大径履きスタイルに新風を吹き込む、クラシックシボレーという選択肢 1969y シボレー インパラ

オープン

シボレー

アメマガ2018年8月号

インパラ

ASANTI

Impala

350エンジン

TH350ミッション

エレガントデザイン

埼玉県

ELEGANT DESIGN

アメリカンカスタムを代表する1つのスタイルにまで上り詰めた“大径ホイール履き”。ベースにマイナーな69年式インパラを選んだことで、さらにインパクトが増し増しに!


1969y CHEVROLET IMPALA

アメリカンカスタムを代表する1つのスタイルにまで上り詰めた“大径ホイール履き”。「そのベースにクラシックモデルを選んでみては?」という提案なのだが、ベースにマイナーな69年式インパラを選んだことで、さらにインパクトが増し増しに!

あえて不人気な69年型を選び差別化をさらに強める

20世紀末から兆しが見え始め、2000年代になりイッキにブレイクした大径ホイール履きのスタイルは、今やこの日本でも完全に市民権を得て、「デカいホイールが履きたいから、デカいアメ車に乗りたい!」と、ユーザーたちに思わせるまでに至っている。

で、ここで選ばれるベースカーの主流は「快適かつ壊れない」との印象から高年式モデルのSUV系が主流となるが、「古いモデルも面白いですよ」と、その流れに一石を投じてきたのが、埼玉のショップ「エレガントデザイン」の齋藤さんだ。「確かに高年式と違って古いモデルには、壊れるんじゃないかという不安がつきまとうかもしれませんが、それは逆にいじり甲斐があるということです。

また、新しいクルマにはない個性的なデザインも魅力の1つで、誰もが振り返る優越感を味わうことができますよ」と、クラシックモデルならではのメリットを話してくれた。そんな齋藤さんが愛車に選んだのは、69年型のシボレー・インパラ・コンバーチブル。

インパラといえば、デビューの58年から64年型までがメジャーで、69年は余り選ばれない年式なのだが…。「このまっすぐな顔とテールレンズが好きなんです」と、レアなベースに22インチのホイールを履かせた上で、エアサスによる車高の急降下をも追加。こうして大径履きアメリカンの次世代を切り開気にかかる!

5

ドアハンドルをシェイブし、クロームメッキのパートをブラックアウト。おかげで6m弱の全長が一層大きく見える。現代の道路事情でもV8・350エンジンとTH350ミッションなら快適に走れるに違いない。

9 7

センターと両側が突き出ているのが69年型の特徴。そこにファントムグリルを重ねることで、独特のコワモテフェイスへと変身!  ヘッドライトにハーレー用のプロジェクタータイプを使ったため、点灯時の表情も個性的になっている。  

8

アシャンティのホイールサイズは前後とも22×8.5だが、オフセットを変えることで、リアのアウターリムの幅のほうが広くなっている。タイヤはレクサーニの245/30と265/30を履く。

10 12 11

新品のシート生地にオストリッチを組み合わせたインテリアに、59年型インパラのステアリングで古さを、最新の9インチナビで新しさを演出する。  

13

ライドテックのエアサスとダイコックの12インチサブウーファーはトランクの中に詰め込んだ。

6

センターコンソールは、全く新しいデザインにワンオフ制作。このような旧車の仕様を現代風のデザインに作り変えることを、ハイテクカスタムと呼ぶ。オリジナル、ローライダーが旧車のスタイルだが、ハイテクカスタムは新しいジャンルとしてアメリカでも急増中だ。

14

オーナー/齋藤さん

Produced ◆ ELEGANT DESIGN

HP ◆ http://elegant-design.co.jp

■撮影/犬塚直樹

■文/佐藤昭夫

アメ車マガジン 2018年 8月号掲載


最新記事


2025/08/26

【1982 シボレー コルベット】走ることだけをとにかく優先し400cbiエンジンや5MTに換装

クーペ

ビンテージ

シボレー

ビンテージアメリカンを何台も在庫し、見比べてお気に入りの1台が選べる。東海カーズを初めて訪れた人は「夢のような空間ですね!」と驚きを隠せない。だが代表の細井さんは、愛車の見た目に関心はなく「いかに気持ちよく走れるか」を大切にしている。

2025/08/23

【ジェネラルホームアメリカン】憧れのリアルアメリカン住宅で毎日を楽しく過ごす

HOUSE

ジェネラルアメリカンホームで建築し、アメリカを感じながら生活を送るオーナーたち。すべてのオーナーに共通するのは、家族全員が毎日を楽しく過ごしていること。2024年にアメマガで紹介したオーナーを改めて振り返ってみよう!

2025/08/21

イベントをキッカケにショップを訪れる人も増加中【ALICE JACK 2025】

イベントレポート

ALICE JACK 2025
23th Mar 2025
アリスガーデン

2025/08/19

【ガレージジョーカー】本国との深いパイプで新たなカスタムを提案!

SUV

シボレー

本国アメリカと太いパイプを持つガレージジョーカー。そのパイプを活かし、消耗品はもちろん、希少な雑貨やカスタムパーツの輸入も行なっている。今回は、2024年に発売されたCKカスタムフェイスを装着したタホを紹介しよう。

ランキング


2025/08/26

【1982 シボレー コルベット】走ることだけをとにかく優先し400cbiエンジンや5MTに換装

クーペ

ビンテージ

シボレー

ビンテージアメリカンを何台も在庫し、見比べてお気に入りの1台が選べる。東海カーズを初めて訪れた人は「夢のような空間ですね!」と驚きを隠せない。だが代表の細井さんは、愛車の見た目に関心はなく「いかに気持ちよく走れるか」を大切にしている。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!

2020/09/01

マスタング史上最強のBOSS 429、859台にのみ搭載された極めて希少なBOSS 9

クーペ

ビンテージ

フォード

1969 Ford Mustang Boss 429