美しいボディだけが美学ではない傷や汚れも本物の証 シボレーC10【ホットスポット】

ピックアップトラック

ビンテージ

シボレー

シボレー

埼玉県

C-10

Silverado

HOTSPOT

シルバラード

ホットスポット

CHEVROLET

日本でもヴィンテージ・トラックに対する評価が高まり、価格も年々上昇傾向にある。中でもシボレー・C10は人気のモデルで、アメリカでも価格は日本以上に急騰中。

もっとアメ車で遊べ! 情熱のTRUCK 今注目のHOT MODELが大集結


1986 CHEVROLET C-10 SILVERADO

2018年はトラックに乗る!

日本でもヴィンテージ・トラックに対する評価が高まり、価格も年々上昇傾向にある。中でもシボレー・C10は人気のモデルで、アメリカでも価格は日本以上に急騰中。そんな状況の中、今回本国より持ち込んだのは、コレクションカーではなく、トラックならではの使い込まれたモデルだ。

国内新規登録の味わい深いC10が入庫

395

やれエコだ、やれ自動運転だと、クルマ業界はエコと最新技術の話で持ちきりだ。その一方で、旧き良き時代のクルマをもう一度堪能したいというヴィンテージファンも多くいるのはご存じの通り。古いクルマを大事に乗る。これ以上ないエコな行ないを、もっと評価されていい。

そんなヴィンテージライフで今、注目されているのがアメリカ特有の文化カテゴリーである「トラック」のヴィンテージモデルだ。本国でのトラック・セールスではフォードが圧倒的だが、コレクションとしての評価が高いのはシボレー・C10のようだ。

埼玉県のホットスポットは、過去に多くの世代のC10を販売したプロショップ。そんな同ショップで現在販売中なのが、国内新規登録の86年型C10・ロングベッド。使い込まれた姿が味わい深い、トラックならではの状態だ。

137

美しくさせるのはいつでも可能この状態に至るまでの歴史を味わう

56

本国で自らチェックし機関系は良好

世代で大きく風貌が変わるシボレー・C10。今回の86年型は、1973~1987年の第三世代。C10の中ではお馴染みのフェイスといえる。因みに、第三世代の中でも79年型まではヘッドライト形状が丸型となっている。ホットスポットに並ぶすべての車両は、代表である江田さんが本国で直接チェックし、納得したものだけを仕入れている。

このモデルは、32年前のモデルながら2オーナーという経歴で、大事に所有されながらも、トラックらしく使い込まれたのが見て取れて「これがトラック本来の姿だ」と感心させられる。「アメリカでもC10は人気で、コレクターモデルか、ボロボロまで使い込まれたモデルしか出てこなくなりました。そんな中でこれは、使い込まれているけどよく走る掘り出し物」と、江田さんは太鼓判を押す。

C10を含むC/Kモデルの良さは、細かい部品まで新品交換がまだできること。やろうと思えばこのモデルも、新車同様にいつでも復活可能。だが、今の傷や凹みがある状態こそが、ある意味でオリジナル。32年間カリフォルニアで過ごした歴史だ。とは言っても気になるのがインテリアや機関系だが、シートやルーフは新品に交換済みで、インテリアは非常に綺麗。エンジンも一発始動だ。

もちろん消耗品の交換は順次行なう必要あるだろうが、それは歴史を背負う宿命と心得たい。エンジンタイプが様々設定されていた同世代のC10。このモデルはスタンダードの5.7?V8エンジンを搭載する。ACコンプレッサーを新品に交換済み。

96

ボディにあるこうした傷や凹みも、アメ車のトラックなら味わい深く見える。板金塗装すれば今すぐ綺麗に仕上がるが、逆にこの状態を作り上げるには長い年月が必要。歴史あるモデルとして、この状態で乗るのも一つの方法だ。

172

ホットスポットでは、日本的なサイズであるショートベッドではなく、ハーレーなどの大型バイクも積載できるように、ロングベッドをメインに扱う。このモデルイヤーで、車両取り扱い説明書がしっかり残されているのも感心させられる部分だ。

