本国でしか販売されていないラングラーがズラリと並ぶ名古屋のWHAコーポ レーション

SUV

ジープ

ボディワーク

アメマガ2023年10月号

WHAコーポレーション

愛知県

ラングラー

ジープとなら人生はもっと愉しい

本国でしか販売されていないラングラーがズラリと並ぶ名古屋のWHAコーポレーション。老舗として培ってきたUSのリアル、そして日本人が好むアメリカンSUVの在り方を知り尽くすエキスパートから、ラングラーカスタムの現在地を探る。

ジープとなら人生はもっと愉しい


ディーラーでは手に入らないレアモデルが続々入庫!

WHA CORPORATION
https://www.wha.co.jp/

“十人十色”のカスタムにも柔軟に対応する心意気

名古屋市西区、名古屋城やテレビ塔などの観光地や都心部からもすぐの好立地に店舗を構えるWHAコーポレーション。90年代のアメ車ブーム時代にはじまり、2000年代のラグジュアリーSUV、そしてハマー・H2など、日本におけるアメ車シーンのトレンドをけん引してきた老舗である。

 

ラングラーの在庫総数が圧倒的かつ限定カラーのルビコン392など、本国でもレアなモデルが続々と入庫する姿に「ラングラー専門店!?」といったイメージも増加しているが、それこそコルベットC2などのビンテージモデルから現行型エクスプローラーまで、アメ車全般を数多く取り揃えるスタンスは健在である。

 

そんな同社で現在ラングラーにおいてもっとも力を注いでいる項目が、ディーラー車の本国モデル仕様、そしてカスタムビギナーからベテランオーナーまで、ラングラーカスタムにおけるニーズに応じたスタイリングの提案だ。

 

例えば「ちょっとだけ大きめのタイヤを履きたい!」とご希望のカスタマーに対していきなり37インチオーバーを進めるのはナンセンス。フェンダーのワイド具合や上げ幅の理想など、求めるスタイルはまさに“十人十色”である。その様々な声を可能な限りカタチにし、理想のスタイリングを手助けしてくれる頼もしさがWHAコーポレーション最大の魅力だ。

本国モデルからディーラーモデルまで様々なカスタムニーズに対応する。その代表例として今回は2台のラングラーをモデルケースとして取材した。あえてどちらもカラーインパクトを控えた黒ってところも粋である。

 

パッと見てどちらが右ハンドルのディーラーモデルか判断しかねる程にカスタムされた2台の漆黒ラングラー。実は右側のグロスブラックがディーラーモデルで左側はV8エンジンを搭載するルビコン392がベースとなる。

 

ちなみに先に紹介した17インチにタイヤ直径1mに迫る38インチのリッジグラップラーを履きこなすボトムスとは対照的に、ディーラーモデルは22インチの大口径、そしてルビコン392には20インチで合わせている点からも、WHAコーポレーションがいかに様々なスタイルを手掛けているかが窺える。

 

結論から言うと、オーバーフェンダーの有無で選べるタイヤ設定から50mmワイド化した時、そして上げ幅に応じたタイヤサイズの展開はもちろん、ここ最近ではその中間的な“マイルドカスタム”の需要を見据えて25mmワイド化を可能にしたフェンダーアプローチも新たに加わることで、ラングラーカスタムにおける“松・竹・梅”の全てに対応可能となった。

 

例えばディーラーモデルのフロントバンパーを写真の様に本国ルビコン仕様にしてアップフェンダーにすればリフトアップを施さずとも35インチサイズのタイヤもすんなり収まる。そこから上げ幅やリム幅に応じてフェンダーの出幅やバランスを考慮しつつタイヤサイズを吟味していく。

 

さらには車高が上がることでネックとなる乗降性の悪化を電動サイドステップで補いつつも、スタイリングを損なわない姿勢も特筆物。どんなニーズも可能にする対応力と経験値、そして実績は多くのラングラーユーザーたちを虜にする。

17インチ、20インチが多い中、珍しく22インチを装着するJLラングラーSAHARA。ディープコンケイブでリムのインパクトを際立させつつ、37×13.5R22のトレイルグラップラーでバランスを整える。

 

