強烈な立体感と幅広感を手に入れられるハニーDのオーバーフェンダーを装着

ピックアップトラック

フォード

アメリカントラック・カスタム研究室

アメマガ2019年1月号

岐阜県

F-250

カープロデュース K&G

ハニーDを目玉にラフカントリーで締める
AMERICAN TRUCK CUSTOM LABO
アメリカントラック・カスタム研究室


極厚オーバーフェンダーがピックアップトラックを完成させる

2012 FORD SUPER DUTY F-250 POWER STROKE TURBO DIESEL、2012 フォード スーパーデューティーF-250

2012 FORD SUPER DUTY F-250 POWER STROKE TURBO DIESEL

岐阜県のショップK&Gは、ピックアップトラックのオフロード系カスタムに、強烈なボリュームアップで知られるハニーDオーバーフェンダーを選んだ。そして、他のパーツはほぼラフカントリーというフォーメーション。

ハニーDを目玉にラフカントリーで締める
2012 FORD SUPER DUTY F-250 POWER STROKE TURBO DIESEL、2012 フォード スーパーデューティーF-250

ピックアップトラックのカスタムで王道ともいえるスタイルが、リフトアップを基軸としたオフロード系カスタムだ。車高を上げてロードクリアランスを高めつつ、大径ホイールとゴツゴツしたブロックタイヤを履けば、それだけでも十分カタチになる。夜道の安心感を高めるためにライトをLEDにするのもいいだろう。

しかし、そこで終わらないのがK&Gというショップだ。強烈な立体感と幅広感を手に入れられるハニーDのオーバーフェンダーを装着し、ノーマルでも「大きい」と感じる第一印象を「超大きい!」に昇華している。ワイド感の面では、オーバーフェンダーとボトムスのマッチングも絶妙なバランスで仕立ててあり、クルマを知らない人なら最初からこうなのだろうと見紛うほどの高い完成度を持つに至った。

2012 FORD SUPER DUTY F-250 POWER STROKE TURBO DIESEL、2012 フォード スーパーデューティーF-250
リフトアップキットやLED、サイドステップなどは、ラフカントリーで統一している。「ラフカントリーは信頼性が高いがローコストで抑えられるパーツ」とK&Gでは評価している。つまり、ハニーDオーバーフェンダーをカスタムの主役にしつつ、その脇役として、信頼できてカスタムに導入しやすいラフカントリーを選んだという構図だ。


それから、オフロードスタイルだけに寄せた様に感じないのは、例えばホイールのカラー効果だ。スポークのサイドにボディカラーと合わせたカラーリングが施されており、洒落者的な雰囲気を感じさせる。実用性だけではなく、スタイリッシュ感をさりげなく主張している点は、知れば知るほど興味深い。


強烈なワイド感のオーバーフェンダーはハニーD

強烈なワイド感のオーバーフェンダーはハニーD。片側だけで約4インチ幅のボリュームアップとなっており、クルマの迫力に大きな相乗効果をもたらす。タイヤのハミ出し具合とのバランスも美しく仕上がっている。

強烈なワイド感のオーバーフェンダーはハニーD
 オフロードカスタムで優れた信頼性を持つラフカントリーが基軸。フューエルホイールは22インチの14J、合わせたタイヤはグラディエーターXCOMPで37×13.50。そして、6インチリフトアップキットと、直進性を助けるステアリングスタビライザー、サイドステップはいずれもラフカントリーだ。

フューエルホイールは22インチの14J、合わせたタイヤはグラディエーターXCOMPで37×13.50
6インチリフトアップキットと、直進性を助けるステアリングスタビライザーはラフカントリー
サイドステップはラフカントリー
 ラフカントリーのLEDフォグ、グリルLEDを装着。ヘッドライトもLEDとなっており、ついでにテールハイマウントライトもLED。ライト関連は概ねLEDで統一し、十分な光量を得られるよう仕上げてある。


ラフカントリーのLEDフォグ、グリルLEDを装着
 搭載されるエンジンは6.7ℓターボディーゼル。このモデルイヤーからディーゼル排出ガスの浄化システムとしてアドブルー(尿素SCRシステム)が採用されている。無臭・無害な高品位尿素水との化学反応により窒素化合物を浄化する仕組みだ。


搭載されるエンジンは6.7ℓターボディーゼル
アドブルー(尿素SCRシステム)

ところで、このF-250の様なヘビーデューティ系ディーゼル車は日本国内での登録が難しいという。つまりカーショップならどこでも扱えるわけではないのだ。その点で言えば、K&Gはこの1台に限らず多くの実績があり、その取り扱いも手慣れている。ピックアップトラックをディーゼルで楽しみたいのであれば、K&Gは非常に頼りになるショップということになる。


Presented by Car Producer K&G
TEL / 058-386-8453


■Photo&Text:加藤山往
アメ車マガジン 2019年 1月号掲載


最新記事


2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/07

【1or8カスタムライドミーティング】初回より本誌で追い続けてきた

イベントレポート

1or 8 Presents AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING
11th May 2025
高鷲スノーパーク駐車場

2025/10/02

【ClassicForged】鍛造削り出しなので、スタイリングだけでなく強度と軽さも追求

ホイール

ホイールを履き替えるだけで、クルマの印象はガラリと変わる。比較的新しいモデルならどんなホイールも似合うが、ビンテージカーオーナーにとって、切実な問題でもある。

ランキング


2016/12/08

【1965y ポンティアック カタリナ】ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2018/12/31

アメマガ×としまえんコラボイベント アメマガミーティングプチ in としまえん ユーザーエントリーカー②

アメマガミーティング

会場に並んだ52台のアメ車たちを一気見せ!②