最後を飾る特別なチャレンジャー&チャージャー

モダンマッスルの先頭をひた走ってきたチャレンジャー&チャージャー。だが、その終焉の日は刻々と近づいている。何だか寂しいような気もするが、次なるモデルも披露されたことで、新たな愉しみもまた見出されている。時代の移り変わりに合わせてクルマも進化を遂げながらモパーマッスルは限界まで突き進むことを止めない!
TO THE LIMIT!!
生産終了に向けて7種の特別モデルを投入!
嘘か本当かと言われていた、チャレンジャーとチャージャーの生産が2024年で終了する。アメリカは2035年までに「連邦政府の車両全てを、ガソリン車から電気自動車(EV)などのゼロエミッション車に切り替える」と大々的に発表しており、その流れを汲んだ動きだ。
そして、この生産終了の発表と同時にダッジがリリースしたのが、ラストコールと呼ぶ7種類の特別限定シリーズを順次発表すること。この7種類は、チャレンジャーに7種類、チャージャーに7種類ではなく、2台トータルで7種類であり、2台共通の特別モデルは1種類のみとなる。
順調にシリーズが発表されていき、大トリの7番目は11月初旬に開催されたSEMAショーで発表となる予定だったが、延期となってしまった。噂では、チャレンジャーをベースにデーモン以上のモンスターマシンとも言われ、そのエンジントラブルだったとも…。ともあれ、7番目の発表がされる前に6種類のオーダーはスタート予定。7番を見て決めるかそれとも…。全て限定モデルだけに、悩ましいところだ。
Last Call No.1 DODGE CHALLENGER SHAKEDOWN
ラストコール第1弾として発表された、チャレンジャー・シェイクダウン。シェイクダウン・レッドストライプが大きな特徴で、レッド392フェンダーグラフィックやレッド6ピストンブレンボブレーキ、レッドステッチが施されたアルカンターラシートになっている。
1,000台限定で、デストロイヤーグレーのスキャットパック、ピッチブラックのスキャットパック・ワイドボディに各500台が割り当てられる。
Last Call No.2 DODGE CHARGER SUPER BEE
第2弾はボンネットのグラフィックが特徴の、チャージャー・スーパービー。スキャットパックがベースとなり、1,000台限定でプラムクレイジーのスキャットパックが500台、B5ブルーのスキャットパック・ワイドボディが500台となる。B5ブルーのストライプグラフィックはブルー。ドラッグラジアルタイヤ、ドラッグモード付きのアダプティブダンピングサスペンション、SRTフード、デュアルヒートエクストラクタ、SRTブラックエキゾーストチップなどを装備。
Last Call No.3 DODGE CHALLENGER SCAT PACK Swinger
第3弾は、チャレンジャー・スキャットパック・ワイドをベースにするスウィンガー。名前は1960~70年を代表するマッスルカー、ダッジ・ダートの2ドアモデルであるスウィンガーから取られ、特徴はゴールドの20インチホイールとゴールドのシェイカーフード。ボディカラーはF8グリーンとサブライムグリーンがあり、オプションでホワイトナックルの選択も可能。シートはグリーンステッチ入りのアルカンターラ。1000台限定。
Last Call No.4 DODGE CHARGER SCAT PACK Swinger
チャレンジャーと同じくスウィンガーの名が与えられて、第4弾として登場のチャージャー・スウィンガー。こちらもベースはスキャットパック・ワイドボディで、スウィンガーグラフィック、ゴールドの20インチホイールを装着。ボディカラーはチャレンジャー版と同じく、F8グリーン、サブライムグリーン、オプションのホワイトナックル。シートも同じく、グリーンステッチ入りのアルカンターラになるなど、至る所にグリーンが配色されている。1000台限定。
Last Call No.5 DODGE CHARGER KING DAYTONA
第5弾となるキングデイトナは、チャージャー・SRTヘルキャット・レッドアイ・ワイドボディがベース。1960~70年に掛けてドラッグレースで活躍したチャージャーに付けられた名前が「キングデイトナ」で、その名前を取り入れた。エンジンはレッドアイと同型6.2ℓV8スーパーチャージャーだが、馬力はレッドアイの797hpより10hpアップさせた807hp。ブレンボキャリパーもオレンジで、ボディカラーはゴーマンゴーのみ。シートはブラックアルカンターラにオレンジのステッチが入る。これまでのモデルは1000台限定だが、キングデイトナは300台限定とかなり少ない。
Last Call No.6 DODGE CHALLENGER BLACK GHOST
第6弾はチャレンジャー・SRTヘルキャット・レッドアイ・ワイドボディをベースにするブラックゴースト。1970年代に出没したハイスペックのチャレンジャーのニックネームが「ブラックゴースト」と呼ばれ、その名前を与えられた。一番の特徴はゲイタースキンと呼ばれるオリジナルルーフグラフィックで、他にリアフェンダーグラフィック、フロントDODGEロゴ、ボンネットピン、サテンカーボンの20×11Jホイールを装着。搭載するエンジンは、チャレンジャー・スーパーストックと同じ807hpを発揮する。ボディカラーはピッチブラックのみで300台限定となる。
2023年のスタンダードモデルも大きな変化で登場予定!
最速のコンバーチブルが遂に設定される!
チャレンジャーにコンバーチブルが設定される。アメリカで最も古いコンバーチブルビルダーである「ドロップカスタムズ」が製作となり、ダッジ車両工場からクルマが直接配送され製作。R/T、R/Tスキャットパック、SRTモデルに設定されるとのことで、ヘルキャット・コンバーチブルも可能となる。
人気のボディカラーB5ブルーやプラムクレイジーが復活!
ラストコールに合わせ、過去に人気だった3種類のヘリテージエクステリアカラーであるB5ブルー、プラムクレイジーパープル、サブライムグリーンを復活させ、近年注目を浴びたデストロイヤーグレーも再設定されるようだ。
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