存在そのものがワイルドで「BADASS」なスクエアトラック
SQUARE TRUCKS AWESOME & BADASS AMERICAN TRUCKS
スクエアトラック、コイツは相当ワルだぜ!!!
スクエアトラック、コイツは相当ワルだぜ!!!
アメリカはもちろん、ここ日本でも「スクエアトラック」の人気が急上昇!アメ車=トラックと言えるほどにアメ車の中では人気カテゴリーのピックアップトラック。
今回フィーチャーするスクエアトラックとは、50~80年代のフリートサイド(厳密にはフリートサイドとはシボレーの呼称だが、他メーカーでも総称してそう呼ぶことが多い)仕様の、まさにスクエアなトラックのことを指す。
この人気っぷりはマッスルカーブーム以上の加速度となっており、本来安価だったはずのトラックの価格が高騰しているのだ。その存在そのものがワイルドで「BADASS」なスクエアトラックムーブメントに乗り遅れるな!
1970 Chevrolet C20 (1968 Look)
アメリカではピックアップトラックがとりわけ人気があるのはご承知の通り。様々なボディスタイルが存在する現在でも、販売台数でNo.1 といえばピックアップトラックだし、それだけに、日本車メーカーも北米マーケット専用にピックアップトラックをラインナップしているほど。荷物をどれだけ積むかに関わらず、通勤の足としてピックアップを選ぶケースも珍しくないほど、一般的に生活に浸透しているのだ。
1966 CHEVROLET C10
また、シンプルでタフな構造ゆえに、50年代のモデルが現役で活躍するなど、ビンテージカーの現存率が高いのもポイント。近年のマッスルカーブームが定着し、旧車全体の人気が高まる中、クラシックなフルサイズ・ピックアップの人気が急上昇しているのだ。
モデルイヤーが古いほど、希少でバリューも高額となるのだが、クーペなどに比べれば安価なうえ、整備やカスタムにおいての扱いやすさも相まって、若い世代の間でもカジュアルに楽しまれている。
1961 GMC
そうした状況は、今に始まったことではないのだが、近年の人気の上昇っぷりは極端で、クルマが集まる所に行くとピックアップの圧倒的な多さを目の当たりにすることができる。
趣味のフィールドにおいての人気モデルは定着しており、そこから外れたモデルは過去にはスルーされていたのだが、近年ではむしろニッチなモデルにこそ魅力を見出す傾向が高まっている。
それまで人気だった車種に加えてニッチなモデルのニーズも高まっているため、クラシックなピックアップのバリューは全般的に上がっているのだ。
1972 GMC C1500
そんな中でも、今回はとりわけ人気となっているフリートサイドなどのボディシェイプが「スクエア」なモデルをフィーチャーする。ベースモデルやスタイルなど、アメリカでのトレンドを反映する4台(上の写真)をチェックしていこう!
昔からピックアップトラックの人気は高かったが、最近の「スクエアトラック」の人気はハンパない! 日本でもブームがキテいるが、本国アメリカでの人気沸騰っぷりは尋常ではなく、カーショーやミーティングにおけるスクエアトラックの割合がかなり高くなっているのだ。
アメ車マガジン 2018年 12月号掲載
最新記事
2024/10/03
【シェルビーF150スーパースネーク】より低くオンロードに特化したスーパースネーク
ハイパフォーマンストラックと言うジャンルを築いた、フォード・SVTラプター。そしてフォードは、そのラプターをも凌駕するシェルビー・F150スーパースネークを登場させた。最高出力は、なんと770馬力。並みのスポーツカーでは太刀打ちできない加速を備えた、まさにシェルビーの名に相応しいモデルとなっている。
2024/10/02
車両販売だけでなくメンテナンスもウエルカム【カーショップトラッシュ】
2024年で創業20年を迎えたトラッシュ。札幌の中心地からクルマで30分ほどの距離にあり、都会の喧騒から離れた隠れ家的な雰囲気。代表の川口さんを中心に、様々なスペシャリストがお店を支える。
2024/10/01
サービスカーとプロジェクトカーどちらも思い入れの強い一生モノ!【6DEGREES】
「旧車になればなるほど部品で困るのは致命傷。そんな部品の供給が未だに充実していることがGM車の魅力だ」と語る6ディグリーズの石堂さん。若かりし頃の想い出が詰まった愛車と一緒に時を刻める喜びは格別だ。
2024/09/30
【1951 シボレースタイルライン】26インチの鍛造スポークが不思議なことに絶妙にマッチ
日本車で50年モノのビンテージカーは数少ないが、アメ車では半世紀選手は意外と珍しくない話。と思っていたら、何と72年前のスタイルラインが日本上陸!輸入したのはカスタムを積極的に手がける、あのクアートだ。