【チャージャー&チャレンジャー】プロのアスリートだからこそマッスルカーがよく似合う!

チャレンジャーに乗りたいんです…。そう言ってラグジを訪れた2人の男性。服の上からでもガッシリとした骨格に、島澤社長は只ならぬオーラを感じたとか。そう、2人はプロサッカー選手だったのだ!
アメ車生活を楽しむオーナーたち
ボールは友達だけどクルマも欠かせない相棒!
2019 DODGE CHALLENGER SRT8 392
1973 DODGE CHARGER SE BROUGHAM
幼い頃からサッカー漬けの生活を送っており、2023年にプロデビューを果たした倍井(ますい)さん。そろそろ愛車が欲しいと思うが、チームメイトに相談しても自らが乗っているクルマをオススメする人が多いとか。でもファッションのようにクルマも個性を主張したいと考えた倍井さんが頼ったのは、同じチームメイトの永井さんだ。
相談を受けた当時、永井さんの愛車は欧州車だったが、かつてエスカレードに乗っていたこともあり「ケン、チャレンジャーはどうだ! 岐阜にイイお店があるから一緒に行かないか!?」と誘われたのがこの物語の始まりだ。
その時のことを振り返る倍井さんは「事前に永井さんからチャレンジャーのことは聞いていましたが、自分の目で見たらあまりのカッコ良さに一目惚れしました!とくにガンメタのラッピングやブラックのホイールが落ち着いたトーンを描いており、コレガイイと即決しましたね」と語る。倍井さんのチャレンジャーはワイドボディのSRT8・392がベースなので、ノーマルでブレンボのビッグキャリパーを装備。ラッピングに加えタイヤ&ホイール、マフラー、車高調とラグジとしては控えめと思えるカスタムを施すが、プロアスリートの立場を考えると少し控えめな方が良いのかも知れない。
その一方で永井さんは密かに狙っていた車両があった。それが1973年型のチャージャー。「やっぱり後輩にだけ買わせて自分は買わないっていうのは男気にかけますよね(笑)。もちろん昔アメ車に乗っていたし、久しぶりに乗りたいと思ったのが最大の理由ですよ。決め手になったのは珍しいベンチシートで、これなら家族が横並びで乗れますからね。新車ならともかく、ビンテージカーの場合は、運命的な出会がありますね」と語る。
日本のみならず世界で活躍するプロアスリートの場合、クルマに乗る機会は少ないのでは? と伺ったところ「むしろシーズンインするとクルマは欠かせません。ホームスタジアムやトレーニンググランドには必ず愛車で向かいますし、アウェイでも集合場所までクルマで移動します」とのこと。
クルマは単なる異動手段かも知れない。だが、2人がマッスルカーを乗り始めてから物事が良い方向に動き出したそうで、チームも非常に良い成績を残せている。マッスルカーには気持ちを整えたり昂らせてくれる、不思議なチカラがあるのかも知れない。




マット調のガンメタリックラッピングと、グリルやホイールのブラックが奏でるハーモニーがお気に入りポイント。余談だが取材中にヘルキャットを試乗したところ「異次元の加速でした…」と衝撃を受けた様子。また、さらなるカスタムにも興味が湧き始めた様子だった。




エンジンは400cuin(6.6ℓ)を搭載し、社外アルミヘッド、ハイカム、インテーク&エキゾーストを組み込む。スモールブロックのAT 車ではあるが、低速は大排気量で豊かなトルクを実感。中速からはハイカムが効き気持ち良く伸びるので非常に乗りやすいそうだ。


ベンチシートで家族が一列に並んで乗れるところが最大の魅力。なお、大きな車体や各部にカメラなど一切ないので、しっかり目視して運転するようになったとか。以前から余裕を持って行動するタイプだったが、チャージャーは気持ちの余裕も必要とも。
2019 DODGE CHALLENGER SRT8 392
with Ken MASUI
1973 DODGE CHARGER SE BROUGHAM
with Kensuke NAGAI
THANKS:LUXZ
TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2025年3月号掲載
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