ラットスタイルが可能なエイジング塗装を96年型のGMC・サファリに実施。
GMC SAFARI RUSTY
技術とセンスが光る高品質なエイジング塗装
GMC SAFARI RUSTY
ボディを傷めることなくラットスタイルが可能なエイジング塗装。本物のラットスタイルと比べても、全く見劣りしない見事な仕上がりを見せるエイジングカスタムがここにある。
塗って演出するのではなく、落として醸し出す手法

ボディのサビをカスタムと捉えたラットスタイル。アメリカで流行したこのカスタムスタイルは、キャンディ塗装やラッピングなどとは一線を画したワイルドな見た目が印象的であり、破滅的でもあった。その迫力ある見た目とは裏腹に、ボディが朽ち果てるという危うさも持ち合わせる部分は弱点でもある。

そこで次に登場したのがエイジングペイントだ。まるでサビが発生しているかのごとく塗装を施すというアプローチのため、ボディがサビで劣化するという心配はない。ただし、これはまさしく職人技が必要なカスタムであり、ペインターの力量とセンス次第で仕上がりは大きく変わる。見事にサビを再現しているものもあれば、クオリティが低いものがあるというのも実情だ。
そしてここに登場するGMC・サファリもエイジング塗装が施された1台。元々はフォードライブクロスフィールドのデモカーとして製作された車両で、シルバーカラーのボディの各部には、忠実にサビが再現されている。このエイジング塗装だが、まずはボディ全体をサビ色の基となる茶系で塗装し、それを落としながらサビ色を演出するという工程を辿っている。
言葉にすると簡単ではあるが、かなり手間暇の掛かる作業を実施しているのだ。サビ色をボディの上から塗る手法とは異なり、その仕上がりはお見事と言うにふさわしいものとなっている。
1996年型のGMC・サファリ(新並)をベースに、エイジング塗装を実施した車両。

ボンネットやルーフといった鉄板部分のエイジング塗装が見事であることに加え、サイドミラーやバンパーなど、樹脂部に再現された“サビ具合”も見とれてしまうほどの仕上がりだ!
家族が協力してエイジング塗装で仕上げた力作のラットスタイルマスタング
【魅せるエイジング塗装】アイデア次第で様々なものに応用可能!アメマガDIY講座
【C-2500シエラグランデ】リアルなエイジング塗装で歳相応の存在感を放つ丸目4灯フェイスの個性派!
Fourdrive crossfield【フォードライブクロスフィールド】
ADDRESS:茨城県ひたちなか市高野1777-20
TEL:029-202-0909
FAX:029-202-0200
OPEN:9:00 ~ 19:00
CLOSED:毎週木曜日
URL:http://www.fourdrive.jp/cf/

■Photo:清野央 ■Text:マーク清原
アメ車マガジン 2018年 10月号掲載
最新記事
2025/10/30
【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち
MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場
2025/10/28
夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】
一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!
2025/10/23
兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】
25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!
2025/10/21
自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家
家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。