344 14 37

時代を感じさせるインテリアだが、ルーフとシートを新品に交換しているため、想像以上に綺麗な状態。メータークラスターやステアリングなど、社外品に交換されがちなパーツもオリジナルでそのまま残っているのは見事だ。バワーウインドーというのもありがたい装備だ。

203 315 239 272 161

5019147


SHOP INFO HOTSPOT【ホットスポット】
●所在地/埼玉県北葛飾郡松伏町魚沼13-1
●TEL/048-972-4891
●URL/http://www.hotspot-usa.com


写真/古閑章郎 文/相馬一丈
アメ車マガジン 2018年 4月号掲載


関連記事

RELATED


ローダウンもリフトアップも理想のカタチを仕上げる匠 シボレーシルバラード&GMCシエラ【カープロデューサーK&G】

岐阜県各務原市にある「カープロデューサーK&G」は、アメリカントラック全般を専門とするカスタムショップ。旧車から最新型まであらゆるスタイルを実現する注目店だ。

ホイールはRPBの22インチで、オフセットがマイナス70という圧巻スタイル。シボレーシルバラード CHOSU ☆ アメマガガール

どう見てもこのハイリフトの07年型シルバラードは、筋骨隆々の男子が乗るスタイルだ。にも関わらず、運転席から飛び降りるように出てきたのは、超ミニのワンピースを着るアメマガガール。

シボレーC-10が最も〝ヴィンテージ〟だった時代の最終モデルと言える一台

1966 Chevrolet C-10
HOT SPOT

【1985 シボレーC-10】人気爆上がりの第3世代後期 激レアのディーゼル

シボレー・C/Kモデルの第3世代(1973~1987年)。特に角目4灯に変更された後期型の人気は高く、車両の争奪戦が行なわれている。スカイオートで販売中の85年型C-10は、ディーゼルエンジンを搭載する超激レアモデルだ。

オフロード性能を強化し、フェイスも特別仕様となるシボレーシルバラードLT Z71【ファントム】

特別グレードの最新GMトラックを扱う埼玉県のファントム。オフロード性能を強化した装備と、フェイス周りのブラッシュアップなど、かなりそそられる一台の2017年型シルバラード・LT・Z71。早速試乗して、その能力を見てみよう!

 

最新記事


2025/12/04

【1970 シボレー ノバ】90年代の350エンジンを搭載して気楽に乗れる

クーペ

シボレー

日本の道路事情にマッチしたサイズ感と、70年代のアメ車らしさを色濃く感じさせるフォルム。同年代のシェベルとは異なる魅力を放つNOVA。その個性を生かしつつも快適に乗れるようにアップデート!

2025/12/02

【Camp Jeep 2025】Jeepとともに全力でアウトドアを満喫できるキャンプイベント

イベントレポート

Camp Jeep 2025 with Feel EARTH
新潟県 苗場高原オートキャンプ場

2025/11/27

真夏にサーキットを全開で走る?【82CUP】

イベントレポート

82CUP
美浜サーキット
2025.07.27

2025/11/25

【クアートFAB】アメ車のカスタムは超得意だけどストックやベース車両も販売中!

クーペ

SUV

ダッジ

リンカーン

アメ車が欲しいけれど、専門店は敷居が高そう…。そんな心配を抱く人におすすめしたいのが、岐阜のクアートだ。代表の酒向さんは30歳代と非常に若いが、オープンして10年のキャリアを持ち、カスタムだけでなくメンテナンスにも精通しているので、頼もしいお店だ。

ランキング


2025/12/04

【1970 シボレー ノバ】90年代の350エンジンを搭載して気楽に乗れる

クーペ

シボレー

日本の道路事情にマッチしたサイズ感と、70年代のアメ車らしさを色濃く感じさせるフォルム。同年代のシェベルとは異なる魅力を放つNOVA。その個性を生かしつつも快適に乗れるようにアップデート!

2023/02/09

フォード・エクスプローラーと兄弟車であり、上級なインテリアが特徴のマウンテニア

SUV

フォードには上級ブランドのリンカーンがあることは知られているが、中級ブランドのマーキュリーがあることも忘れてはいけない。日本ではマイナー存在だが、本国では普通に見かける一般的なブランドだ。フォード・エクスプローラーと兄弟車であり、上級なインテリアが特徴のマウンテニアを紹介しよう。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。