GMブランドに登場したオフロード特化グレード・オールテレーン GMCシエラ【ファントム】

ピックアップトラック

GMC

エコテック3

ファントム

オールテレーン

埼玉県

デフロック

GMC

シエラ オールテレーン

SIERRA

All TERRAIN

シエラ

フォードやラムトラックスに、オフロードに特化したスペシャルモデルが次々と登場する中、唯一後れを取っていたのがGMだ。そうした状況の中、遂に登場したのが紹介するシエラ・オールテレーン。

情熱のTRUCK
今注目のHOT MODELが大集結 2018年はトラックに乗る!


2016 GMC SIERRA ALLTERRAIN

356

フォードやラムトラックスに、オフロードに特化したスペシャルモデルが次々と登場する中、唯一後れを取っていたのがGMだ。そうした状況の中、遂に登場したのが紹介するシエラ・オールテレーン。決してハード仕様ではなく、アクティブに使えるモデルに変貌を遂げている。

よりハードモデルも登場活況なオフロード仕様

21

2010年にフォードからデザートレーサーモデルとしてF150・ラプターが投入され、そのハードなオフロード仕様に度肝を抜かれた読者も多いハズ。それに対抗すべくラムトラックスからは、16年にラム・レベルというこれまたオフロードに特化した仕様のモデルが登場。そしてさらに強化されたラム・パワーワゴンを登場させるなど、オフロード仕様モデルは活況を見せている。ではGMは? 

残念ながらこれらモデルに対抗できるモデルは存在しない。唯一対抗できるモデルとして挙げるとなれば、シルバラードや今回紹介するGMC・シエラに設定されているグレードの「オールテレーン」だ。しかし、ラプターなどはベースモデルから独立させたモデルになっているのに対し、オールテレーンはあくまでもベースモデルにオフロードパッケージを追加した存在。

メーカー側も「試みの第一歩」と語るにとどまる。とは言え、現在のオフロードモデル人気にGMも黙っているわけではなく、オールテレーンをさらに強化した「オールテレーンX」「オールテレーンHD」などのモデルも存在する。今回のシエラ・オールテレーンは、本気モデルと比べればライトな仕様変更となっているが、それでも大活躍する装備が追加され、この時期のスキーなどに行く際は重宝するだろう。では、シエラ・オールテレーンをじっくり見ていこう。 

見た目の違いより充実装備に注目!

110

GMC・シエラの上級グレードであるSLTをベースに、オフロードパッケージを追加したのがシエラ・オールテレーンだ。追加される装備は、イートン製デフロック付き4WD、Z71オフロードサスペンションパッケージ(ランチョショックなど)、ヒルディセントコントロール、リアパークアシスト、クロームアクセント付きボディ同色グリル、ボディ同色前後バンパー、スプレー塗装ベッドライナー、ドライバーインフォメーションセンターの傾斜計となっている。

因みに、強化版のオールテレーンXはMTタイヤ、LED付きリアデッキ・スポーツバーなどが追加され、エンジンスープアップが施されている。気になる方は、ファントムに相談してもいいだろう。オールテレーンに話を戻すと、注目装備は左右の車輪が直結した動きをするデフロック。雪道や悪路では絶大な効力を発揮する。加えてヒルディセントコントロールは、急坂での下り坂で自動的に速度を低く抑えて走行する機能。

Z71オフロードサスペンションパッケージは、ランチョショックで安定した挙動を与えてくれる。こうした装備を見ると、オフロードに特化した仕様とはいえ、日常走行で効果が高い内容なので、オンロードメインでも「無意味な装備」ではない。見た目も違うが、それ以上に装備が充実したモデル、それがオールテレーンだ。

モデルはクルーキャブのショートベッド。全長/5829・全幅/2032・全高/1878㎜。駐車時に障害物を感知してドライバーに注意を促すリアパークアシスト機能もオールテレーンでは備わる。

デフロックや登坂自動制御など日常のレジャーで大活躍!

