インパラでアウトドアは厳しいだからこそH2は手放せない

クーペ

シボレー

ハマー

アメマガ2021年9月号

JAYCO

インパラ

TWO-WAY二刀流でアソぶ!!

H2

1965 CHEVROLET IMPALA
2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

TWO-WAY二刀流でアソぶ!! 1台だけでは物足りなくなってしまったオーナーたち


1965 CHEVROLET IMPALA
2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

ハーレーでUSカルチャーに目覚め、複数所有を繰り返して辿り着いた理想形

複数台所有と言えば、どちらか一台はちょっとコンパクトで街乗りに便利だったり、ファミリーユースとして快適な3列シートを備えていたりするもの。しかし彼はどちらもフルサイズで、トレーラーまでけん引する始末。一体どんなライフスタイルなのか?その全貌に迫る!

アメリカ文化にハマって物欲が止まらない!

兵庫県在住のMASAさん。元々はシルビアなどのスポーツカーが大好きで、バイクはドゥカティなど走りに徹したスポーツバイクを愛用していた。しかしハーレーの奏でる3拍子サウンドに興味を持ち始めて購入するや否やドップリとアメリカンモーターサイクルの世界にハマったのが大きなターニングポイントとなる。


それからはアメリカ映画に出てくるクルマやバイクにばかり興味を持つようになり、12年ほど前に2008年型マスタングコンバーチブルを購入したのが初めてのアメ車。その後、2003年から2005年までのわずか3年しか生産されなかったレアモデル、ナビゲーターを一回りコンパクトにしたエクスプローラーベースのアビエーターでV8の味を占めて一気にヒートアップ。


ちょうどキャンプにもハマり出したタイミングで積載性を考慮して当時流行っていた逆輸入車の大本命2014年型のタンドラを手に入れた。しかし、さすがに通勤で乗るにはデカすぎるからと普段の足用としてアストロを追加。ここで二刀流のアメ車ライフが始まった。

1965 CHEVROLET IMPALA

一度二刀流を味わうと抜け出せないと言うセオリーどおり、どちらか一方を手放すタイミングは既に次の目ぼしいアメ車を見つけた時。タンドラの顔が変わって興味を示した時は2018年型のタンドラへ衣替え。片方が新しくなると、もう一方も乗り変えたい願望が高まる性分なのか、アストロを売却してボーテックを積んだハマー・H2へとステップアップした。

2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

その間、ジェットスキーを愛用していたものの、キャンプ熱が高まって乗る機会もめっきり減ってきたし、タンドラとハマーならどちらでも引っ張れるかなとアウトドアライフの極みであるアメリカンキャンピングトレーラー・JAYCO Jay Flight SLX154BH BAJAを迎え入れた。さすがに物欲に任せて買い過ぎたのを反省したのか、仕様用途の被るタンドラとH2を天秤にかけて2台乗り継いだタンドラを手放した。

2005 HUMMER H2

ここで二刀流ライフはピリオドを打つのかと思いきや、今度はまったくジャンルの異なるビンテージの世界へ。1965年型か1968年型のインパラもいつか乗ってみたいと憧れていた車両で、何気なく地元周辺で在庫がないか検索した矢先、市内で1965年型が売りに出ているのを発見


コレも何かの縁だと即連絡を取って即決したと言う。今までのアメ車とは勝手が異なり旧車特有のトラブルや意地が大変だと身に染みつつも、よりコアなアメ車ライフと奥深さが良い刺激となる。


インパラは完全に趣味のクルマ。一般的にはデカ過ぎと言われがちなH2も意外と小回りが利いて駐車場でも困らない足車。用途に応じて使い分けられるのが複数台所有の良いところであり、高い買い物となったインパラは大切に乗り続けていつか、息子に譲ってやりたいと語る親心もまた、感慨深いものがある。


1965 CHEVROLET IMPALA

1965 CHEVROLET IMPALA

元々はハイドロを組んだローライダー仕様だったモノをバネサスのマッスル仕様へ変更。327オリジナルエンジンにエーデルブロックのキャブを搭載し、700R4のミッションはオーバーホール済。ワイヤーホイールを脱ぎ去ってアメリカンレーシングのトルクトラストⅡ18インチと少し大きめで合わせた。ブレーキはディスクブレーキ化して制動力も強化済みだ。

DSC_7184DSC_7190 DSC_7219DSC_7191 DSC_7226DSC_7229

元々ブルーインテリアだったが、マッスル感を高めるべくブラックインテリアに変更。オーディオは当時物のラジオデッキ風ではあるが、Bluetooth対応品の本国物を見つけて自分で取り寄せDIYでインストール。インパネの雰囲気は当時らしさを残しつつ、スマホなど最新のデバイスで音源再生が可能!


