流行りに左右されないのがハマーH2の最大の魅力

生産が終了して早14年が経過するものの、その名が廃れれることのないハマー・H2。熱狂的なブームが落ち着いたいま改めてH2を見てみてもやはりその存在感は半端なく、魅力的に映ってしかたがない。
やっぱりGMが最高
唯一無二、やっぱハマーだ!
'05 HUMMER H2 LUXURY PACKAGE×STRUT BODY KIT
SIC【シアーズインターナショナル】
https://www.sic-jp.com/
ハマー・H2が市場に投入されたのは、今から遡ること21年前の2002年。ブランドの源流を辿れば軍用に用いられたハンヴィー、その市販モデルであるH1の流れを汲んでいることはスタイリングを見ても明らか。
デビュー当時はというと、ナビゲーターに続きエスカレードが投入されてラグジュアリーSUVが花盛りであったけれど、それに続く第三の矢として一躍脚光を浴びたことは言うまでもない。筆者も当時を振り替えると面白いクルマが出てきたなぁと心を躍らせたが、同様に感じた人はたくさんいて、その唯一無二なスタイルに惹かれた人は数知れず。
中でも最新トレンドに敏感なハリウッドのセレブリティたちがこぞって愛用したことで、ラグジュアリーシーンの盛り上がりが加速。当時のセマショー会場にはH2をベースにカスタムしたモデルが溢れんばかりに並んでいたことが蘇る。
あの熱狂的ともいうべきブームから時が経ち、さらに生産終了してから14年という月日が経過した現在、日本におけるH2の動向はどうなっているのかが知りたくなり、取り扱い実績も豊富な埼玉のSICで話を聞いてみることに。「H2はやはり独特な個性を持っているので、うちに来るお客さんの多くはアメ車というよりはH2を指名買いする人がほとんどですね。同じく一世を風靡したアストロを求める方たちはノーマル指向が多いですけど、H2はまだまだカスタムして楽しむといった傾向が高いです」とのこと。
今回お話を伺うに当たってSICが用意してくれたH2だが、ここ最近は流行りのアゲ系スタイルを取り入れる傾向が多いなか、ラグジュアリーブームの全盛期を彷彿させるシルエット。細部には最高級パーツブランドとして名を馳せるSTRUTのダカールコレクションやフィールドドレスキットを纏わせただけでなく、ボトムスにはお約束ともいうべき26インチのビッグリムがあしらわれていたほか、エスカレード純正のブルガリクロックをインストールしただけでなく、その盤面にスワロフスキーを散りばめられているなど、これぞまさに“ザ・ラグジュアリー”。流行は20年周期で繰り返すというから、このスタイルが再び脚光を浴びるかもしれない。




エクステリアはメイングリル&バンパーグリル、フードベントグリルにハンドルがセットになったストラット製のダカールコレクションを筆頭に、ストラット製フィールドドレスキットを装着。REALWHEELSのサイドステップ、ガナドール製の4本出しマフラーでボディメイク。
ラグジュアリーな装いに合わせてボトムスにはDCENTI の26インチリムをチョイス。カラーはクロームではなくあえてマットブラックを組み合わせる。
H2が搭載するエンジンは6ℓボルテックV8で最大出力は325hp、最大トルクは360lb-ftを発揮。ちなみに後期モデルは排気量が6.2ℓへと拡大し、最大出力は393hp、最大トルクは415lb-ftを発揮する。


エクステリア同様にインテリアにもグラブハンドルや吹き出し口ベゼルなどにクロームを用いているほか、エスカレード用ブルガリクロックをエアバッグキー設置箇所に移植しただけでなく、文字盤はすべてスワロフスキーで埋め尽くされゴージャス! さらにヘッドレストモニターも常備。




取材車両のグレードはタイプGということでサードシートを備えているが、前期モデルなので1脚。そのため乗車定員は6人。スペアタイヤを備えていないためサードシートを折りたためば充分なラゲッジスペースを確保することが可能。ちなみに後期モデルはサードシートが2脚となり乗車定員は7人となっている。
SIC【シアーズインターナショナル】
所在地:埼玉県草加市西町1273-1
TEL:048-929-2222
URL:
https://www.sic-jp.com/
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2023年6月号掲載
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