BOSS302カムを搭載したフォードトリノGT / マリーナブルーのシボレーインパラコンバーチブル

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トリノ

BOSS302カム

神奈川県

ホワイトリボンタイヤ

BUBU横浜

トリノGT

インパラ

インパラコンバーチブル

日本のビンテージアメリカンと言うと、どうしてもマッスルカーやスーパースポーツのイメージが強い傾向がある。だが、おおらかで大陸的な走りを体感できる大衆車こそ、アメリカの空気を感じるには最適。


現代のクルマにはない流麗なラインや造形の美しさに魅了される!

ビンテージは一期一会 見つけた時が買い時だ!
1969 Ford TORINO GT & 1966 CHEVROLET IMPALA CONVERTIBLE

国内では正規販売されていないが、アメリカ本国には魅力的な車種・グレードが豊富にラインナップされている。それらを直接輸入し、国内登録できるように改善まで施すことで有名な、BUBUカリフォルニアダイレクト。どちらかというと現行の車種がメインのように思う人が多いかもしれないが、実はビンテジカーも豊富に取り揃えている。今回紹介するBUBU横浜店は、現行モデルはもちろんだが、グループの中でも特にビンテージモデルを積極的に在庫しているのが特徴と言える。

 

日本の車検制度に対応させるのは現行車でもビンテージでも変わらないが、最大の違いと言えるのは、やはり在庫の問題。現行モデルなら色やグレード、オプション装備といった細かな部分までコダワリ、自分の好みの仕様にオーダーすることも可能。

 

だが新車で購入することができないビンテージモデルの場合は、言わば一点ものと言っても過言ではない。次回入荷するかはまったく未定だし、今日店頭にあっても明日には売れてしまうかもしれない。本当に欲しい車種が決まっており、それが店頭に並んでいるのなら…迷わず購入することをお勧めしたい。

 

近年のビンテージブームの後押しもあって、年々価格は上昇中。買わない後悔よりも買う勇気を出せば、人生は今よりもいっそう豊かなものとなり、日々の生活が充実することだろう。

ミッドセンチュリーの空気感が今に伝える珠玉の2台

さて、今回BUBU横浜店がオススメするのは、1969年型のトリノと1966年型のインパラ。半世紀前のモデルとは思えないほど美しく仕上げられているのが最大のポイントで、どちらも国内未登録車ということ。つまり、ビンテージモデルでありながらも、3年間の車検をつけられるという、言わばお買い得とも言える車両なワケだ。

1969 フォード トリノGT

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まずはトリノを解説しよう。エンジンは351で、BOSSの302カムを搭載。ファクトリーの4MT、パワステ、パワーディスクブレーキを装備しており、フルオリジナルでナンバーズマッチと呼ぶにふさわしいコンディションを保つ。落ち着いた雰囲気とは裏腹にMT&5.8Lから生み出される力強い走りが魅力だ。

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ヘッドランプやグリルが一段引っ込んだボディ形状が、当時の流行のスタイル。ボディの前後にあしらわれるGTのエンブレムは、ハイパフォーマンスを誇るトリノ・コブラに及ばないまでも、ハイスペックをアピールする。

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4連の丸型メーターが並ぶ、特徴的なインパネデザイン。フロア4MTでありながらベンチシートを採用しているが、乗車定員は4名となる。ワンオーナー車ということもあり、非常に良好なコンディション。60年代の空気感を今に伝えてくれる。

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エンジンは351(5.8L)で、BOSSの302カムが組み込まれている。パワステやディスクブレーキも備わっており、機能面は現代の水準と同等と言えるだろう。ダイレクトな力強さを体感できるので、「これぞアメ車!」というパフォーマンスに酔いしれられる1台だ。

1966 シボレー インパラコンバーチブル

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続いては、マリーナブルーのボディカラーが目に鮮やかな、インパラ・コンバーチブル。こちらのエンジンは283で、組み合わさるミッションは2AT。最新モデルと比較すると確かに前時代的ではあるが、徒らにスピードを出すのではなく、おおらかな気持ちでクルーズを楽しめると言える。そんな走りに対し装備面は先進的で、電動のコンバーチブルトップやパワステを標準装備。

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雰囲気を損なわないCDデッキも追加され、快適装備は現代の水準にしっかりとアップデートされている。300万円で最新型のアメ車はなかなか手に入らないし、少し前のモデルを選ぶぐらいなら、いっそのこと60年代のビンテージを選ぶという手もある。「誰ともカブらないクルマに乗りたい!」と思うなら、稀少性でチョイスするというのもアリだ。

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ホワイトリボンタイヤや前後バンパーのオーバーライダーなど、往時を感じさせてくれる個性的なエクステリアデザイン。オープンボディで風を感じながら、ビーチラインを気持ち良く走るのが最適なシチュエーションと言える。

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直線基調のインパネデザインを採用しており、ベンチシート&コラムというアメ車の定番スタイル。インパネの中央にはCDデッキを追加しオーディオをアップデートするが、極力オリジナルの雰囲気を崩さないよう配慮されている。

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当時のアメ車で見ると、比較的コンパクトと言える283を搭載。それでも4.6?もあり、日本で走るには必要にして十分なスペックを誇る。オルタネーターなどの補機類もメンテナンスされた形跡があり、良好なコンディションをキープしている。


取材協力:BUBU YOKOHAMA
ADDRESS:神奈川県横浜市緑区霧が丘5-1-5
TEL:045-923-0077
FAX:045-924-3355
MAIL:yokohama@bubu.co.jp
HP:http://www.bubu.co.jp
OPEN:10:00~19:00
定休日:火曜日

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日本で正規モデルとしては発売されていない、魅力的なアメ車をアメリカから取り寄せるBCDを展開するBUBU。中でも横浜店は新車だけでなくビンテージモデルも数多く取り揃えているので、見比べて購入することが可能。長年憧れ続けたモデルに今こそ乗りたい!と思う人は、BUBU横浜店に足を運んでみよう。


photo:浅井 岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2018年1月号掲載


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