キャンプシーンを彩る頼もしき相棒「ラムバン」
2000 DODGE RAM VAN
Let's Enjoy Van Life! AMERICAN VANS -いまこそVANに乗ろうじゃないか!!-
イベントで目にしたビンテージバンに惹かれ迎え入れたラムバン
2000 DODGE RAM VAN
車中泊ができるクルマを模索するなかで出会ったのが、チョコレートカラーで身を包んだラムバン。後藤夫妻にとっては初めて所有するアメ車となったが、この出会いによって二人のライフスタイルは、これまで以上に充実したものとなるに違いない!
キャンプシーンを彩る頼もしき相棒「ラムバン」
愛車であるラムバンを2021年の3月に購入したばかりだという後藤夫妻。そのキッカケは2020年に開催されたキャンプイベント〝グリッド・ポイント〟に参加した時に見た、お洒落でかっこいいクルマたち。その中でも惹かれたのがビンテージバンで「色んな方の車内を見せてもらったり、お話を聞かせてもらったりしてかなりの刺激を受け、いつかは車中泊できるクルマに乗りたいなと思いました!」。
後日、前車のボルボ240の車検が残り1年を切ったこともあって中古車情報サイトで古めのバンを検索してみたところ、ちょっと気になるラムバンを発見。しかもそのショップが近所であったため、その勢いのまま覗き見へ行った次第。これまでアメ車を所有したことがなかっただけに知識がまったくなく不安だったそうだが、ショップのオーナーから色々と話を聞いてすっかり心はラムバンに傾いていたものの、自身でももう少し調べたいとのことでその場では決めず一度持ち帰った。しかし、翌日には決心を固め購入したそうだ。決め手は前車と年間の維持費があまり変わらなかったことと、ラムバンの台数が少ないため、気に入ったカラーに出会えるチャンスがなかなかないと思ったことの2点。とにかく内外装を見た瞬間から気に入り、近くにアメ車専門店があることも今後乗るうえで安心できたポイントとなった。
気に入っているのはとにかく色で「ツートンのチョコレートカラーと、内装のレザーのベージュがたまらなく好みにマッチしました!でも本当はもっと古いモデルのラムバンが好みなのですが、なかなか出てこないとのことで、初めてのアメ車なのでこの新しめのモデルに決めました」とのこと。
とはいえ、初めてのアメ車で前車よりもボディサイズがだいぶ大きくなるけれど運転面に不安はなかったのだろうか。「初めての左ハンドルで高さもあるので不安でしたが、数回乗って慣れました!今はもうこれより小さいクルマには戻れないくらい、運転もしやすくて快適に過ごせています。また、よく夫婦で運転を交代をするのですが、車内が広いので降りることなく交代できるのも便利です。あとはアメ車独特のV8音がかっこよくて、音も心地よくサイコーです!!不満を強いて言うなら、波乗りしているかのような縦揺れが気になるのと、サイドのスライドドアをビシッと閉めるにはコツが必要なことです。あとは燃費が悪いことと、1ナンバーなので高速代が今までよりも高くなったことですかね(笑)」。 二人の趣味は写真からも分かるとおりキャンプ。
これまでに所有してきたクルマでもキャンプを楽しんできたが、ラムバンはさらにその幅を広げてキャンプシーンで大活躍。このクルマとキャンプを通じて仲間との縁も深まり、「ラムバンにして本当に良かった」と感慨深げ。後藤夫妻のバンライフはまだ始まったばかりだが、これから楽しい思い出を紡いでいくことだろう。
二人がとにかく気に入っているのが内外装のカラー。エクステリアはブラウンをベースとしたツートンとなっているため、まさにチョコレートさながらのビターテイスト。それにインテリアもエクステリアと同系色で纏められており、「これがたまらなく好みにマッチしました!!」と意見が一致してセレクト。
車内は車中泊が快適にできるようにと、イレクターパイプで棚を作り、お気に入りの柄のビンテージカーテンを付けたり、ハンモックを付けて天井に小物置きを設置したりなど、工夫を凝らしながらしながらDIYで仕上げている真っ最中。海外のバンライフの写真を参考にしながら、ボディカラーに合わせてビンテージ感と温かみを意識して仕上げているそうだ。
「取材日は山梨県の西湖でキャンプしているので、お待ちしています!」とのことで伺うと、ラムバンを中心にサイトを展開。その傍らには持ち込んだカヤックが置かれ、時を見ては湖に浮かべてクルージングを満喫。
OWNER : gotooutcamp / hiroyan.g
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 10月号掲載
最新記事
2024/10/12
キリっと引き締まった新顔がチャームポイントの新型モデル【ジープラングラー】
アメリカ本国ではすでに発表されていた新型モデルを、2024年5月10日から全国のジープ正規ディーラーで販売を開始した。今回はあまり大きな変更は実施されていないものの、アイデンティティであるグリルをデザインしなおしていることが一番のトピックだ。
2024/10/11
カリフォルニアハウスには国産車よりも断然アメ車が似合う!【1978y シボレーC-10】
赤いC-1500で一度本誌にも登場したことのあるオーナーさん。実はその後ハイエースへと乗り換えて数年間は便利で快適なカーライフに身を置いていた。しかし、自宅に停めたその雰囲気がシックリこない。セカンドカーのジムニーでも何か違う。ってことでC-10を停めてみたら完璧!
2024/10/10
直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】
故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!
2024/10/09
VW TYPEⅡの対抗馬に相応しいCalでVintageなルックスを継承【フォードエコノライン】
61年にファルコンをベースに誕生した初代エコノラインは、エンジンを床下にレイアウトしたキャブオーバーワンボックスバン。当時のVWタイプⅡに対抗すべくリリースされたとの噂。その二代目となるのが68年よりモデルチェンジを果たしたこちらの個体だ。