【1994年型シボレー・カプリス】クラシックでモダンな曲線基調の魅力を探る

セダン

カプリス

アメマガ2020年4月号

愛知県

THE 90's STRIKES BACK

オレンジカウンティ

1990年代のアメリカ自動車シーンを代表する車、1994年型シボレー・カプリス。クラシックとモダンのバランス保ちながら大幅にモデルチェンジした4代目カプリスは、タクシーやパトカーの人気モデルであり、セダンやステーションワゴンなど様々なボディスタイルがあった。この記事では、モダンなスタイリングが今日でも魅力的な点について熱くご紹介する!

1994 Chevrolet Caprice

THE 90's STRIKES BACK ナインティーズの逆襲


1994 Chevrolet Caprice

ナインティーズを代表するアメ車:4thカプリス、モダンなスタイリングは今見てもグッとくる!

クラッシックなアプローチにしてモダンなフォルムとメカニズムで一新した4世代目カプリス。フルサイズにして扱いやすく、パフォーマンスとエコノミーを両立。タクシーやポリスカーで採用されたお馴染みのポピュラーモデルだ。

 

シボレーのフルサイズ車として1965年にデビューしたカプリス。同じBプラットフォームを共有する、ビスケイン、ベルエア、インパラの中で中間的な存在で、2ドアクーペ、4ドアハードトップ、ステーションワゴンのバリエーションでラインナップ。アメリカの平均的なファミリーカーとしてメジャーな存在で、ポリスカーやタクシーでも採用されるポピュラーなモデル。国内でもハイヤーで採用されたこともある。3世代目の最終90年型までは、直線基調のオーソドックスな箱型車だったが、91年からの4世代目では、空力特性を加味した曲線によるしなやかなフォルムとなり、時代に見合うモダンなスタイリングを構築。

 

「ひっくり返したバスタブ」と批判されたりもしたが、フルサイズならではのオーバーハングの長いクラッシクなイメージと、モダンなフォルムとのバランスが取れた独創的なルックスは今こそ魅力的だ。ボディスタイルは4ドアセダンとステーションワゴンの2種。クラシカルなリアフェンダースカートは93年型よりセダンではオープンタイプに変更、ワゴンはそのままスカートを継続した。

 

搭載されたエンジンは、289、305、350のV8のみで、パワフルでリッチな走りと低燃費を両立したが、ファミリーカーのニーズがセダンからSUVにスイッチしたことで、96年をもってカプリス自体がラインナップから消えてしまう。結果として、4世代目のカプリスは、V8搭載の後輪駆動によるフルサイズセダンとしては最後の存在となった。ポピュラーな存在で国内でも多く目にしたが、ホビーのフィールドでにニーズの高かったワゴンに対してセダンは極めて少数である。

現代にもマッチするスタイリッシュセダン

1994 Chevrolet Caprice

4世代目のカプリスは、国内においては歴代カプリスにおいて最もメジャーな存在。ボディースタイルにおいてはステーションワゴンの方がメインで、セダンとなるとかなり少数で、セダンとしては兄弟車にあたるインパラSSに人気が集中していた。アメリカと違って、日本ではファミリーカーとしての需要は極めて少なく、アメリカ車ファンがホビーとして所有するケースがほとんど。そのため、カプリスではステーションワゴンに人気が集中し、カプリスのセダンは希少な存在なのだ。

 

そのセダンにはモデルイヤーによってネーミングは異なるが、ベーシック、フラッグシップ、スポーツの3種類のトリムが存在する。この個体は、上級グレードとなるカプリス・クラッシックLSセダン。エクステリアでは、スタンダードはベーシックなホイールキャップなのに対して、LSではスポークホイールに見えるリッチなホイールキャップを備えているのが相違点。スポーク部はダミーではなく、キャップといえども、一般的な圧入式ではなく、センターハブ内に隠されたナットで固定するセンターロック式という凝った造り。フロントフェンダーには「LS」のバッジが付く。

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インテリアにおいては、スタンダードではシートがファブリックだが、LSではレザーが採用される。同等の仕様内容は各モデルイヤーで利用可能であっても、LSのネームミングが与えられたのは93~94年の2年間のみとなる。

 

この個体はまるで新車のようにクリーンな状態だが、レストアを施したわけではなく、美しい状態を保持し続けた希少なカリフォルニアサバイバー。ごく最近海を渡って日本国内にて登録されたばかり。デザインがモダンな上で新車のようなコンディションとあって、現代の街並みにもマッチする。

 

この個体は、とにかくありえないほどのグッドコンディションを保持する低走行距離車とあって、全てのタッチが良好で子持ち良かった。車重とのバランスの良いサスペンションレイトによる乗り味の良さもこのモデルならではの魅力。全長は5.4mを超えるも、ホイールベースは2.9mに収まっており、ハンドルの操舵角が大きいことも相まって、フルサイズらしからぬ取り回しの良さは魅力大である。

1994 Chevrolet Caprice

リアフェンダーがオープンタイプな上、サイドミラーが“ ロリポップ” タイプ&Cピラー部のガラスが3角形を保持していることで、94年型と判断できる。明るいベージュの車体色がなんともアメリカ的。この個体は、わずかなロワードによるプロポーションの良さで魅力度もアップしている。

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最も目を引くワイヤーホイールは、純正オプションによるホイールキャップ。リアルにスポークを採用し、センターロックで固定する凝った造り。イメージに見合うホワイトリボンタイヤはUS YOKOHAMAのAEGIS LS4(225/70R15)。

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設定された3種のV8の中で最上級となるLT1(350ci/5.7L)を搭載。最高出力260hpを発揮するインパラSS と同等の仕様で、エギゾーストも共通の2 本出し。トランスミッションは4速AT(4L60/4L60E) のみでラインナップ。

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ファブリックが基本のシートがレザーでアップグレードされているのがLS(93~94年型)のポイント。ダッシュのデザインは、初期の水平に対してこのカマロタイプになるのは94年型から。ベージュとウッドの美しいコントラストがアメリカ的で魅力的!


Special Thanks ◆ Orange County

TEL:0561-64-3888
HP:www.orange-county4u.com/
Photo & Text 石橋秀樹
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

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