67 41

GMのエコエンジンであるエコテック3。5.3LV8で、一部シリンダーを止める気筒休止システムを採用するなど、低燃費を実現する。

250

オールテレーンでは、クロームアクセント付きボディ同色専用グリル、ボディ同色前後バンパーへ変更されている。サイドステップは、ベースのSLTグレードと共通タイプ。

205 57

通常は18インチだが、オプションとなる20インチホイールを装着。Z71オフロードサスペンションパッケージの一つである、ランチョ・モノチューブを装着。リアベッドは、傷や汚れに強いスプレー塗装ベッドライナーとなる。

32 165 145

ベースが上級グレードということもあり、ヒートシーターなど快適装備が備わる。トランスファーはダイヤル式。センターコンソールにヒルディセントコントロールやパークアシストなどのスイッチが設置されている。ドライバーインフォメーションには傾斜計も設定されている。

267 304 309 279 284

SHOP INFO PHANTOM【ファントム】

●所在地/埼玉県春日部市金崎656-1
●TEL/048-745-4446
●URL/http://www.phantom.co.jp


写真/古閑章郎 文/相馬一丈
アメ車マガジン 2018年 4月号掲載


関連記事

RELATED


強烈なインパクトを放つシエラとシルバラードをロックオン!

2020 GMC SIERRA
2019 CHEVROLET SILVERADO

【パワーと贅沢の融合】一度は乗ってみたいGMCシエラ・デナリの魅力

GMCシエラ・デナリについて解説。シボレーよりもGMC派にとっては、ヘビーデューティ性能とラグジュアリーが融合した魅力的な選択肢として人気の車種。豪華な装備やオフロード性能、EcoTec3 5.3L V8エンジンなど、ユニークな特徴をご紹介しよう!

ローダウンもリフトアップも理想のカタチを仕上げる匠 シボレーシルバラード&GMCシエラ【カープロデューサーK&G】

岐阜県各務原市にある「カープロデューサーK&G」は、アメリカントラック全般を専門とするカスタムショップ。旧車から最新型まであらゆるスタイルを実現する注目店だ。

オフロード色を押し出したGMCシエラ HD AT4X AEVエディション

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、スカイオートにGMC・シエラHDが入庫。しかもオフロードに特化したAT4X AEVエディションだ。

【GMC シエラ AT4 / CHEVY シルバラード ハイカントリー】圧倒的な存在感のフルサイズピック

2019 GMC SIERRA AT4
2018 CHEVY SILVERADO 1500 High Country

 

最新記事


2025/12/25

【レネキャン】レネゲード10周年!変わらぬ絆、広がる輪

イベントレポート

Rene Camp in Lake Saiko

2025/12/25

チューニングパーツメーカー「HKS」がコルベット用サスペンションを開発

足回り

HKS HIPERMAX TOURING
HKS HIPERMAX S

2025/12/23

【キャデラック エスカレード EXT】地味すぎず奇抜すぎない、絶妙なバランスを意識!

ピックアップトラック

キャデラック

ショップ

株式会社プルーヴ
愛知県一宮市

2025/12/18

若い世代にも手が届くチャレンジャーR/Tをベースにカスタム

クーペ

ダッジ

独創的なボディパーツを提案し、唯一無二の世界観を創造するLUXZのEDGE CUSTOMS。13年間掛けて現在の境地に辿り着いたが、その始まりとなるのがこのM-LINE となる。

ランキング


2025/12/25

チューニングパーツメーカー「HKS」がコルベット用サスペンションを開発

足回り

HKS HIPERMAX TOURING
HKS HIPERMAX S

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2025/01/15

【シボレーカマロ】オリジナルへのこだわりを棄てることで手にした悦楽

クーペ

ビンテージ

シボレー

シボレー・カマロといえばアメリカン・マッスルカーの象徴。その誕生は1966年。フォード・マスタングに勝つために生まれたのは有名すぎるストーリー。その初代モデルの中でもSSグレードが、三重県のバーニーズの店頭に並ぶこのクルマである。

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。