エアロフォルムが魅力的な第三世代チャージャー

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アメマガ2020年3月号

不動のDODGE

1973 DODGE CHARGER

不動のDODGE ダッジの魂に魅了される


1973 DODGE CHARGER

ロングノーズ&ショ ートデッキが際立つ、疾走感のあるサー ドジェネレーション

排気ガス規制によって本来のパフォーマンスを保持できなくなった分、空力特性に重点を置いてよりスタイリッシュなフォルムを得た3rdチャージャーは、NASCARウォリアーとして活躍してアメリカでは人気のモデルだ。ダッジ・チャージャーは、アクション映画の劇中車としての採用例が多いだけに、MOPARの中でもとりわけメジャーな存在。しかし、そこでは第二世代(68~70年型)に集中しており、実車としての露出をはじめ、モデルカーなどでも製品化されるのも、第二世代に集中している。

1973 ダッジ チャージャー 1973 ダッジ チャージャー

マッスルカーとしてのポテンシャルの高さを基準にすると、パワーダウンする71年以降は魅力に欠けるかもしれない。しかし、第三世代(71~74年型)では、パワーが低下しながらも、NASCARで成果を上げるべく、エアロフォルムのニューボディで生まれ変わった。それまでの箱型フォルムとは打って変わって、ロングノーズ&ショートデッキが際立つ流線型のフォルムは、疾走感のある美しいデザインなだけでなく、実際に空力特性に優れている。


また、マッスルカーとしての性質が薄れた分、ラグジュアリーな要素が高まっているのがポイント。中でもスペシャルエディションのSEでは、クォーターガラス周辺の処理が大きくアレンジされ、専用のキャノピータイプのバイナルトップ&トリプルオペラウインドーを採用。独創的なスタイルでトリミングしたトップのデザインは、MOPARならではのオリジナリティが感じられ魅力的だ。


マッスルからラグジュアリーな路線で進化した第三世代として、定着しだした73年型は、歴代チャージャーの中で一番の高セールスを誇る。マッスルとしてのイメージが強いチャージャー ではあるが、他のモデル同様に、年式によってキャラクターは変化するもの。過渡期ともいえる第三世代では、ラグジュアリーの要素が定着した73年型のSEもまた、その時代のチャージャー らしさに溢れており、今こそ魅力的に映る。

1973 ダッジ チャージャー 1973 ダッジ チャージャー

SEグレードならではのキャノピースタイルのバイナルトップや、トリプルオペラウインドーなど、これまでよりもラグジュアリーなイメージが多く盛り込まれている。71~72を受け継いでいるように見えるが、ボディは全長、全幅共、わずかに大きくなっている。

1973 ダッジ チャージャー 1973 ダッジ チャージャー

ステアリング、ステアリングコラム、ダッシュ、コンソール、ドアパネルまで、徹底してグリーンで統一された内装は、まさに70年代らしいリッチ感。ウッド調の化粧パネルとのコントラストも素晴らしい。

V8エンジンの318ci搭載車

スタンダードとして設定されてV8エンジンの318ci搭載車。エコノミーな2bbl仕様で、最大出力は150hp程度だが、車重を感じることなく軽快に走る。トランスミッションは3足ATのA727。

マグナムホイール マグナムホイール

マッスルカーでは定番のマグナムホイールは、MOPAR純正では14インチだが、ここでは社外の15インチを採用。往年の雰囲気のあるホワイトレタータイヤをチョイスしている(FUTURA GL S F:225/60R15、R:255/60R15)。


Thanks / BUBU 横浜

TEL:045-923-0077
URL:https://www.bubu.co.jp


PHOTO:編集部
TEXT:石橋秀樹
アメ車マガジン 2020年 3月号掲載


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