ウッドを感じられる優しいアストロ、キャンプ仕様にDIYカスタマイズ
![](/cms/amemaga/uploads/2021/12/IMG_0121.jpg)
1995 Chevrolet Astro LT AWD
Let's Enjoy Van Life! AMERICAN VANS -いまこそVANに乗ろうじゃないか!!-
1995 Chevrolet Astro LT AWD
キャンプ仕様にDIYカスタマイズ、ウッドを感じられる優しいアストロに
キャンプを楽しむために入手して、キャンプ仕様にDIYで仕立てるところからスタート。ウッドでアレンジしたインテリアは、機能的なうえに、ウッドならではの落ち着いたルックスと木の香りでリラックスできる快適空間としたアストロ。
カスタムもライフスタイルもスローライフがイイ
国内におけるアメ車ブームのきっかけになるほどの人気モデルとなったアストロ。アメリカンなルックスにして日本でも扱いやすいミニバンならではのサイズ感、ファミリーカーとしての使い勝手の良さや経済性など、様々な要素でフレンドリーなモデルなだけに、85年のデビューと同時に大人気となった。
アメリカでは商業用が主流だったが、日本ではカスタムやキャンパーコンバージョンなどのホビーのフィールドが主流だった。人気モデルとして個体数が多く存在しただけに、時間の経過とともに中古市場では安価となったことで、初めてのアメ車として入手するケースも多かった。
近年ではビンテージの領域に入ったこともあり、そもそもカスタム主流だったため、ストック状態を保持する個体は稀。そんな中でこの個体は、純正の2トーンカラーを纏った4WD車という点でなかなか貴重な存在。第二世代の中でも過度期にあたる95年型とあって、マスクは後期仕様ながら、インパネはレトロ・モダンともいえるデジタル表示の前期式なのがポイント。
オーナーはキャンプを楽しむための車両として、当初はフルサイズを思案。レース参戦も楽しむホビー車両として70年型ダッジ・チャレンジャーも所有しているだけに、同じダッジのラムが好ましいと考えつつも、身近なところでこの個体とめぐりあい、状態、条件、目的とのバランスの良さで入手。
木工用の工具の入手からスタートし、インテリアのアレンジは全てDIYで対応。製作から実際のキャンプでの使用まで、自分のペースで楽しむスタンスがなんともアメリカ的で好感がもてる。
純正の2トーンカラーが新鮮かつ、この個体のキャラクターとマッチしている。規格の角型2灯式にマスクもまた、2ndのアストロでは新鮮かつカジュアルで◎!設置収納が短時間で行なえるARB社製のサイドオーニングが機能的でルックス的にも◎。マットブラックのルーフボックスもクール。
搭載エンジンは4.3ℓ(262ci)のV6。最高出力は190hpと十分な数値のうえ、トルクフルなアメリカンV6とあって、市街地から長距離トリップまで不満がなく、コストパフォーマンスにも優れている。扱いやすさやメンテナンスの面でもフレンドリーな点でも魅力大。NASCARでの採用でお馴染みのスチール製にして軽量&強固なAR製バセットホイール。タイヤはAWD車のキャラクターに見合ったBFG All-Terrain T/A(LT215/75R15)。サスペンションにはカプリスやS10ピックアップなどと共有パーツが多い。
収納に優れベッドとしても機能するリアスペースの木工は全てDIYによるもの。フロアをはじめサイドパネルやルーフまで大量のウッドを使用しているため、室内はウッドの香りがたちこめるいやし空間。インパネ周辺は前期のデジタル式なのも魅力的。
Photo & Text 石橋秀樹
アメ車マガジン 2021年 10月号掲載
最新記事
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_45I0244.jpg)
2024/07/27
キャデラックはいかがでしょう?【キャデラック葛西/シボレー葛西】
GMの最高峰モデルに君臨するキャデラック。贅を尽くした高級ブランドというイメージが強いが、大統領専用車に採用されることから「絶対的な信頼性」も重視しているのは言うまでもない。単なるステータスではなく、アメリカの象徴と言えよう。
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7442.jpg)
2024/07/26
物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!
燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/DSC_2937.jpg)
2024/07/25
ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】
70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7249.jpg)
2024/07/24
アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ
名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。