AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
スプリットウインドウの人気は絶大
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
レース活動が活発になり、ハイパフォーマンスカーが次々に登場。大排気量エンジンなどメカニズムにおいても大きな進化を遂げ、後年の「マッスルカーブーム」を作るきっかけとなった時代でもある。
それまでのスポーティ路線から決別し、コルベットがスーパースポーツへと歩む転換期となったのは、このC2から。フロントはダブルウィッシュボーンのコイルだが、横置きリーフという独創的なサスペンションシステムは現行型のC7にも継承されており、当時の先進性が感じられる。
半世紀以上が過ぎても、その美しさに陰りが見られないコルベット。最大のポイントはボディがスチールでなくファイバーなので錆びないことに尽きる。とはいえ、老化が決してないわけではない。ここで紹介するタキーズのC2は、ほぼフルレストアが実施された個体で、あたかも新車のような輝きを放つ。
ちなみにアメ車の場合、リプロダクションパーツが豊富にラインアップされているので、こういったビンテージカーでも安心してレストアができるのは非常にありがたい。さらにエアコンなどを追加することで、真夏でも普通に乗れるようグレードアップも可能だ。 ちなみに車両本体価格は1400万円。だが、年々価格が高騰しているので、本当に欲しい人は早急に決断するべきだろう。
FRPボディなので、錆びとは無縁。リプロパーツも豊富にあるが、近年の価格高騰もあって、簡単に手に入れられる物ではなくなっている。
63年式のみ、リヤウインドーがスプリットタイプとなる。希少性もあってその人気は絶大である。
メーターカウルやステアリング、ドアトリムやカーペットに至るまで赤で統一。内装の雰囲気を崩さないよう、エアコンの吹き出し口をさりげなく設置している。
コルベット=ビッグブロックというイメージが強いが、427が設定されるのは66年から。この63年式には5300ccのスモールブロックが搭載される。軽量コンパクトなボディなので、非常にキビキビ走れるそうだ。
エアコンはビンテージエアーを装着。真夏でも普通に乗れる仕様なのがポイント。インテリアに合わせシートも純正で赤となる。
レッドリボンのタイヤをチョイスし、インテリアとさりげなくマッチさせる。リヤの横置きリーフスプリングは現行モデルにまで継承されているが、他に類を見ない独創的な構造だ。
1963年型としてデビューしたC2こと二代目コルベットは、先にデビューしていたコンセプトカーであるスティングレイ・レーサーのデザインコンセプトを全面的に取り入れていたのが特徴だった。初代がクラシカルなロードスターだったのに対して二代目はクーペボディを用意するなど、1957年頃からシボレーが力を入れていたプロダクションレーサーへの転用も積極的に考慮していたのも特筆すべきことであり、Z06という専用のレースカーパッケージもオプションで用意されていた。
このクーペのデザインはリアウインドウがユニークな二分割となっており、スプリットウインドウのニックネームで知られている。これは初年度モデルのみの特徴でもある。 C2コルベットは当初スモールブロックのみの設定だったが、1965年型からは強力なビッグブロックも用意されるようになった。なおスモールブロックの最強仕様は、360hpを発生していた327メカニカルフューエルインジェクションだった。
同年代のアメ車と比べ、非常にコンパクトなボディサイズのC2。特にリヤのオーバーハングは非常に短く、運動性能を追求した結果とも言えよう。
■取材協力:オートショップタキーズ
所在地:静岡県浜松市西区伊左地町3000-5
TEL:053-482-1617
http://takeeys.com/
■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン
アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4
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