強烈な立体感と幅広感を手に入れられるハニーDのオーバーフェンダーを装着

ハニーDを目玉にラフカントリーで締める
AMERICAN TRUCK CUSTOM LABO
アメリカントラック・カスタム研究室
極厚オーバーフェンダーがピックアップトラックを完成させる

2012 FORD SUPER DUTY F-250 POWER STROKE TURBO DIESEL
岐阜県のショップK&Gは、ピックアップトラックのオフロード系カスタムに、強烈なボリュームアップで知られるハニーDオーバーフェンダーを選んだ。そして、他のパーツはほぼラフカントリーというフォーメーション。
ハニーDを目玉にラフカントリーで締める

ピックアップトラックのカスタムで王道ともいえるスタイルが、リフトアップを基軸としたオフロード系カスタムだ。車高を上げてロードクリアランスを高めつつ、大径ホイールとゴツゴツしたブロックタイヤを履けば、それだけでも十分カタチになる。夜道の安心感を高めるためにライトをLEDにするのもいいだろう。
しかし、そこで終わらないのがK&Gというショップだ。強烈な立体感と幅広感を手に入れられるハニーDのオーバーフェンダーを装着し、ノーマルでも「大きい」と感じる第一印象を「超大きい!」に昇華している。ワイド感の面では、オーバーフェンダーとボトムスのマッチングも絶妙なバランスで仕立ててあり、クルマを知らない人なら最初からこうなのだろうと見紛うほどの高い完成度を持つに至った。
リフトアップキットやLED、サイドステップなどは、ラフカントリーで統一している。「ラフカントリーは信頼性が高いがローコストで抑えられるパーツ」とK&Gでは評価している。つまり、ハニーDオーバーフェンダーをカスタムの主役にしつつ、その脇役として、信頼できてカスタムに導入しやすいラフカントリーを選んだという構図だ。
それから、オフロードスタイルだけに寄せた様に感じないのは、例えばホイールのカラー効果だ。スポークのサイドにボディカラーと合わせたカラーリングが施されており、洒落者的な雰囲気を感じさせる。実用性だけではなく、スタイリッシュ感をさりげなく主張している点は、知れば知るほど興味深い。
強烈なワイド感のオーバーフェンダーはハニーD。片側だけで約4インチ幅のボリュームアップとなっており、クルマの迫力に大きな相乗効果をもたらす。タイヤのハミ出し具合とのバランスも美しく仕上がっている。
オフロードカスタムで優れた信頼性を持つラフカントリーが基軸。フューエルホイールは22インチの14J、合わせたタイヤはグラディエーターXCOMPで37×13.50。そして、6インチリフトアップキットと、直進性を助けるステアリングスタビライザー、サイドステップはいずれもラフカントリーだ。
ラフカントリーのLEDフォグ、グリルLEDを装着。ヘッドライトもLEDとなっており、ついでにテールハイマウントライトもLED。ライト関連は概ねLEDで統一し、十分な光量を得られるよう仕上げてある。
搭載されるエンジンは6.7ℓターボディーゼル。このモデルイヤーからディーゼル排出ガスの浄化システムとしてアドブルー(尿素SCRシステム)が採用されている。無臭・無害な高品位尿素水との化学反応により窒素化合物を浄化する仕組みだ。
ところで、このF-250の様なヘビーデューティ系ディーゼル車は日本国内での登録が難しいという。つまりカーショップならどこでも扱えるわけではないのだ。その点で言えば、K&Gはこの1台に限らず多くの実績があり、その取り扱いも手慣れている。ピックアップトラックをディーゼルで楽しみたいのであれば、K&Gは非常に頼りになるショップということになる。
Presented by Car Producer K&G
TEL / 058-386-8453
■Photo&Text:加藤山往
アメ車マガジン 2019年 1月号掲載
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