9コートパールが生み出すツヤが只ならぬ艶かしい姿を表現する!リンカーンナビゲーター
好きな色にペイントするのはよくあるが、ここまでの多層パールとなると、全く異なる印象を受ける。オールペンで、リフレッシュ&新しいスタイルを創造した好例を紹介しよう。
2003 LINCOLN NAVIGATOR
色で雰囲気を変えつつメンテも同時に進行中
かつてはドリ車を8台ぐらい乗り継いでいたが、映画の影響でアメ車の魅力にハマり、チャージャーを1年ほど所有。ところが、急にジェットスキーを楽しむようになり、1年ほど前にこのナビゲーターを購入した増田さん。聞けば、牽引するクルマよりも先にジェットスキーやトレーラーを買ってしまったとか。そんな増田さんのナビゲーターは、現在着々とカスタムが進行中。
全体的なシルエットはノーマル風を崩さないが、何より圧倒的な存在感を醸し出すのが、この9コートパールの艶やかなボディカラー。非常に深みがあり、今までにない独特な雰囲気を醸し出していると言える。増田さんによると「街乗りはもちろんですが、ジェットで出掛けた海で映えるように、この色にしました」とのこと。
ノーズやテールゲートにはピンストライプが施されており、取材の後にはボディサイドにも追加し、2017年の年末に開催されたX5のファイナルに出展していたので、ご覧になった方も多いだろう。
ガルウイング化や26インチの大径ホイールといった王道メニューを施すが、エアバッグのトラブルが多いことから敢えて普通のコイルプリングに変更。シートや内蔵パネルの張り替えも施しており、単なるカスタムだけでなくメンテナンスも兼ねている所がポイント。ナビゲーターとの付き合いは、長くなりそうだ。
エアサスの袋が破れやすいということで、普通のコイルスプリングに変更。ジェットスキーを考慮して、車高はノーマルのまま。フローマスターのセミオーダーマフラーを装着。
ラグジュアリーSUVの定番カスタムと言うべきガルウイングだが、ボディカラーの深みが良くわかる。現在はここにもピンストライプを施す。
ノーズ部分とテールゲートには、ボディカラーに合わせブルーを基調としたピンストライプを施す。これにより、さらに色気を引き出しているとも言える。
増田 陽介 さん 大型車両の販売&カスタムショップに勤める増田さんは、仕事の関係から出来ることは全て自分で作業するとか。なので、ガルウイングもDIYで装着!
撮影◆浅井岳男 原稿◆空野稜
アメ車マガジン 2018年 4月号掲載
最新記事
2024/04/25
LUXZとWORKが奏でる 究極のハーモニー
チャレンジャーの魅力をさらに引き出し、独自のスタイルを産み出したLUXZ。オリジナルのボディキットの存在感はまさに圧倒的だが、そのスタイルを完成させるために必要不可欠なパートナーがWORKだ。
2024/04/24
17インチのサイズ感で“ビンテージ”な装いを色濃く表現
PCD100の5穴、センターハブ57.1mmのPTクルーザー。社外ホイールも多少はリリースされているが、満足するデザインのホイールが存在しない。ワンオフでデザインできる鍛造ホイールメーカー「FAMOUS FORGED」なら、狙い通りのボトムスが叶う!
2024/04/22
荒れ地こそ進む道 デザート仕様【1996 シボレー S10 ブレイザー】
車両のイメージを劇的に変えたカスタム。それがオールペン。千葉県のガレージジョーカーは、様々なモデルをオールペンによって変化させ、個性的なスタイルを生み出している。そのひとつが、艶消しサンドベージュになったS10ブレイザーだ。