カーボックス秘蔵のシェルビーをロックオン
以前所有していたGT350は、仲間やカーボックスに止まるGT350と比べるとヤレて故障も多かった。もっと極上なGT350に乗りたい…。そんな折、カーボックスに隠されていた超極上のGT350を発見。それは、カーボックス山西社長が長年大事に保管してきた秘蔵のGT350だった。
AMERICAN SPORTS
このクルマは俺に任せて!ダメもとで社長に懇願
CARBOX
http://www.bs-carbox.jp/
2017 FORD MUSTANG SHELBY GT350
購入したばかりのGT350。お気に入りで自慢のクルマだが、同じGT350に乗る仲間と集まりクルマを見比べると、自分の愛車は全体的にヤレているのが気になった初島さん。しかも、故障歴は誰よりも多かった…。
「頼りになるショップ」と、GT350仲間から紹介され訪れたのは広島のカーボックス。噂通り店内にはGT500がズラリと並び、自分と同じGT350も極上に仕上げられていた。修理を前提に訪れたのだが、そんな光景を見てしまえば、目移りしないアメ車乗りはいない。
中でも目に留まったのが、ファクトリー奥に「隠す」ように置かれていた白のGT350。「あれは売り物?」と質問すると、笑顔だったスタッフが真顔になり「あれは社長が大切に保管しているクルマで、コツコツチューニングしているんです。流石に売ることは…」。だが、そうまで言われると益々気になる初島さん。ダメもとで山西社長に「あんな極上のクルマに乗ってみたいんです。あとは僕に任せてください」と直球勝負。
その素直な熱意に、これまで頑なに販売を拒んできた山西さんも承諾。「本当に欲しくて乗りたい人に出し惜しみするのもね。初島さんならしっかり仕上げてくれると思ったんです」。それ以来、次から次へと手を加えていく初島さんを、逆に山西さんがなだめることもあるようだ。
カーボックス山西社長が、外装はGT500にして850馬力のウィップルスーパーチャージャー搭載を目指していたため、900馬力対応強化オーガニックプレートクラッチキットが装着済み。その後着々とカスタムチューンを行ない、APR パフォーマンス・カーボンスポイラー、APR パフォーマンス・カーボンカナード、APR パフォーマンス・カーボンリアウイング、MMD・アルミニウムリアルーバー、CERVINIS・サイドウインドウダクトカバー、ブレーキキャリパー塗装、PYPES・エキゾーストシステム(純正可変バルブ付き)、オリジナルデカール。
OWNER:初島さん
GT350の他にハーレーも乗りこなし、これまで所有したクルマはノーマルで乗ったことがないほどカスタム好き。乗り換えたGT350も納車から約半年で激変させ、さらに今回の撮影を終えてホイール新調も検討。
CARBOX
TEL:0826-52-3052
HP:
http://www.bs-carbox.jp/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2023年11月号掲載
最新記事
2024/10/14
【2017 フォード マスタング】眺めて楽しむだけでなく、乗って楽しめるクルマ!
トップグレードのマッスルカーが欲しいが、乗りこなせなければ本末転倒。そこでオススメしたいのが、LOOKSがプロデュースしたこのマスタングGTだ
2024/10/12
キリっと引き締まった新顔がチャームポイントの新型モデル【ジープラングラー】
アメリカ本国ではすでに発表されていた新型モデルを、2024年5月10日から全国のジープ正規ディーラーで販売を開始した。今回はあまり大きな変更は実施されていないものの、アイデンティティであるグリルをデザインしなおしていることが一番のトピックだ。
2024/10/11
カリフォルニアハウスには国産車よりも断然アメ車が似合う!【1978y シボレーC-10】
赤いC-1500で一度本誌にも登場したことのあるオーナーさん。実はその後ハイエースへと乗り換えて数年間は便利で快適なカーライフに身を置いていた。しかし、自宅に停めたその雰囲気がシックリこない。セカンドカーのジムニーでも何か違う。ってことでC-10を停めてみたら完璧!
2024/10/10
直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】
故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!