アメ車だから可能にした重量級洗車装置の積載【E350ステーキベッドトラック】
田中式洗車法と呼ぶ純水を使った特別な洗車法。移動洗車車両として使うには様々な装置を積載するため、その重さは重量級。日本のトラックでは重さに耐える車両がなく、本国から輸入したのがフォード・E350・ステーキベッドトラックだ。
働くアメ車ってカッコイイよね
水だけで300ℓ日本のトラックでは無理
1989 FORD E-350 Stake Bed Truck
東京都港区麻布。東京タワーを真下から見上げるこの界隈は、日本屈指の高級エリアとして知られる。それ故に、街を走るクルマは高級車の見本市。そんな街で34年、ハイクオリティのガラスコーティング・洗車・鈑金塗装といったカーサポートを行なうショップがハイランダーだ。代表の田中さんは無類のクルマ好きで、これまで数多くのクルマを所有。アメ車もコレクションのひとつで、過去には6輪のラムバンを愛車にするなど、マニアックなクルマがお好みのようだ。
現在田中さん個人で所有するアメ車はないが、ハイランダーが行なう純水を使った特別な洗車技術「田中式洗車法」の宣伝カーであり、キャンピングカーやボートの洗車を現地で行なう移動洗車車両として使われているのが、89年型フォード・E350・ステーキベッドトラックだ。ステーキベッドトラックとは、フラッドベッドをステーキ(柵)で覆ったトラックで、分かりやいイメージとしては丸太を運ぶ姿だろうか。
ワザワザそんなトラックを輸入しなくても、日本にあるトラックで対応できるかと思ってしまうが、洗車で使うエアコンプレッサーは10kgの圧力を持つ大型装置で、他にジェネレーターや300ℓの貯水タンクをコンテナ内に配置するため、日本のトラックでは重さに耐えられない。「さすがはアメ車ですよ。無駄にデカいと言われますが、このボディサイズでこの重量に耐えるクルマがあるんですから」と、アメ車ならではの実用性の高さに関心すると田中さんは笑う。
現在田中式洗車法は、プリンスパークタワー東京、ホテルオークラ東京などの洗車サービスとしても採用され、愛車を大切にするユーザーから大きな支持を得ている。また、同洗車法で使うシャンプーやコーティング剤もホームページから購入が可能なのでチェックしてみよう!
キャンプ場でキャンピングカーの洗車、マリーナでボートの洗車など、現地で洗車をするためにコンテナ内は洗車装置が満載。エアコンプレッサーは10kgの圧力装置、他にジェネレーターや300ℓの貯水タンクも設置されている。そのトータル重量は巨大で、適正サイズの日本のトラックでは重さに耐えられず、アメリカから輸入したのがE-350ステーキベッドトラックだ。
ハイランダー代表:田中さん
High Lander【ハイランダー】
所在地:東京都港区東麻布1-26-7
TEL:03-3583-5888
URL:http://highlander.co.jp
田中式洗車法はプリンスパークタワー東京、ホテルオークラ東京などで、利用者への洗車サービスとして採用されている。
東京都港区東麻布でガラスコーティング・洗車・鈑金塗装などを行ない、34年の歴史を誇るハイランダー。土地柄クルマを常に綺麗に保つユーザーが多く、その高い要望にもしっかり答えるハイクオリティの技術が大きな特徴。
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2024年1月号掲載
最新記事
2024/09/10
アメ車マガジン主催による2024年三度目のイベント「アメ車ファンミーティング in Aichi」が開催!
アメ車マガジン主催による2024年三度目のイベント「アメ車ファンミーティング in 愛知」が9月8日(日)、名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場で開催された。アメ車マガジンの愛知でのイベントは2023年5月スカイエキスポで開催のamZ以来の1年ぶり。
2024/09/10
購入もアフターもオールインポートが選ばれる理由
関東でチャレンジャー&チャージャーのオーナーが集まるショップといえば、埼玉県のオールインポートの名が挙がる。大きな理は、品質の高い車両・透明性のある車両価格表記・オリジナルパーツを含むカスタム技術だ。
2024/09/09
免許取得して38年間、所有した愛車はすべてシボレー
きっかけは本人も分からない。気が付けば、免許を取得して38年間、所有した愛車のすべてがシボレー。オーナーは生粋のアメリカ人?いやいや、熱狂的な広島カープ好きの広島県人だ。
2024/09/06
単なるマスタングGT350じゃないRこそが本気の証
一般的なショップでは二の足を踏むハイスペックのモデルすらも、堂々と入庫させてきたカーボックス。そんなショップにして、仕入れの勇気を持てず、そもそも購入のチャンスすら巡ってこなかった幻のモデルがある。それがシェルビー・GT350Rだ。