押し出し感の強い威風堂々とした表情で魅力を放つクライスラー300C
LBWK LIBERTY WALK
CUSTOM OWNERS FILE⑥
CHRYSLER 300C
LBWK CUSTOM OWNERS FILE
CHRYSLER 300C OWNER : はじめちゃん
ワイドボディやスラムドスタイルはサラッとラフに乗りこなせ!
日本のみならず世界にその名を轟かせるリバティーウォーク。その独創的なスタイルに魅了されるファンは国内外を問わず増殖中。常にトレンドの最先端を行く姿勢は多くのカスタムフリークたちを虜にし、同社のカスタムコンプリートモデルを指名買いするユーザーも多い。しかし、クルマは飾って眺める物じゃない。ラフに走らせて楽しんでこそ本当の価値がある。
極艶、漆黒、威風堂々の風格を極める!
新旧甲乙付けがたい魅力を放つ300だが、フェイスのインパクトだけで言うと、押し出し感の強い威風堂々とした表情で魅力を放つ旧モデル。キャデラック優勢だったアメ車のセダン部門で、新たなキャラクターが加わることで再びセダンブームを巻き起こし、国産VIP系から300Cへと乗り変えるオーナーも当時は多かった。
現車はリバティーウォークの従業員が過去に所有していた車両で、LBフルエアロにフォージアートホイール、エアフォースのエアサスペンションなど、手塩にかけてカスタムを施したのを3年前に購入。アメ車が好きでリバティーウォークに遊びに行くたびに様々な車両を目にしてきたが、その中でもっとも存在感が際立っていたのがこの300で、ほかの選択肢はなかったと当時を振り返る。さすがに2008年モデルなので多少の経年劣化による整備やメンテナンスは必要となってくるが、大きなトラブルはなくグッドコンディションを保つ。
また、洗車傷の目立つ手入れの大変な漆黒ボディだが、常に磨きを怠らずに極艶ぶりをキープしている点も称賛物。新車から10年以上経つと中古車市場でも良い個体と悪い個体の差が歴然となってくるが、こうして大切にするオーナーの手に渡れば20年、30年と時を刻み、次世代のビンテージモデルとして来世に残していける可能性も高まる。価値ある個体を残すも廃らせるも、巡り合うオーナー次第と言えるだろう。
発売当初はベントレーに匹敵する顔面力で威圧感抜群だった300C。ここ数年は中古車の球数も徐々に減少傾向で、程度の良い個体の希少性が高まりつつある。大切に扱ってきた車両は将来ビンテージモデルとして再び脚光を浴びる可能性もあるので、このまま頑張ってコンディションを維持して欲しいところだ。
THANKS:LIBERTY WALK
TEL:0561-51-0001HP:https://libertywalk.co.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載
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