シェルビーと双璧を成す「ラウシュ」フォード マスタングGT ラウシュ ステージ2

クーペ

フォード

アメマガ2020年2月号

ABEカーズ

マスタングGT

MUSTANG INNOVATION

東京都

マスタング

ラウシュ

2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE2

伝統と進化に挑む MASTANG INNOVATION


2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE2

心躍るパフォーマンス、レースで培われたスタイリング

マスタングにはシェルビー、サリーン、ヘネシー・パフォーマンスなど、数多くのチューニングブランドが存在する。そしてもう一つ、「ラウシュ」もまたフォード公認のチューニングメーカー。そのポテンシャルの高さは計り知れない。

 

マスタングには「○○エディション」と呼ばれる限定モデルがよくある。その○○には往年の名車や名選手の名が刻まれて、スタンダードグレードとは異なる〝特別感〟を演出している。また、限定モデルだけではなく、レースの世界で輝かしい成績を残したレースレジェンドがチューニングメーカーを起ち上げて製作したハイパフォーマンスモデルも、マスタングには数多い。中でも一番の知名度を誇るのはやはり「シェルビー」だろう。ここ最近ではGT500をラインナップするなどして人気は高い。

 

そのシェルビーに対して「ラウシュ」もまたハイパフォーマンス・マスタングを製作するチューニングメーカーの一つである。キャロル・シェルビーと並ぶレースレジェンドであるジャック・ラウシュが立ち上げた、フォード公認のメーカーである。日本での知名度は決して高いとは言えないが、本国では絶大なる支持を受けている。そんなラウシュが手掛けたマスタングがアベカーズに入庫したということで確認に伺った。

2015 フォード マスタングGT ラウシュ ステージ2、2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE22015 フォード マスタングGT ラウシュ ステージ2、2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE2

ラウシュ・マスタングには「ステージ1」「ステージ2」「ステージ3」の3タイプが用意されているのだが、もっともハイスペックなステージ3にはラウシュTVSスーパーチャージャーを搭載して710hp(2019モデル)というスペックを誇っている。取材車両は2015年型のステージ2。この手のモデルにはあからさまなボディキットが装着されがちだが、実に控え。しかし、レースで培われたノウハウを基に製作されているため、貢献度は高い。エンジンには手を加えず可変式のエキゾーストシステムを組み合わせてポテンシャルアップを図り、ラインロックといった機能を有するなど、大人しそうに見えて実は…的な要素がラウシュの魅力だろう。

2015 フォード マスタングGT ラウシュ ステージ2、2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE2DSC_47282015 フォード マスタングGT ラウシュ ステージ2、2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE2

エアロポケット付きフロントフェイシア、ハイフローアッパーグリル&ロアオープニング、フロントチンスポイラー、フードスクープ&サイドスクープ、サイドロッカー、リアフェイシアサイドスプリッター、リアデッキリキッドスポイラーなど、全身にラウシュ製エアロパーツを纏っている。しかしそれらは決して大袈裟ではなく、さり気なく装っているところに渋さを感じる。

ホイールはラウシュオリジナルの20インチ。ツインタイプの5スポークデザインが採用することでスポーティさを演出。カラーはクイックシルバー。タイヤサイズはF:255/35R20、R:275/35R20。ブレーキはブレンボを装備。

ステージ2仕様のエンジンは、標準のGTと同じ5.0ℓV8が搭載されており、とくに手を加えている部分はない。だが、マフラーにはクワッドチップを備えたラウシュアクティブパフォーマンスエキゾーストシステムが装着されているため、排気サウンドの変更を可能とする。さらにシフトは6速マニュアルトランスミッションを介して行なわれ、LSD、ラインロック、ローンチコントロールを装備する。

2015 フォード マスタングGT ラウシュ ステージ2、2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE22015 フォード マスタングGT ラウシュ ステージ2、2015 FORD MUSTANG GT ROUSH STAGE2

インテリアの基本デザインは標準のGTと大きな違いはないものの、ダッシュパネルやペダル、シルプレートにROUSHのロゴが配されているため、特別感が高まる。


Thanks:アベカーズ多摩ガレージ

TEL:042-311004
https://www.abecars.jp


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 2月号掲載


最新記事


2025/01/16

2列シートのグランドチェロキーに対応するBCDボディキットの発売を開始

SUV

ジープ

ジープ・グランドチェロキー専用のボディキット「BCD」をプロデュースするセンスが、3列シートのグランドチェロキーL用に続き、2列シートのグランドチェロキーに対応するBCDボディキットの発売を開始した。純正デザインを崩さず、違いを表現したいというニーズが高いだけに、益々BCDを求めるオーナーが増えそうだ。

2025/01/16

アメ車マガジン2025年3月号 絶賛発売中!

雑誌

アメ車に乗る最大の理由「カスタムを楽しみたい」に焦点を当てた特集号。そしてアメ車マガジン初開催のアメ車女子会も完全レポートします!

2025/01/15

【シボレーカマロ】オリジナルへのこだわりを棄てることで手にした悦楽

クーペ

ビンテージ

シボレー

シボレー・カマロといえばアメリカン・マッスルカーの象徴。その誕生は1966年。フォード・マスタングに勝つために生まれたのは有名すぎるストーリー。その初代モデルの中でもSSグレードが、三重県のバーニーズの店頭に並ぶこのクルマである。

2025/01/14

熊本にカスタムカーが大集合、過去最大の盛り上がり!【KCM FESTIVAL 2024】

イベントレポート

アメ車のみならず、オールジャンルのカスタムカーの一大イベント。開場してから終了まで、オーディエンスの入場がひっきりなし! また2025年の盛り上がりにも期待しよう!

ランキング


2025/01/15

【シボレーカマロ】オリジナルへのこだわりを棄てることで手にした悦楽

クーペ

ビンテージ

シボレー

シボレー・カマロといえばアメリカン・マッスルカーの象徴。その誕生は1966年。フォード・マスタングに勝つために生まれたのは有名すぎるストーリー。その初代モデルの中でもSSグレードが、三重県のバーニーズの店頭に並ぶこのクルマである。

2025/01/14

熊本にカスタムカーが大集合、過去最大の盛り上がり!【KCM FESTIVAL 2024】

イベントレポート

アメ車のみならず、オールジャンルのカスタムカーの一大イベント。開場してから終了まで、オーディエンスの入場がひっきりなし! また2025年の盛り上がりにも期待しよう!

2025/01/13

ノーマル?ローダウン?リフトアップ?アナタならどのハマーH2を選ぶ?

SUV

ハマー

素のままでも十分過ぎるほど強烈なインパクトを放つハマー・H2。だがそれでは満足できずにさらなる高みを目指すためカスタムを施す。今回はノーマル、ローダウン、リフトアップ、3車3様の違いを検証。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger