護送車をテーマにメイクしたピットインアクツのシボレーアストロ

バン

シボレー

アメマガ2019年4月号

埼玉県

ピットインアクツ

80's-90's BREEZE

アストロ

護送車をテーマに CHEVROLET ASTRO


CHEVROLET ASTRO

シボレーアストロ、護送車、CHEVROLET ASTRO

80’s-90’s BREEZE
今こそ80~90年代のアメ車にハマりたい!

アストロ に造詣が深いショップといえば 「ピットインアクツ」 。オーナーのクルマを仕上げるだけでなく、ショップデモカーも鋭意製作しており、室内を茶室に仕立てた和風アストロは大作で、話題を呼んだ。それに続く新作デモカーは、護送車をテーマに怪しい雰囲気が漂う仕上がり。
 

中身に重点を置いて仕上げられたデモカー

シボレーアストロ、CHEVROLET ASTRO
シボレーアストロ、CHEVROLET ASTRO
創業以来、数多くの アストロ に携わってきた ピットインアクツ 。本業である板金塗装にてガラリと雰囲気を変えてしまう術はもちろんのこと、オーナーからのリクエストに応える形でワンオフパーツを製作したりと、 アストロ に関する事であれば何でもござれといった具合だが、オーナーたちのクルマだけでなく、ショップのデモカーも多数仕上げてきており、中でもインテリアを茶室へと仕立てた〝和風アストロ〟は大作である。


だが、その完成からも月日が経過したことで、どうやら社長のカスタム病が再発したようだ。次作の構想は粗方練ってあったのだろう、エアサスを装着しているベース車両を手に入れるやいなや、元々装着していたパーツを次々と取り外しにかかる始末。

塗装をし直すついでかもしれないが、もちろん取り外したパーツはそのまま装着し直すわけではなく、切り刻んだり、くっ付けたりと、お得意の技を駆使してワンオフパーツへと変化させていく。社長はどちらかと言えば控えめな性格だけに自分からアピールすることはない。

だけど、その姿を見ていると〝楽しいんだろうなぁ〟ってことは伝わってくる。還暦を過ぎている社長に対して失礼かもしれないが、姿はまるで子供の様だ(笑)。


作業に没頭する社長に今回のテーマを確認すると「護送車」とひと言。どおりで内装も引っ剥がしたわけだ。シートの生地まで剥がして骨だけにまでするとは思わなかったけれど。「最近は外見をいくらイジったってあまり興味をもたれない。でも内装を作り上げていると全然違う。

和風アストロが良い例だな」と。そうして半年を費やして完成したピットインアクツの最新デモカー。2018年開催した本誌主催イベント「amZ」 にて披露したが、2019年も各地で開催されるイベントにて披露されることだろう。







室内の床面はカーペットを剥いで鉄板剥き出しでもよかったかもしれないが、縞板を用いることで“らしさ”を演出。骨が剥き出しとなったリアシートに座るヒト&オオカミの骸骨も怪しさ満点。

これは千葉の某ショップでゲットしたものだったりする。護送車らしく運転席と後部座席を仕切るフェンスを設置するとともに天井にも配置。それぞれに加飾を施して見せる演出を駆使。
 



インパネ回りはブラック×グレーにペイント。ちなみにダッシュは一度フロントガラスを外して、フードのラインがダッシュへと延長する様に描かれている。
 

護送車らしく窓の内側には鉄格子をあしらい、天井には赤色灯を設置。実際の護送車のシートは骨のみということはないが、雰囲気を高めるために記事を剥いで骨だけに。さらに後方には電話も配置。実際には使用できないので、あしからず(笑)
 
シボレーアストロ

フロントフェイスはシェビーバン用グリルを加工して縦目2灯に。さらには千葉の某ショップでゲットしたスカル型ボウタイエンブレムを配置。
 


最近はフードにダクトを追加するのがテッパンとなっているが、ダクト内にスパイダーマンを忍ばせる遊び心も。
 



フロント&リアフェンダーにはダクトを追加してアレンジ。マフラーはもはやお約束とも言えるオリジナルのサイド出し。

リアフェンダーはタイヤハウス下部の部分を通常よりも外側へと拡げることで、後ろから見た時にタイヤが隠れる様な加工を施している。言われなければ気付かない部分だが、これも社長のこだわり!!


■Thanks : PIT IN AKUTSU
TEL:048-421-1787
HP:https://www.pitin-akutsu.com


■Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2019年 4月号掲載


関連記事

RELATED


半年違いでアストロ生活がスタートした親子

子供が大きくなって免許を取得すれば、親子がそれぞれにクルマを所有することは特に珍しいことではないが、揃ってアメ車を選び、しかも同じアストロを所有するというケースは珍しい。しかも購入した時期が半年しか違わないというのもレアケースだろう。

頼りになるショップと早く出会ったのが大きい【ピットインアクツ】

どんなに好きなクルマを手に入れても、いつかは飽きが来て乗り換えを検討するのが自然の流れ。だが高嶋さんは「乗り換えなんて考えたこともない」と、20年以上も一途にアストロに乗り続ける。その長い時間を過ごすには、サポートしてくれるショップとの出会いや、トラブルが起こる前にメンテをすることが重要のようだ。

多くのアメ車を所有するもずっと頭から離れなかった憧れのアストロ

アメリカンカルチャーが好きでアメ車にハマり、これまで所有したアメ車は片手では収まりきらない角田さん。しかも常に2台所有が基本スタイルで、現在はシルバラードと、いつかは乗りたいとずっと願っていたアストロが愛車になっている。

父から譲り受けたアストロが兄弟の絆を深めていく

父が大事に所有していたアストロを、18才の時に譲り受けた弟さん。そして、楽しそうにカスタムに励んでいく弟の姿を、羨ましそうに見ていたのがお兄さんだ。「俺もアストロが欲しい…」。我慢できずに即決し、アストロ兄弟としてお互いにカスタムに没頭中!

絶対に浮気なんてしませんよ! 嫌いになる理由がないですから!20年間アストロに乗り続けています!

どんなに大好きなクルマでも、長年乗っていればマンネリして違うクルマに乗りたい誘惑があるものだが、YOSHIさんは20年間アストロ一筋だ!

 

最新記事


2024/12/03

アメ車&ドイツ車を専門に扱う日本有数の解体ショップ【T&K インターナショナル】

メンテナンス

ショップ

MAINTENANCE of AMERICAN CARS
解体屋ならではの迅速な対応でアメ車乗りをサポート

2024/12/02

激レア!フルウィンドーのダッジスポーツマンの愛らしさ

バン

ダッジ

いつかはウェストサイドなローライダー!そんなイメージを抱きがちなDJではあるが、本国では意外とそうでもなかったりする。現地で見たリアリティ溢れるカーカルチャーを、日本でサラッとこなすナイスガイを直撃!

2024/11/29

【ファニーガレージ】クルマ全般に精通しており、頼れるアニキのような存在!

ショップ

自動車メーカーやアメ車専門店など、様々な経歴を持つファニーガレージ代表の森 博章さん。アメ車専門ではないが、常にユーザーに寄り添ってくれる、真のモータースと呼ぶのが相応しいお店だ。

2024/11/28

【GMCラリーSTX】真鍮&ウォールナットとGMCラリーのコントラストが映える

バン

シボレー

モノ選びは直感。既製品で存在しない物は作ってでも納得のいくモノを愛用したい。そんなこだわりの強いオーナーに好まれるビンテージバン。飾り過ぎはナンセンス。ありのままを受け入れる余裕が魅せる“濃い目のバンライフ”。

ランキング


2024/12/03

アメ車&ドイツ車を専門に扱う日本有数の解体ショップ【T&K インターナショナル】

メンテナンス

ショップ

MAINTENANCE of AMERICAN CARS
解体屋ならではの迅速な対応でアメ車乗りをサポート

2024/12/02

激レア!フルウィンドーのダッジスポーツマンの愛らしさ

バン

ダッジ

いつかはウェストサイドなローライダー!そんなイメージを抱きがちなDJではあるが、本国では意外とそうでもなかったりする。現地で見たリアリティ溢れるカーカルチャーを、日本でサラッとこなすナイスガイを直撃!

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】