アバランチなのにシエラ!? 究極のスラムドで魅せる【シボレーアバランチ】

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サバーバン、H2に続くバルフォーエス迫真のスラムドカスタム第三弾として、完成前から各専門誌からの取材オファーが殺到していたアバランチ。


シエラフェイスの超ド級スラムドスタイル!

SLAMMED × CHEVROLET AVALANCHE

どちらかと言うとSUTは、トラッキンカスタムシーンにおいてはスラムドよりもリフトアップカスタムのベースとされる場合が多いのだが、本国をはじめ日本でもSUTベースのスラムドスタイルが増えつつある。そんな中、この手の定番と言えるカスタムペイントや過剰なカスタムアピールを割愛し、分かる人にしか分からないGMC・シエラ化にこだわって製作されたのが紹介するアバランチ。オーナーは仲間内から名前を文字ってYATELANCHEの相性でも親しまれている。

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チャネリング60mm、フレーム側スライス70mm、トータル130mmのボディドロップに加え、サイドシルを65mmカットすることでフレームとボディを完全フラットにする巧みなボディワーク。この着地状態でもドアの開閉を可能にするべく、地面から20mmのクリアランスを確保。

 

さらにこのレベルの低さでフロント22インチ、リア24インチホイールを飲み込むとなればフェンダーやボンネットの加工が必要となる。しかし、あくまでもシンプルに純正らしさを残したいというオーナーの強いこだわりをかなえるために、エンジン内部のレイアウトを変更し、ナロー加工やステアリングギアボックスの120mmドロップ加工、ミッションメンバーをワンオフでフラット化するなど、着地時のエンジン干渉を巧みにかわし、エクステリア側は無加工でやってのけた。 

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このコンセプトはエンジンルームのみならず、リアゲート開口部やGMCフェイス化によるバンパーにも及ぶ。リアバンパーに至っては、数ミリでゲートをかわせる様に無加工で取り付けられており、アバランチに対して天地の幅が大きいシエラフェイスをスマートにインストールするべく、サイドシルをカットしたボディに合わせて取り付け位置を上げている。

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しかし、それでも足りずにバンパー下を1インチカットしてはいるものの、極力純正らしさを損なわない丁寧な仕事っぷりは特筆物。ここまでのスラムドスタイルにして純正時から犠牲にした機能は、チャネリングでフロアとベッドの高さにズレが生じたため、キャビンとベッド間の開閉ができなくなったことのみと言う。いかにもショーカーといったイメージではなく、GMCがアバランチをリリースしていたら、そしてそれを着地させたら…といったイメージを頑なに守りつつ、低いままでも普段乗りを犠牲にしない理想も追求。

 

ある意味、ビルダーにとっては非常に難易度の高いオファーであるが、それを完璧に成し遂げる技術とセンスを持つ敏腕ビルダーが国内に存在していることが何より嬉しい。繊細で丁寧な〝侍ワーク〟は、本国ビルダーをも唸らすであろう。

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SUTならではのスペース的な問題で、純正の4リンクから2リンク式へ変更。アッパーリンク側は調整式でデフ角の変更が可能に。ナローデフの製作はシャフト加工にスプラインの切り直しで再焼き入れ済。これに加えてシャフト、ホーシングケースで片側100㎜のナロー加工となるが、スペーサーで50㎜セットバックさせて、フロントは22×8.5Jのイントロを履きこなす。

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ラジエターサブタンクは新たにアルミで製作。インテークダクトは純正を使用し、フィルター部のみ水対策としてチャンバータイプに変更。

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ストックをベースに上部70mmスライスして外部6mm、内部3mmのシートメタルで補強されたフレーム。コレに加えてボディマウント自体を30mmカットして、合計100mmのフレームドロップを実現。

ステアリングギアボックスなどがマウントされる部分も120mm下げて、ピットマンアームやアイドラアームが着地時に地面すれすれになる様にセットすることで、ダウンしてもエンジンが干渉しない仕組みを作り上げている。リアフレームCノッチ部は新設し、ナローデフに対応すべくフレームもナロー加工を施す。

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ガソリンタンクからフロアパネルの間に5ガロン×2のエアサスタンク。コンプレッサー(トーマス)を3基レイアウト。天地の幅こそ薄くなったがベッド内は普通に使用可能。リアゲートCHEVROLETはスムージングの後、GMCロゴはアルミ板にて製作して埋め込み再塗装。

OWNER:YATELANCE


Thanks:Bal FOUR S
TEL:072-805-4444 
http://www.bal-fours.jp


Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2018年 4月号掲載


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