないコダワリが、このマスタングには盛り込まれている。今後はオーディオのカスタムを予定しているとのこと。ショップと相談しながらさらなる進化を目指す。
オーバーフェンダーをただ追加するのではなく、ボディラインを完全に一新! ちなみにTOPPOのキットを組んだ車両は一定数存在するが、このマスタング はTOPPOの手によって組み上げられた稀少な1台。マスタングと言うよりも、違うネーミングで呼びたくなるほど変貌しており、まさに孤高の存在と呼ぶに相応しい。
フロントは245/30R22、リアは335/25R22という、このスタイルならではのタイヤをセット。片側だけでも20cm近く拡大しており、単なるカスタムとは一線を画す独特なスタイルを実現。ここまでの存在感を持つ車両はそうそうお目にかかれないし、手に入れるチャンスがあるなら誰もが一度は乗ってみたいと思うだろう。
エンジンはV6・3.7ℓを搭載。V8の加速は体感したし、走りよりも独自のスタイルを大切にしたいと語る。
インテリアはフロアカーペットも含めてレッドに統一。次は手付かずのオーディオに手を加える予定だ。
GraceCab【グレイスキャブ】
TEL:0568-35-7790
http://gracecab.jp/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン 2022年12月号掲載
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