マニアック顔の粋な純正風味でアストロ&C-1500をナチュラルに乗りこなす!
1995 CHEVROLET ASTRO
1993 CHEVROLET C-1500
バラ色のアメ車人生 アメ車に乗れば必ずHAPPYになれる!
1995 CHEVROLET ASTRO / 1993 CHEVROLET C-1500
90年代にカスタムベースとして一世風靡したアストロ&C-1500。当時誌面を賑わしていたのは純正車高よりもロワードが中心。フルエアロに大口径ビレットホイールはお約束のスタイルだった。あれから20年、あえての純正風がトレンドの兆し!
無機質なボディカラーがライフスタイルを彩る影の立役者
バラ色のタイトルながら、シルバー&ガンメタリックの無機質な色味のアメ車2台で登場するMASAファミリー。バラ色の彩りを添えるのはクルマではなくファミリーと言わんばかりに、ファニーな娘さんと生まれたばかりの赤ちゃんを連れて取材に応じてくれた。
元々はMASAさんのC‐1500とセカンドカーにプリウスを所有。遠出する際はC‐1500のフロントベンチに三人仲良く並んで出かけるのがお決まりで、プリウスは主に奥さんの足として愛用していたが、1年ほど前に長男誕生を控えて家族がゆったり乗れるクルマへの乗り換えを検討したのが事の始まりだ。

見積もりを取って金額を見た際に、これだけ出すならアストロをフル整備してもお釣りがくるからと妻にアストロを勧め、タイミングよくディーラーモデルのLTを見つけて即決したそうだ。決め手はその無機質なボディカラーと角目のマニアックなフェイス。
実はMASAさんのC-1500もフィラーの付いた前期顔にこだわっており、無機質なガンメタリックが本国感を漂わす。元々Cノッチでロワードフォルム化されて後期グリルに換装されていたが、友達が所有するC‐1500の純正車高に感化されて、メキサバ純正リーフ組み換えや純正スピンドル、コイルを駆使して純正車高に復元。
グリルは前期物に戻し、オリジナル志向に返り咲いた。その際、本国からゲートデカールを取り寄せ、フェンダーアーチモールも追加、C‐10用のラリーホイールで足もとをコーディネートしてサラッとしたナチュラルスタイルに。
主役はクルマじゃなくて家族!と言うMASAさんにとって、家族が安心快適に乗れる純正車高は必須条件。無機質な色味と控えめな主張のアメ車2台は、愛する家族を陰で支える縁の下の力持ちとして活躍してくれることだろう。
1995 CHEVROLET ASTRO




飾らない雰囲気でフェイスの愛嬌を二割増しにしてくれる角目のディーラーフェイス。現車はAWD モデルでヒッチキャリアも付いており、アウトドアの足や車中泊にも大活躍。ボディカラーにマッチするトルクトラスト2の履きこなしも粋。ちなみに鍵穴周りのひっかき傷を防ぐ目的でディーラーが用意していたボウタイマーク入りのプレートも、なかなかの激レアアイテムである。
リアルウッドの質感が味わい深い当時物のウッドパネルに90年台ならではのデジタルメーター、そして95年モデルのレトロファニチャーでモダンなモケットシート。飾り気のないシンプルな仕立てが、クリーンで爽やかさ印象を醸し出し、好感が持てる。
1993 CHEVROLET C-1500



5.7L V8のTBIを搭載する93年型C-1500。VORTECよりも濃厚なV8サウンドがお気に入りのポイント。C-10用のラリーホイールは8Jに32×11.5R15のマニアックなサイズ設定でBF-Goodrichホワイトレターを裏履き。ちなみに良く見るとセンターキャップがGMCになっていたりと、微妙に異なる純正アイテムが共存している。
純正デッキをストックしつつ、エアコン吹き出し口下にさり気なく1DINオーディオを追加することで、コックピットから見える景色まで当時らしさにこだわるインテリア。90年台ならではのブルーモケット中心のカラーコントラストもガンメタリックのエクステリアにマッチしており、純正ステアリングをストック。年式の割にはクリーンな状態をキープしている。
Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載
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