現車はハイフェンダーと内側を50mmワイド化するワイドボディキットに加えて、フェンダー外側にも対策としてフェンダーを延長。

タイヤ外径が同じ37インチでも、上の22インチと見比べてみると20インチの方がタイヤのボリューム感が強調される。17インチだとさらにその傾向となり、ユーザーのイメージや仕様用途などを考慮しながら提案してくれる。

 

履きたいホイールとタイヤサイズに応じてフェンダーの出幅や車高の上げ幅まで、豊富な実績と経験をもとにアドバイスが受けられるのもWHAコーポレーションならではの魅力だ。


RUBICON BUMPER
アルミフロントバンパー 178,200円
スチールフロントバンパー 145,200円
アルミリアバンパー 154,000円
スチールリアバンパー 121,000円

ディーラーモデルの本国仕様化に欠かせないバンパー。本国モデルのルビコン392と同様の表情へアプローチしつつも、TIS22インチのボトムスに合わせたグロスブラックの艶感が個性的。写真のルビコンバンパーはロングタイプで装着しているが、両サイド脱着式のツーウェイとなっており、ショートバンパーとしてもアレンジできる。


LED LIGHT
ヘッドライト(イカリング付き) 110,000円
シーケンシャルウインカー 33,000円
サイドマーカー 13,200円
フォグライト 27,500円

7インチ汎用の社外品ヘッドライトも充実しているが、JKまでとは異なりJLは専用設計されたJL専用品が必須。同社ではイカリング付で光量も抜群。視認性に長けた専用ヘッドライトをリリース。デイライト& ウィンカーもナチュラル、スモークタイプの2種類をラインナップする。


2 LIFT UP KIT

現車はディーラーモデルにUS純正パーツのMOPAR 製2インチリフトアップkit をインストール。FOX 製のサスペンションはオンロードからオフロードまで終始快適な乗り心地を実現。2インチアップキットではあるが、実際に組み込むと上げ幅は約3.5インチ程度のリフトアップとなり、履けるタイヤサイズの選択肢も大幅に拡大!


CROSS MUFFLER
JL4本出しマフラー 145,200円

オリジナルのCROSS マフラー。横置きレイアウトのタイコから両サイドへアプローチしつつマフラーエンドを左右デュアル均等にデザインしたオールステンレス製。重厚感溢れるサウンドはもちろん、ビジュアル面でもスタイリッシュなリアビューを演出する。


E-STEP(電動サイドステップ)
JLラングラー 181,500円

クリちゃんのYoutubeでも分かりやすく動画で解説してくれている電動サイドステップ。ドアの開閉に連動してステップが自動で昇降するのでスタイリングを損なうことなく乗降性向上に貢献。リフトアップしたクルマは必須アイテムだ。


WIDEBODY KIT
JLラングラー/50mm 162,800円
JTグラディエーター/50mm 173,800円
JLラングラー/25mm 近日発売予定

ノーマルフェンダーのままスペーサー的なアプローチでワイド化を可能にするワイドボディキット。デイライトなどの機能を損なうことなく純正然としたスタイルのまま片側50mmワイド、または新たに追加された25mmワイドを実現。ホイールのリム幅やタイヤサイズに合わせて合法的にワイドトレッド化が可能となる。SAHARA純正フェンダーはもちろん、ルビコンなどのハイフェンダーにも対応。


35インチでも37インチでもない、38インチのタイヤを17インチのホイールで履きこなす“ムッチリ感” を2022年のSEMA SHOWで見て学び、日本で実践した栗林さん。

 

ボトムスのインパクトが強いためボディカラーはブラックと落ち着いた色味をベースにしつつもグレードはルビコンを採用。

デフカバーや足回りにオレンジのアクセントカラーを取り入れつつ、テラフレックスの3.5インチロングアーム&リフトキットと、APEXのドラッグリングなど本国最先端を絶妙に取り入れたスタイリングは、5月に開催されたフィールドスタイルでも注目を浴びた。


WHA CORPORATION 公式チャンネル

WHAコーポレーションのサービスマネージャーである栗林健翔さん。同社のYouTubeチャンネルではMCも努める人物で、Jeepカスタムに関するあらゆる事柄に精通しているナイスガイだ。ちなみに趣味は筋トレとのことである!


WHA CORPORATION【ワーコーポレーション】

TEL:052-523-3003
https://www.wha.co.jp/


PHOTO:浅井岳男、石井秋良
TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2023年10月号掲載


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