【1969y シボレーC10 CTS】個性的なスタイリングが最大の特徴と言えるシボレーC10

ピックアップトラック

ビンテージ

シボレー

ラッピング&ペイント

茨城県

フォードライブクロスフィールド

EXCITING60’s

C-10

1969y CHEVROLET C10 CTS
フォードライブ クロスフィールド

EXCITING60’s


味わい深いスタイルはそのままに快適装備を充実!

1969y CHEVROLET C10 CTS

何とも言えない個性的なスタイリングが最大の特徴と言えるシボレーC10。多くの人を魅了して止まないが、運転するのは大変なのでは?そんな不安を払拭したのがこちらの車両。味わい深いスタイルはそのままに、運転のしやすさに加え快適装備も満載している。

クラシカルなスタイルながら中身は完全アップグレード!

旧車やピックアップを得意とする茨城の「フォードライブ クロスフィールド」。店頭にはC10やエルカミーノを何台も在庫しており、車両はもちろんパーツをアメリカから取り寄せることも可能だ。そんな同社がイチオシするのが、この69年型のシボレーC10CTS。

 

元々は350エンジンを搭載していたが、これを同じ排気量ながらZZ4に換装することで、最新のクルマにも引けを取らないポテンシャルへとアップグレードしている。もちろんエンジンだけでなく、足回り、ステアリング形式などにも手が加えられており、形こそクラシカルだが中身は最新モデルと言っても差し支えないレベルだ。

 

事実、エンジンやミッションは新品の状態で、ボルトや各部のゴム類も徹底的に新品に交換済み。基本的にはオリジナル状態を保っているが、エアコンの装着や窓の電動化など、装備面でもアップグレードされているが、雰囲気を損なわないよう配慮されてもいる。

 

またエアサスペンションに変更することで、日常の使い勝手を犠牲にすることなくスタイリングも追求。当時は実現できなかった理想的なカスタムを施している。コツコツレストアするのも楽しいが、最初からキチンとメンテナンスされていれば、安心感は格別というもの。個性的だが気兼ねなく運転できるアメ車を、フォードライブ クロスフィールドは今後も提案し続けてくれることだろう。

1969y CHEVROLET C10 CTS

鮮やかなイエロー&ホワイトのボディカラーは、まさに夏の海が似合いそうな装い。シボレーの純正色でオールペンを施しているので、オリジナルのまま? と思うほどマッチしている。

 

ボディが着地するほどの低いスタイリングを実現しているが、エアサスに変更されているので実用性は全く損なわれていない。ベッド部分はウッドに、またゲート部をスムージングすることで、さり気なく個性を引き出している。ちなみにヘッドライトは雰囲気を重視し、敢えてハロゲンのままにしている。

1969年型シボレーC10 CTS エンジン

オリジナルのエンジンは350。これを排気量こそ変わらないが、ZZ4エンジンに換装することで、355hp/5000rpm・55kg-m/3500rpmまでポテンシャルをアップ。とはいえ、いたずらにビッグパワーだけを追求するのではなく、普通に乗れることが最大のコンセプト。

1969y CHEVROLET C10 CTS

通勤から休日のパートナー役まで1台でこなせるよう、ステアリングはラック&ピニオンに変更。またエアコンの追加、ラジエターのコア増し+電動ファン装着など、近代化が図られている。ちなみに、バッテリーはオプティマのイエロートップをチョイス。高性能はもちろんだが、ボディカラーとのマッチングも考慮したとか。

 

見えない部分にもコダワリが盛り込まれる。355hpというと少々身構えてしまうが、いざ走り出してみると意外なほどマイルド。現代のクルマと比べるとステアリングは少々曖昧さを感じるが、そういうものと割り切り慣れてしまえばどうということもない。

1969y CHEVROLET C10 CTS バックスタイル

グラスエリアが大きく、運転席のすぐ後ろにリヤウインドがあるので、独特の開放感を得られる。パワーを目一杯引き出して走るよりも、ビーチラインを自分のペースで気持ちよくクルーズするのが一番お似合いだ。

1969年型シボレーC10 CTS ステアリング

インパネは基本的にオリジナル。これにファクトリーエアコンを追加するが非常にスッキリとしているので、一見しただけでは気づきにくい。スピーカーもなるべく目立たない位置にセットしており、助手席の下にはCDチェンジャーを装備。

