426HEMIならではのシャープなフィーリングが最高!プリマスバラクーダ【S&S】

クーペ

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Eボディ

バラクーダ

シェイカーフード

MOPAR

プリマス

426HEMI

70年から74年までの短期間でラインナップされたダッジ・チャレンジャー、プリマス・バラクーダによるEボディ車は、現在ではMoparマッスルを代表するアイドル的存在


1970 Plymouth HEMI 'Cuda

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官能のビンテージアメリカン Vintage Ecstasy

レースシーンにおいて数々の伝説を築き上げた「究極のV8」こと426HEMIを搭載する、Moparマッスルきってのアイドル的存在の70年型バラクーダ。 Eボディ車自体の価値が高まる中、こうしたHEMIカーのクローンこそ、乗って楽しむには究極の存在。

426HEMIを搭載した究極のマッスル

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70年から74年までの短期間でラインナップされたダッジ・チャレンジャー、プリマス・バラクーダによるEボディ車は、現在ではMoparマッスルを代表するアイドル的存在ながら、他のメイクスのライバル車と比べて、実売数は圧倒的に少数。数あるバリエーションの中でも、アメリカンV8最強ともいえる426HEMI設定車ともなると、666台(4速MT:289台、AT:377台)しか出荷されなかった。

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中古車となった時期でもMoparの人気は低く、現在では信じられないほどの低価格だっただけに、エンジンに着目したホットロッダー達が入手してドラッグスターやストリートロッドに採用するケースが定着していった。そのため、ただでさえ希少なHEMIカーこそ、オリジナルで現存する個体は、他の同等車に比べても、極めて少ないのが実情。それだけに、ステイタス性も頂点的で、実際に乗って楽しむのも惜しいほど。

美しいスタイリングで魅力のEボディは人気はダントツでも、現存数は最も少ないばかりか、カマロ、マスタングのようにリプロダクションボディのリリースもないため、この個体のように、レストアを兼ねてHEMI仕様のクローンに仕立てるケースは珍しくないのだ。

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それは、ステイタスに関係なく、純粋にオリジナルとしてのHEMIカーのポテンシャルを実際にドライブして満喫するのが目的だったりするのだ。とはいえ、これを成立させるためには、それなりの予算や技術の他に、オリジナルに対する高い知識が要求される

排気系などもオリジナルに則ってレストアされているため、エンジンを始動と同時に、軽やかで切れの良い426HEMIならではの排気音を奏でる。ストックのエンジン音は、高いポテンシャルの割には静かなだけに、調子にのってアクセルを踏み込むと、予想に反してクイックなレスポンスで一気に高回転まで回るあたりは、426HEMIならではの持ち味。

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エアークリーナーと一体設計となるシェイカーフードは、340搭載車でも選択可能であったが、HEMI搭載車ではお約束のパーツ。ボディにフィットするスタイリッシュなウレタンバンパーや、リアウィング、そして最も需要が少なく希少なオプションである助手席側のミラーも装備。70年の後期から71年の僅かな期間しか設定されなかった彩度の高い“サシーグラスグリーン”が新鮮でインパクト大。

クライスラーのマグナムホイールは14インチのみで設定されていたため、HEMIはもちろんのこと、マッスルパッケージ車では15インチのラリーホイールまたは、プレーンなスチールが定番。タイヤには、新車当時設定されていた グッドイヤーのポリグラスGTを装着。バイヤスゆえに、現在のラジアルと違い、扱い難い難点があるが、ビジュアル的にはコレに勝るものはなし。

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外装同様に、内装もオリジナルの状態をキープ。4連装でメーターを配置する“ラリーダッシュ”やセンターコンソールは当時のオプション。内張りを止める専用設計のビスに至っても、オリジナル品で対応するなど、半端なオリジナル車以上に徹底してオリジナルで仕立てている。

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オリジナルをテーマに仕立てるクローンの場合、見た目は細かい所までストックに則りながらも、走りのポテンシャルをより高めるべく、ストローカーによる排気量アップが主流となっているが、この個体はストック通り426。ストックの426ならではのシャープなフィーリングが何よりも魅力。ミッションはATとして唯一の727TFとの組み合せ。


Special Thanks◆S & S
Location◆富山県高岡市野村1674-3
Phone◆0766-29-0050
URL◆http://www.sandsjp.com/

Photo◆Hiroshi Nose Report◆Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2018年1月号掲載

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