【ダッジチャレンジャーRT】妻と天使をモチーフとした ミューラルの奥深き想い!
走りに徹したスタイリングの多いモパーマッスル系カスタムシーンにおいて、そのルーツを守りつつ、ローライダーカルチャーを惜しみなく注ぎ込んだ個性派! NEW SCHOOLの最前線を貫く、迫真のチャレンジャーに迫る!
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カルチャーの上乗せではなく共存を高次元で具現化
'19 DODGE CHALLENGER R/T
現代版マッスルカーの代名詞として人気を博すチャレンジャー。イベントでは数多くのモデルがエントリーしており、ある意味アメ車カスタムの激戦区である。その大半は走りに徹したスタイリングで、レーシーかつスパルタンな仕様にカスタムするのがセオリー。
そんな中、ハマーデザインが手掛けるチャレンジャーは良い意味で異彩を放つ個性派として視線を釘付けにする。「PURGARE」の名でデビューを飾ったのが2023年のクロスファイブファイナル。キャンディレッドベースにブラックのレーシングストライプをあしらったスパルタンなチャレンジャーといった第一印象だが、近づいてみると奥深きグラフィックペイントが見る者を魅了する。

シルバーリーフやローライダーカルチャー御用達のカスタムペイントを主軸にしつつも、チェッカーテイストのグラフィックなど、チャレンジャーのキャラクターを生かしたアクセントが際立つ点も奥が深い。これはハマーデザインが一番大事にした部分だと言い、素材の持ち味をなくしてしまっては本末転倒。夜間や暗い場所ではキャンディレッド×ブラックストライプ、光を浴びた時は秘めたローライダーカスタムペイントを全面に。

また、スポークデザインがワイヤーホイールを連想させるサビーニ・SL10XCからはローライダーのセオリーを感じさせつつも、軽量かつ高強度の鍛造製で走りをスポイルさせないなど、共存に徹した姿勢には脱帽。
ちなみにこのチャレンジャーが6.4Lスキャットパックであるという点も見逃せない。一般的にこうしたカスタムを取り入れるベースは5.7L HEMIなどが多い印象ではあるが、6.4Lスャットパックをベースにカスタムされている点も特筆物だ。これは過去にGT-Rを所有するなど走りに徹した車両を好むオーナーの嗜好である。
また、新たに加わったカスタムインテリアは2025年3月に大阪で開催されたクロスファイブ大阪前日に仕上がったばかりで、赤基調のインテリアにパープルの差し色が絶妙にクール! この差し色は奥様のお気に入りのカラーで、奥様と共に仕上げていく姿勢の表れである。
長男がアヴァランチ、次男がエスカレードESVと家族でアメ車道楽に浸る中、唯一右ハンドルしか乗れないからと頑なにアメ車のステアリングを握らない奥様ではあるが、どんな時も奥様の意見を尊重しながらカスタムに取り組む姿勢も実に感慨深い。
大病を患いながらも復活を遂げたオーナーの生きる糧は奥様と子供。そして家族一丸となって全力で取り組むカーカスタムにある。そのサポートを全力で行なってくれるハマーデザインやサポートショップ、そしてカークラブの仲間達。一台のショーカーに詰まった人間ドラマは聞けば聞くほど奥が深い。

2023年のクロスファイブファイナルにエントリーしていたが、その数か月前に生死を彷徨う大病で入院していたオーナー。後に無事生還を果たし、翌年のNEW SCHOOL CUSTOM SHOWにエントリーする際、一度は死を覚悟した証として、生きている喜びや家族への感謝の思いを込めて、そのイメージを表現するミューラルを取り入れた。



リアルなローライダーカルチャーを現地で学んできたハマーデザインが、そのスキルを存分に生かしつつもチャレンジャーらしさを見失わない様にと、赤黒基調のトーンで落ち着かせつつ光の強弱でシルバーリーフなど、バランスを取りながらライン取りされたカスタムペイント。



チェッカーフラッグをモチーフに取り入れるなどレーシーな一面も表現しつつ、ローライダーのセオリーを共存させるテクニックは本国でも例を見ない独自のスタイル。撮影前日に完成したカスタムインテリアは兵庫県のG-HEXによるもの。ダッシュや内張り、ステアリングの精巧な縫製テクニックは必見!
THANKS:HAMMAR DESIGN
TEL:029-957-1467
HP:https://hammar-design.com
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン2025年6月号掲載
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