車両確認で一番気になったホイールの傷を修復【PATRIOTを購入した話 ②】

SUV

ジープ

コラム

アメマガ2023年9月号

ガレージジョーカー

千葉県

パトリオット

PATRIOTを購入した話

軽自動車を愛車にする編集部カズの奥さんが、「軽じゃ友達と遠出できないから違うクルマに乗りたい。小さくて個性的なアメ車って無いの?」との発言からスタートしたクルマ探し。数ある候補から購入を決めたのはジープ・パトリオット。納車に至るまでに様々な作業を行なってきたので、その作業を紹介しよう!

奥さんがアメ車が欲しいと言うのでPATRIOTを購入した話


どうせホイールの傷を修復するなら思い切ってカラー変更もあり

奥さん用になるのがなんだか悔しい

かれこれ半年、予算内に収まるパトリオットをガレージジョーカーで探してもらったわけですが、低予算なりに修復する箇所も幾つかあり、その最たるものがホイールのガリガリな傷。試運転では快調に走るし、ボディの多少の傷も正直気にならないけど、やっぱりどうしてもホイールの傷に目が行ってしまう。

 

というわけで、何よりも優先したのがホイールリペア。パテを使った鈑金塗装と聞くとボディだけのイメージがあるけど、実はホイールもパテを使った鈑金塗装でリペアが可能。メッキ処理がされていない一般的なアルミホイールであれば、パテで傷を埋めて素地のカラーで塗装すれば元通りになる。今回悩んだのが、傷のリペア後に純正シルバーで塗装するかどうか。違うカラーを選んでも、作業工程と工賃は基本一緒となれば悩むのも当たり前。勝手に悩んだ末、最終候補に残ったのはマットブラックとマットブロンズ。最終判断は所有者である奥さんに任せ、マットブロンズに決定したのであります。

 

予定外だったのは、仕上がったマットブロンズの渋さに欲が出てしまい、話題のBFグッドリッチ最新ホワイトレタータイヤをオーダーしてしまったこと。でもこれが結果的に大正解で、渋さが倍増ですよ。ホイールとタイヤって、見た目的にも本当に重要だな。

もはや簡易リペアキットでは修復不可能

外観の車両状態で一番気になったのがホイールの傷。多少の傷ならカー用品店で売っている簡易リペアキットを使って修復することも考えたけど、さすがにここまで傷が深いと素人リペアではハッキリ言って無理。だからといって新しいホイールを購入する資金もないし…。だがガレージジョーカーではホイールリペアも行なっており、傷を修復し純正と同じシルバーに塗装して復活させることも可能。

こんな深い傷があるホイールでも修復できるんですかね?


おいダンナ、黙って見てないでタイヤ外してくれ。
ですよね。やっぱり今回も作業を手伝うことになりますよね…。


分かってるだろうが、削り過ぎたら銚子の海に沈めるぞ
今日も生きて帰りたい。

作業の時短というか、いかに作業が大変かってことを体験するべく作業をサポート? 塗装で一番重要なのが下地処理の足付け。「もし塗装が剥がれたらダンナの責任」と言うことで、ひたすら足付けに没頭。ただ案の定、削り過ぎて怒られましたが…。これを4本やるのが大変で大変で。

当たり前だけど、繊細な部分はスタッフの島田さんが対応。どうやらホイール1本だけ深い傷があるだけで、残りの3本は表面を磨くだけで対処可能のようだ。そして新たに判明したのが、このホイールは過去に塗装リペアを行なっているとか。削った断面を見てそれが分かるなんて、やっぱり職人は凄い。

傷のある部分をある程度削り取ったら、そこにファイバーパテ(ガラス繊維が練りこまれている)を塗り込む。硬化したらサンドペーパーで表面を均していく。ホイールの曲線や角といった部分の形状をいかに馴染ませるかが腕の見せ所。その後ホイール全体にサフェを吹いて下地処理が完成。


社長、それだけは勘弁してください…。後で修正するのが大変なんで。
サフェ噴きをダンナにやらせようぜ。


すいません、撮影する前に塗装終わちゃったので、作業を再現しますね。
こんな感じでやってたそうです。

そんなこんなで塗装リペアが終了、カラーはマットブロンズに


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装着するタイヤはホワイトレターを希望し、BFグッドリッチ・トレールテレーンT/Aを選択

車両到着時に装着されていたのはスタッドレスタイヤ。さすがに交換が必要なので新品をオーダー。希望はオフローダーらしい走りも可能な性能とホワイトレター。サイズ的に選択肢は限られるが、新作のBFグッドリッチ・トレールテレーンT/Aが理想のホワイトレターであることからこれに決定。急な決定だったが、ガレージジョーカーがミシュランタイヤの代理店であるため、すぐにスタッフさんがタイヤを持って到着。


ミシュランタイヤのスタッフさん到着
もう少し遅かったら事務所に乗り込むところだったぜ。

渋さが際立つブロンズ&ホワイトレタータイヤ、今すぐ乗りたいが、納車作業完了まで我慢

ホイールカラーをどうするかギリギリまで悩んだ結果、デュランゴでも採用したマットブロンズを選択。組み合わせたホワイトレターのBFグッドリッチ・トレールテレーンT/A(215/65R17)は、純正(60)と比べて扁平率が高いが、厚みが増したおかげでよりワイルドに見える。この2つの組み合わせが相乗効果をもたらし、ポップな印象があったパトリオットが渋い大人に様変わり。

新しいホイールを履くことをもちろん否定しないが、塗装リペアでも十分違いを出せることを再認識。なにより、これらの作業を自社で完結できるガレージジョーカーって本当に凄い。因みに、目安となる作業価格は、カラーや形状により変動するが1本/¥24800。現在納車に向けて急ピッチで作業を行なってもらっているが、細かい部分まで拘ってくれているので、楽しみに待ちましょう~。


GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】

TEL:0479-25-7740
https://www.garage-joker.com/


アメ車マガジン 2023年9月号掲載


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