2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

DSC_7110

DROPSTARS 22インチのディープリムにワイドフェンダーで逞しさの増したH2。マフラーはラグジャスの4本出しで重厚感溢れるサウンドが心地良い。どちらを手放すか悩んだ2018年型タンドラの方が断然高年式ではあったが、長さや居住性、ラゲッジスペースなどを考慮するとやはりH2を残すのが賢明。黒基調に適度なクロームのアクセントもバランスが良く、BAJAエディションのブラックリムとのトータルコーデも完璧!

2005 HUMMER H2 DSC_7139 DSC_7159 DSC_7242DSC_7135 DSC_7173DSC_7166 DSC_7167DSC_7168

2005年後期モデルで内装は大きなカスタムこそ加えていないものの、けん引時の死角を払拭すべく、フロント、両サイド、トレーラーけん引時要のバックカメラを装着。

image_6483441 DSC_7147DSC_7146

ずっと欲しかったアメリカンキャンピングトレーラー。JAYCO Jay Flight SLX 154BH Baja Edeition。四駆との相性が良い仕様で、H2とドッキングした時のマッチングは最高。けん引はジェットスキー時代からやっていたのでお手の物だが、さすがに自宅前では転回が厳しいため、大きなラジコンを操作するようにリモートコントロールで操れるシステムを導入。室内はもはや家そのもので、アウトドアライフはもちろん、万が一の災害時も安心!


DSC_7061DSC_7072 DSC_7053DSC_7058DSC_7050

ご自宅はフルサイズ3台が余裕で止まるスペースだけど、JAYCOが快適過ぎてMASAさんの第2の家としてフル稼働中(笑)以前バイク置き場として使用していたガレージ部分はお気に入りの雑貨やホビーがズラリと並び大人の秘密基地状態。トレーラーが加わった事で2WAYな楽しみ方が出来る様にスケールアップした。ちなみにファットバイクも親子で二刀流(笑)

OWNER : MASA


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

最新記事


2023/12/04

-アメカルにまつわるエトセトラ- #33 NICE BUDDY

コラム

2023/12/04

色のコダワリは無いが、何故か黄色のチャレンジャーを3台乗り継ぐ

クーペ

ダッジ

走れるチャレンジャーカスタムを提案するCARBOX。ヘルキャットオーナーの竹林さんは、実はこの車両が3台目のチャレンジャーだったりする。

2023/12/01

道なき道の先の目的地へ、クルマ選びは走破性最優先!ラングラーアンリミテッドサハラ

SUV

ジープ

「Jeepとアウトドアは相性が良い」。そんな生温い話ではなく、一歩間違えれば死を覚悟して挑む過酷なクライミングに挑戦し続ける週末冒険家の藤本さん。そんな彼が愛用するラングラーが生々しくてカッコいい!

2023/11/30

半世紀を超えてもなお、ファンを魅了し続けるベビカマ

クーペ

ビンテージ

シボレー

2ℓ搭載がスタンダードになった現代版のシボレー・カマロ。決して現行モデルが物足りない訳じゃない。扱いやすさに快適性、燃費にパフォーマンスと、何を比較しても半世紀前のモデルの比じゃない。それでも魅力的に映えるカマロのファーストモデル。通称「ベビカマ」。その魅力に迫る。

ランキング


2022/05/31

知名度が抜群に高いのがファースト・ジェネレーションのダッジ・チャレンジャー

クーペ

ビンテージ

1973 DODGE CHALLENGER

2019/03/27

漆黒のごとく深い艶を放つシェベル。そのコンセプトはマイアミから生まれたNEW STYLE。

クーペ

ビンテージ

シボレー

アメリカン・ヴィンテージカーの金字塔、シボレー・シェベルについてご紹介。1970年にカスタムされたシボレー・シェベルSSに焦点を当て、その特徴やアップグレードを詳細に解説する。深みのあるブラックボディ、モダンなカスタム、LS1エンジン、大型ホイール、強化ブレーキ、高度なサスペンションなど見どころ満載。

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!
UNDERWOOD BRAND【アンダーウッドブランド】

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]