1969年型シボレーC10 CTS シート
1969年型シボレーC10 CTS ドアの内張

シートは社外品に交換しているが、クラシックなステッチをチョイスすることでオリジナルの雰囲気をキープする。ちなみにドアの内張りや細部のゴム、ネジといった細かい部品まで新品に交換済み。しかも窓を開閉するレギュレターハンドルは、手巻き式のままでありながら、パワーウインドー化されるなど、随所にコダワリが盛り込まれている。

1969年型シボレーC10 CTS 燃料タンク

C10の燃料タンクは、シートのすぐ後ろにある。社外品のシートに交換しているが、安全性や居住性を向上させるために燃料タンクをボディアンダーに移設。そのため、ベッド部分にフューエルリッドを新設するが、こちらも目立たない形状を採用している。

1969年型シボレーC10 CTS 足回り
1969年型シボレーC10 CTS 足回りカスタム

オリジナルのサスペンションは前後コイルスプリングだが、これをハイスピードエアサスに交換。乗り心地やクルマの性能を損なうことなく、スタイリングも追求する。

1969年型シボレーC10 CTS ホイール タイヤ

ホイールはビレットスペシャルティーズで、ビッグパワーを確実に路面に伝えるハイパフォーマンスタイヤのTOYO PROXESS ST II(F:255/40R20・R:285/40R22)を組み合わせる。高出力化に合わせ、パワーブレーキ&ディスク化も実施。クルマのバランスも考慮した内容に仕上げられている。

フォードライブクロスフィールド
フォードライブクロスフィールド
フォードライブクロスフィールド

40年以上の歴史を誇るフォードライブ クロスフィールド。アメ車を積極的に手掛けるようになったのは約12年前で、当時はK5などがメイン。その後トラックやJEEPも扱うが、最近では旧車がメインとなりつつある。


■取材協力:フォードライブ クロスフィールド
http://www.fourdrive.jp


■Text & Photos|アメ車MAGAZINE


関連記事

RELATED


【1967 シボレーC-10】真っ赤なボディに丸目四灯のどことなくファニーな雰囲気

1967y CHEVROLET C-10
プロスピード

フォードのセダンピックアップ「ランチェロ」という選択 フォードランチェロ【フォードライブクロスフィールド】

セダンピックアップにおいて、シボレー・エルカミーノと人気を二分するのが、フォード・ランチェロ。日本国内ではエルカミーノの人気・注目度が高く、ランチェロはレアな1台でもある。

【1985 シボレーC-10】人気爆上がりの第3世代後期 激レアのディーゼル

シボレー・C/Kモデルの第3世代(1973~1987年)。特に角目4灯に変更された後期型の人気は高く、車両の争奪戦が行なわれている。スカイオートで販売中の85年型C-10は、ディーゼルエンジンを搭載する超激レアモデルだ。

【シボレーC-10シルバラード】アメリカンピックアップとしては少数派だった、ディーゼルエンジンを搭載!

1985年型シボレーC10シルバラードは、ショートベッドの最上級オプションパッケージ装着車という意味で、この時代のアメリカンピックアップ、それもパーソナルユースを想定したモデルとしてはまさに典型的な一台

F.A.S.TとTMオートサービスのコラボによって誕生したキャノンボール【シボレー コルベット C3】

 

最新記事


2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

2025/10/23

兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】

ステーションワゴン

SUV

リンカーン

クライスラー

25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!

2025/10/21

自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家

HOUSE

家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。

2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

ランキング


2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

2024/08/14

【ダッジラム SRT10】マッスルピックアップ界の重鎮にして最高峰モデル

ピックアップトラック

ダッジ

ダッジブランド最高峰にしてスーパーカーな立ち位置であるバイパー。モパーマッスルと一括りにできないV10エンジンを搭載する独自路線の個性派だが、さらにマニアックなキャラクターとして存在するのがダッジラムSRT10だ。

2024/12/31

【FORD F-150 LIGHTNING】公道は走行できないですがビジネスのために投入!

ピックアップトラック

フォード

チャレンジャー専門店のラグジ・島澤社長から「F-150のライトニングを、ディスプレイ用として購入したお客様がいますよ」と連絡が。展示するためのクルマってどういうこと? とモヤモヤしながら取材に向かった。

2025/10/23

兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】

ステーションワゴン

SUV

リンカーン

クライスラー

25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!